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社団法人昭和経済会

理事長室より
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理事長室より

VOL.23.2

   開発事業に参入

  若いころに購入していた土地に新規投資を行い、開発に乗り出し地元不動産業者に売却を依頼した。インフラの整備に相当の資金を要したが、風光明媚の住宅地とあって人気を呼び、若い所帯の人たちの関心が強いことに驚いた。地域が分散されているので、販売が完了次第、次の地域の開発を行い同様の販売を行っていきたいと思っている。販売を一手に受託してくださった地元の不動産業者の手を借りることになったが、真面目な営業方針を打ち出して下さっているので安心している。建設会社に幅広くネットを張っているので、実需につながった利点を生かし、購入した土地は直ちに建築に供されて役立っているのでまことに望ましい結果を得ている。先週の土曜日に新規顧客との契約に那須塩原市に飛んだが、新幹線に乗って駅に着くと、提携先の業者殿の車に乗って行動し、手際のよい行動に安ど感が増した次第である。途中、スマホに思いのたけを詠んだ歌を打ち込んだりして、途中で買った大増の幕の内の弁当を広げて、ちょっとした修学旅行気分であった。

久々に那須塩原に商用に訪ね真冬の那須岳に立つ

商いを終えて現場を訪ぬれば普請の主が見えてめでたし

この土地と家の主は二十代夫婦に将来の大き夢あり

立派なり多額の金を自らの道に投資し充たす人生

青年の希望に満つる人生の太き道をば生きて行くかまし

雪雲の重く垂れたる那須岳に時折明けき光差す間も

冬枯れの雑木林のすがしさに風の吹きゆく影を見ており

幾たびか心にとめて那須の地に思ふ館を建ててみんとや

板室の道を真直ぐにたむけば茶臼岳に煙る雲かな

見上ぐれば黄金に光る冬空に墨絵の影を落とす那須岳

新幹線車窓に眺む山並みの寒々しくも思ゆ那須かな

躍動す我が心身の冬山に似て冬空に高き那須岳

様々な生り物を植え折々の時を楽しむ人の在りけり

板室の道に面してさる人の店の住まいに入りて休みぬ

立ざまに趣き有りぬ梁、柱木目生かして尚落ち着けり

冬枯れの雑木林を透かし見る茶臼岳の雪の嶺かな

若者が広き大地に家を建て那須岳近き景勝の地に

我が土地の若者たちの人生に役立つ誇り胸に絶やさで

那須だけの嶺吹雪くとも穏やかにふもとの里に梅の咲くらし

那須だけの山ひだ深く積雪の輝く空に煙り立つ見ゆ         以下三十首    2月1日

節分

   今日は節分である。朝目覚めてからひと風呂浴びてひげを剃った。長年使い慣れたシックのカミソリである。風呂の中で顎まで湯につかって、あらかじめ顔のひげを柔らかくしておくと、あとから花王石鹼のシャンプーを塗り、剃る時に楽である。湯船につかって湯あみしたまま顔の化粧迄念入りに済ましてしまい、一挙両得の術である。毛深い上にひげが固いから、電気カミソリでは上手に剃り切れないので良質なシックの安全剃刀を愛用してきている。寝起きの時は寒さが身に応えるが、朝ぶろに入って温まった体で冬の朝を迎えるのは何とも言えない心地よさであり、清々しい心境である。

   大きいお椀に豆まきの豆をたくさん盛って、家内と一緒に家の中をぐるぐる回って点検した後、一階、二階の部屋という部屋の窓を全部開け放った。風呂場も、厠も含めてだから隙間も見逃さなかった。一階の応接間から始まって「福は内、鬼は外」を連呼しては豆を勢いよく撒いたあと、家内が散らかった後を掃除をしながら窓を閉めていってくれた。家があたりに接近していないので、大きな声を出しても近所に聞こえることはあまりない。近所からも豆まきの声を聞いたりすることもないから、鬼を外へ出しても、苦情を受けることもない。おおらかな環境に居を構えている大きな利点である。

  ただし防犯上の防御措置は近時の人達とは連携を取ったりして助け合いのネットを張り巡らしていることは、この町会の長所である。古くからある家が多く、悪い人もいないし、ほう助意識、防犯意識は高く、専門家にも任せたりして完璧に守備しているはずである。節分の行事で、豆をまいて鬼退治に向かっているが、鬼も番犬のつもりで居れば、居ててもらってもいいのだが、古くからの習慣とでもいおうか、一応ご遠慮してもらって、鬼が居座ったり居候されても困るので節目をつけてもらうことにしている。家を守ってくれる鬼、時には悪戯をしたりする鬼、様々だが、程よく付き合って家の中は和気あいあいであってほしいものである。鬼という名称そのものが悪名なのだから、桃太郎の鬼退治ではないが、桃太郎の云うことを聞いておくに越したことはない。

鬼退治に行く桃太郎の鬼ヶ島赤鬼青鬼たむろする島

勇ましく鬼を次々と退治して奪い返せる宝の山を

我が家にもどこかに潜み悪戯をしかねし鬼と思ひ探しぬ

探し出す鬼に天下の逮捕状見せて拘束せんと促す

赤鬼が豆大福を盗み出し口にくわえて無実となえり

鬼棒を回して逃げる赤鬼のあとに子鬼がついていくなり

生垣を越えて赤鬼が逃げんとす豆をつかみて打ち倒したり

かかえたる袋にカップラーメンをあまたに詰めて逃げて行く鬼

中年とおぼしき鬼が木の下に彫り物をして昼寝しており

取り仕切るこの鬼こそに豆当てて退散せしむと決めて立つなり

二階より餓鬼を目当てに豆をまく手を振りながら逃げる鬼ども

女装して我が前に躍り出る鬼に眩みて透かし見るかな

妖艶な姿に身のうちのほころびて鬼とは言えど艶めき寄りぬ

仕掛けたる色には負けんと身を正し立てどふらつくあはれ我が身の

鬼気迫る妖艶の身に覚えなき鬼に化けたる泣ける女が

寄りてくる女の鬼に持つ豆を投げずに笑みて渡しけるかな

豆を添えポーラの女の化粧品送れば媚びて余はふらつきぬ

明日よりは立つ春の日にうららかな陽気になりて旨し此の世は   2月3日

中国の気球

  中国が打ち上げた気球が、アリューシャン列島に沿ってカムチャッカ半島に至たり、そこからアラスカを経てカナダの西北部を通過、アメリカ本土上空に達して停滞している。無断で自国の上空を浮遊する気球に、アメリカ人は疑念を持ち、不安を持ち、怒りを持ってくるのは当たり前である。多くのアメリカ人が之を観測して気球の正体を確認し、その処理をどうするか考えていた。初めはどこの気球か判然としなかったが、追跡、調査するにしたがって中国が飛ばしたものであることが判明した。これは明らかに領空侵犯であり、主権侵害も甚だしい行為である。気球はアメリカの軍需施設の偵察を目的にして飛ばしていることがはっきりして、明らかなスパイ行為である。黙認し、放置することは出来ない。

  気球自体は旧式な発想であり、前時代的なものであって、日本も戦時中に鹿島灘から風船爆弾と称してアメリカ本土めがけてよく飛ばしていたらしいが、まぐれに一発がアメリカ大陸に着弾して、その時はいったい何があったのかということでアメリカ人はびっくりしたそうである。原理は上空の偏西風に風船を載せてアメリカ上空に到達させようとしたもので、子供のおもちゃみたいな発想で飛ばしたに違いない。大日本帝国陸海軍も無駄なことをしたものである。おそらく心理的効果を狙っての戦略であったに違いない。海に向かって石を投げるに等しい。そんなことが今の時代にまことしやかに行われていることに唖然としてしまう。

  今回の気球であるが、そもそもこれをアメリカ上空に飛ばして地上の状況を偵察しようという発想が如何にも素朴であり、当然分かり切った事柄である。しかし素朴な発想が、中国人の思慮の浅薄さ、未熟性からきているとすると、この素朴こそがあまりにも危険な要素をはらんでいると思うしかない。気球を飛ばして偏西風を利用してアメリカ本土を攻撃するといった素朴で幼稚的な戦略は、如何にもも簡単すぎて、誰にでもできるとなると、そこが危険な要素をはらんでいるというほかないのである。もとより悪意のある目的が分かれば、事前にこれを打ち落とすことも極めて簡単である。今回の中国の反応も歯切れの悪いもので、はじめは素知らぬ感じでいたが、民間機が飛ばした気象観測の気球だが、偏西風に載って誤ってアメリカ上空までに飛び込んでいったもので国家が関与したものではないとの仕儀であると云い改めた。

  しかしアメリカの反応は中国政府が関与し続けている事案であると指摘、国家間の信頼関係を根底から覆すものだとして、直前まで予定していたアメリカのブリンケン国務長官の中国訪問を延期してしまった。実に大人げない話であるが、中国の対応に誠実さがなかったことが原因であることは間違いない。民間が飛ばしたものならば、早くから間違った飛行を続けていることをアメリカに通知すべきである。それをしなかったことは、後ろめたいことがあってのことであり、不正を犯したのが中国であると断定できる。中国はつべこべ講釈を言える立場ではない。素直に謝るべきである。そうすることが之から用意される米中会談の道しるべを構築することにもなる。

   アメリカ中央部を飛んでおり気球はゆっくりと東海岸に向かって流れているが、海上に出れば即撃墜されるに違いない。内陸部で打ち落としたりすると残骸が地上に落下して市民に犠牲者が出たり損害を被ってもあとに複雑な問題を残しかねない。案の定、海岸から10キロほど離れた海上で、アメリカの戦闘機が之を撃墜し、残骸を回収するに至った。気球の残骸を精査解析して、気球、中国の目的がなんであったかを調べるだろう。中国は気球の進路は不可抗力だったとして、アメリカの撃墜は、過剰反応だと非難したが、中国の言い訳と主張は軽薄である。しかし機密調査であっても政府が関与し意図したものでなく、民間の行ったもので、しかも気象調査でアメリカに迷い込んだ結果だと伏線を張ってあるので、大した問題に広がることはなかろう。多少の謝罪も込めて言ってはいるものの、中国も案外と迂闊なことをしでかすものである。習近平、およびその子分たちについては14億の人間を統治していることは大変な仕事であるがゆえに、不測の事態が起こらぬように夢ゆめ注意して統治、監視してもらいたいものである。


春節に河から挙げた風船のアメリカに行き遊びたがれり

中国で飛ばす風船の春風に乗りて平和の便り送らん

戦前は日本も米に風船を飛ばし特攻兵を乗せんとするや

ヒマワリの種を蒔いては絞り出す油で神風を飛ばさんとす

空いている隙間の土地を耕してヒマワリを蒔く油稼ぎに

中国の飛ばす気球がのんびりと偏西風に乗るは如何にも

ふわりふわ成層圏に浮遊する気球に気味の悪さ覚へし

中国の飛ばす気球の箱に乗りかぐや姫にも会わんと思ふ

中国で飛ばす風船の方角を誤り米の機密施設へ

間違えて飛ばす風船を誤りて落とす結果に話が合へり

バイデンも習近平も落ち着きて気球遊びの局面打開へ

米中の大国同士が手を結び地球の命の火を灯すべし

此の世にはその日の飯に有り付かず命を落とす幼児在りける

骨と皮痩せた幼児の目も窪みあはれ戦地に息もたえだえ

生き地獄に生活する子に今し救援の手を差し伸べんかな

骨と皮だけに痩せこけて乳児らのかろうじて息す母の胸にて

貧乏の国に生まれて暴力の社会に生きるあはれ幼児

此の世にてまだ戦争に飽き足らぬ野蛮プーチンのさまこそ哀れ

不条理な戦場に立ち尊厳に満ちる命も虫けらのごと

落としたり落とされたりして瓦斯を抜き米中間の緊張打開へ

このところジャブの応酬に米中のキグシャクしたる関係の妖し

ボンベイのガスを宇宙で霧散させ出る虹の橋掛けて渡らん      2月7日

バイデンも習近平と手をつなぎ愛と希望の虹を渡らん   


ウクライナ侵攻一年

   2022年2月24日、ウクライナ・ベラルーシ国境沿いに集結した19万のロシア軍が突如雪崩を打ってウクライナ領に侵攻した。プーチンが仕組んだ特別軍事作戦の開始である。三日間でウクライナの首都キーウを占拠すると目論んでいたプーチン自身はもとより、欧米をはじめとして世界の大方の見方は、ロシアの電光石火の猛攻にクライナの指導者、ゼレンスキーは簡単に白旗を挙げてしまうかと思っていた。これは間違いであり、誤算であった。侵攻を受けたウクライナ軍の抵抗は、勇敢であり熾烈を極めた。大量の戦車と軍隊を送り込んで陸と空と海とから猛攻を以て攻めたが、地下壕に潜り込んで懸命に抵抗し、反撃するウクライナ兵の士気にはかなわなかった。多大な痛手を初戦で受けてしまったロシア軍は、やむなく前線から撤退のやむなきにいたり、前線を組みなおしてウクライナの東部と南部に陸軍の展開を映して、攻勢を仕掛けた。EUや米国の軍事支援を受けて士気高揚のウクライナ軍はここでも激しい抵抗を続けて反撃し、祖国防衛に立ち向かった。戦況は一進一退を続け、今日に至った。

   三日間の戦争と豪語したプーチンは、まさかの戦況の展開に屈辱感と苦渋に悩まされているに違いない。ロシアの衰退は目を見るよりも明らかに、戦意を殺がれている様相である。巨大な武力を駆使し、ウクライナの広大で肥沃な領土と、善良で勤勉な人々を自分の支配下に置こうとしたプーチンの野望は頓挫して、目下のところ果たせぬままで苦悶している。もとより強欲なプーチンの野望を、天なる神が許すはずがない。人民の生命と財産を死守するため、祖国の領土と主権を死守するため、自由と民主主義を死守するため、懸命な戦いを続けるウクライナとウクライナ国民と、ウクライナ軍である。ウクライナは、次から次へと近代的兵器の投入を図っているのに反し、ロシアは武器の消耗と旧式の兵器すら在庫を減らし、兵士の死亡も大きな数字に至っている。弱体化しつつあるロシアの国が、あからさまに無様な姿をさらけ出す結果になってきている。戦術は残虐を極め、戦意喪失を図るためか、民間人の攻撃に徹して来ている。しかも風土と歴史から来る国民性は、予想すらしなかった人間とも思えない残虐非道の正体をさらけ出し、虐待、拷問、暴行、虐殺を旨として、侵攻を受けた都市は廃墟と化し死体が街なかに累々として散らばり放棄されたままである。まさに地獄図である。 人間性を根底から喪失して、野獣化したプーチンとその配下を許すわけにはいかない。  2月28日

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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