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社団法人昭和経済会

理事長室より
LAST UPDATE: 2017年10月24日 RSS ATOM

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理事長室より

Vol.05-02 立国は私なり、公にあらず

 千葉商科大学学長、加藤寛先生(慶応義塾大学名誉教授)より、この度、ご著書『立国は私なり、公にあらず』をご恵送賜りました。本書は日本再生のへの提言として、竹中平蔵、塩川正十郎氏ら7人の論客と共に対談論じ合ったもので、加藤先生が行政改革の旗手として活躍されてきた教訓、哲学、業績、足跡をも勉強できるものであります。各位に熟読をお薦めします。なお著書の福沢諭吉の精神は、私の愛読書であり、教科書でもあります。

 また、東洋大学教授 松原聡先生よりご著書『人口減少時代の政策科学』をお送り頂きました。政府の各諮問委員会をはじめ、現実的な政策提言を行っておられますが、少子高齢化の社会は深刻な問題を将来に投げかけています。これらの解決にどう取り組むべきかの基本的政策が論究されています。勉強に熟読をお薦めします。

平成17年1月20日

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾

Vol.05-01 創立七十周年祝賀会

 昭和経済会は昨年、創立70周年を迎え、これを祝して11月26日、東京八重洲富士屋
ホテルで盛大な祝賀会を催しました。
 顧みて幾星霜、昭和経済会は、昭和9年5月に会を設立して、同14年8月、財務省(旧・大蔵省)本省から、社団法人の許可を得ました。会の目的は「内外の経済問題の調査研究、及び我が国の経済の国策に基づく、公私経済の発展助長、並びに会員相互の協力と親睦を図ること」で、企業家、経営者並びに、各分野で活躍する有職者を会員として会を構成する協力、啓発団体であります。爾来70年、月並みな言葉ですが、その歴史はまさに疾風怒濤、波乱万丈の世を走ってきた感があります。
 特に第二次世界戦争を体験し、我が国は焦土と化し、国と国民は多くの財産を失いました。新憲法のもとに立ち上がった国民は、戦後の混乱を乗り切り、経済復興に成功し、唯一戦争を放棄した国として平和の維持に貢献してきました。そして50年後の躍進した前世期末には、バブル経済の乱舞に酔いしれましたが、そのあとの崩壊に喘いで苦節10余年、今日ようやく経済の秩序と回復に、確かな兆候を得るに至りました。顧りみて万感胸に迫るものがあります。
 昭和経済会は創立から今日まで、よくその風雪に耐え、創立者の理念をかかげ、その目的に向って逸進し、多大の成果をあげてきました。これもひとえに会員諸兄、並びに賛助会員のご協力の賜物と、心から厚く御礼申し上げます。これからも永く会の目的と信条を継承して活動してまいる所存です。
まず、会員の軽済的、繁栄を期し、以って我が国の自由と、平和と、安寧のため直接、間接に尽すことにより、公益法人としての品位と伝統を守っていかなければなりません。我が会の誇りは、この灯火を絶やすことなく、しかるのち遠大、高遽な国家理念を標携し、これを国際社会に広めて、世界の秩序と安寧の構築を目指してまいります。
 同時に、私たちは愛情の深い絆を以って、健全な家庭の建設と維持が、その礎であることを自覚しております。又、青少年諸君の教育指導にも心して、将来の夢と希望にみちた進路を与えてゆくことも、会の大きな責任の一つであります。その確たる信念のもと、社会にあって更に、経済活動の自由、公正な市場を通じて、企業の持続的な発展と、健全な社会の発展の確保に努力しなければならないと痛感しております。
 創立50周年の年には、私たちは48名からなる経済使節団を編成して、中国を訪問しました。中国国際貿易促進委員会で王曜庭副主席以下、中国要人との会談に臨み、相互交歓を得て、日中合弁企業の立ち上げなど、日中経済交流の端緒を開き、大なる成果を収めてきました。以後、中国の開放政策にのって、中国進出を果した日本企業は枚挙にいとまがありません。その後の驚異的な中国経済の発展は、周知の通りであります。
 創立60周年記念は、日本を襲ったバブル崩壊のまっ只中で、各種事業計画が、特別企画として国内に於いて懸命に推し進められました。記念祝賀会は八重洲富士屋ホテルで盛大に開催され、会の意義と高揚に熱気を帯びた祝宴となりました。記念行事の一つに、大内義一随筆集第三巻「文学碑」を発刊しました。これは大内先生がそれまでに月刊誌「昭和経済」に執筆された巻頭随筆を一冊にまとめた珠玉編で、各位に贈呈させて頂きました。
 そして今回の70周年は、春から始まった恒例の講演親睦会を皮切りに、幾多の行事をこなして、此の度の祝賀親睦会につなげ、大方の啓発と、協力と親睦の活動を終了することができました。思いまするに、人類にとって真理は一つ、自由にして平和な世界の実現であることを痛感する昨今の内外の情勢であります。創立70周年にあたり、かかる見地に立って、将来を展望し将来を展望し、内外にわたる会員各位の更なる研鎖と、弥栄を祈念する次第であります。

 昭和経済会の創立70周年に際して数多くの祝電を頂きました。その中から代表としてお二方からの祝電を披露したいと思います。

 昭和経済会の創立70周年をお祝いし、その意義をたたへます。内外の激動を極めるなかで、会員各位のご括動を願い、その繁栄を期し、似って日本国の発展に尽力されますことを祈ります。
 元内閣総理大臣 中曽根康弘

 昭和経済会創立70周年を心から祝福し、昭和経済会の発展と、会員各位のご健康と弥栄を心からお祈り致します。私は新年1月11日を以って満93歳になります。柏井の特別有料老人ホームで専ら無為無思の独居生活をしておりますが、お蔭さまで元気に過ごしております。各位には、経済活動に忙しい毎日のことと思いますが、いつ何処にあっても皆様の御健康を祈り、繁栄ある社会の建設に尽力されることを願っております。
 早稲田大学名誉教授 大内義一

(機関紙『昭和経済』56巻1号巻頭言より)

平成17年1月1日

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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