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VOL.24.1
新年おめでとうございます。
海原を登る初日の輝きに太平の世は明け染めにけり
毎年のことながら年頭の寿ぎの詩を希望を以て詠み上げてきますが、今年も又、前途洋々の気概を以て若々しく、努力奮励して歩んでいきたいと念じております。
ご貴台のご健勝と弥栄を祈念申し上げ、今年もどうぞ宜しくお願い申し 上げます。
令和6年元旦
正月元旦4時過ぎに、石川県の能登半島の輪島沖数キロの海底の深さ10キロを震源とする、震度7の地震が発生した。深度が浅いため局所的に強い揺れを感じたが、東京では震度2で気が付かなかった。その時、小生は家内と一緒に田園調布駅前のスターバックスの店でコーヒーを飲みながら静かな元旦の住宅街の雰囲気を味わていた。ニューヨークに出かけて帰国途中の娘からのメールで地震のことを知った。正月早々から騒がしい世相を反映した事件で、今年は良くも悪くも波乱に満ちた一年であるように思った。荒々しいが、良い波と機運に乗ってこの一年を過ごしたいと、心身ともに張り詰めた元旦である。
石川県の能登半島を揺さぶった地震の被害は大きく、同時に地形によって最高5メートルの津波が漁村を襲ったようである。震度7を記録した強度で激しい余震が続き、民家の倒壊とともに、能登半島の輪島市では大規模な火災が起きた。懸命の消火活動が行われているようだが、道路の寸断と水道管の破壊などで消火活動は思うようにはかどっていない。辺りに延焼が拡大されて、輪島の中心地は朝市で有名な旧市街地に火の手が上がり、燃え続ける火の手に由緒ある町の全焼の有り様に愕然たる気持ちである。 追ってくる気配の津波に対し、「即、高台に逃げてください」と連呼するテレビの女性アナウンサーの高い声が激しく耳に入る。どこのテレビ局の画面も、元旦から能登半島を襲った地震と火災と津波の現地からの報道で、真っ赤に燃えている。随所に照らされる家屋の倒壊、地滑りやがけ崩れ、道路の陥没と隆起、各所に見られる大地の液状化現象、水道管の破裂、川を逆流して上っていく津波、自然の破壊力のすさまじさに唖然たる気持ちである。
人命救助が最優先である。倒壊した家屋の下敷きになっている人の救出、がけ崩れに生き埋めになってしまった人の救出、火災現場からの被災者の救出。逃げ遅れて孤立した人々、避難した人たちの安全確保と避難場所の設置と生活環境の維持。又、避難民の医療対策と衛生管理等々。たえざる余震におびえる住民の安全確保など、喫急の救助対策が必要である。道路の寸断によって孤立化した村民の救出も緊急課題である。冬の寒さにこらえて生活する人たちの、国による財政支援も喫級の課題である。
能登半島沖合には、群発地震を誘発する活断層があるとされてきており、専門家によると4つの小さな活断層があって、この地域では小規模ながら以前から活発な活動を繰り返してきていた。今回、断層に溜まりたまったエネルギーが一気に噴き出た可能性がある。繰り返される余震はすでに200回以上に上っており、震度5以上を観測すること8回にもなるが、今後半月間以上に当たって続く可能性がある。能登の正月元旦を襲ったあくどい天災に、屠蘇の気分も吹き飛んでしまった。
穏やかな能登半島に震度七おおなゐの起き被害甚大
人々の平和な暮らしを根こそぎて地震と津波の襲ひ来たる日 以下30首
明けて正月の2日、午後5時47分ごろ、日本航空350便が羽田空港の滑走路に着陸した直後、海上保安庁の航空機と衝突した。その後、1キロほど滑走路を走った後に路肩からずれて止まることができた。すでに胴体に火災が発生した状態だった。炎上する日航機には、搭乗者の367名全員が脱出に成功、無事事なきを得た。以て奇跡的結果であり、機長の優れた判断と行動であり、冷静、迅速な対応によって一人の犠牲者もなく脱出に成功し、人命最優先に行動したことは以て快挙というしかなく、称賛に与えするものであり、先ず機長に対し心から感謝の意を表したい。
瞬時の一秒を争う事故であり、一歩間違えば、全員蒸し焼きの大惨事になるところであった。今年の辰年は、竜雲に乗って天高く飛翔したいという一念に燃えているが、苫小牧発日航機350便に乗った乗客たちは,間一髪の犠牲に合わず一生を繋ぎえたわけで、竜雲に乗っていく幸運にあると云っても憚らない。激しく炎上する機体はその後全焼し、黒焦げの無残な形で崩れ落ちてしまった。
1月2日
日航機炎上の間より搭乗者みな脱出し幸いなりき
燃え盛る機体に人の影見えて早く逃げろと怒鳴る我なり
テレビ見つ早く逃げろと苛立ちて怒鳴る我をば静止する妻
間一髪、生と死の間を逃げて今神のご加護に生きて助かる
人生は不可解なりきこの世にて生死を分かつ瞬間の多き
奇跡なり神のご加護に炎上の日航機より皆助かれり
的確な判断と対応の機長にて皆脱出す事なきを得て
日航機、海上保安機との衝突に羽田滑走路の火の海と化す
搭乗者全員逃るる後の機の黒焦げに燃え見る影もなし
炎上す日航機より搭乗者全員無事にて目出度き奏す
爆発を起こす機体を脱出す危機一髪の搭乗者ら
人命を預かる機長の判断に搭乗者らの救助されたり
ひとときは蒸し焼きとなる搭乗者ら生きて帰れて幸ひなりき
寒の入り
1月6日は寒の入りである。寒さが一段と増して、北風が猛威を振るう時期である。天気予報図を見るまでもなく、空を仰ぐといかにも寒々とした雲行きであり。シベリア上空を越して真っ黒な寒気団が、我が関東地方に降りてくる気配を感じてくる。一段と寒さが身に染みて、体の動きも鈍るような気がしている。そして一年で一番寒い日の大寒がまじかである。英語でいうとCOLDEST SEASON OF THE YEAR とでも云おうか。COLDEST DAY といっても良いだろう。暦の上では20日がその日に当たるので、DAY といった方が実感がわいてくる。
寒の入りで、すぐに「寒たまご」を思い出した。少年時代に両親の許可をもらってニワトリを飼っていた。寒い朝、トリ小屋に入って巣箱から生みたての卵を取り出すのが楽しみだった。寒い時期に寒さに耐えて、きたえられて産み落とされた卵には、普段の卵より栄養が沢山含まれていて、これを食すると体が丈夫になると教わっていた。通称「寒たまご」と言っていたが、中でも大寒の初日に生まれた卵は大寒卵と言って珍重されていた。栄養が豊富で、縁起がいいとされていた。健康運が付いており、無病息災などの願いが込められているし、黄色く盛り上がった黄身には金運上昇の願いが込められていた。かくして大寒卵を食べた男は、幸運に恵まれて幸せ者である。
ネタニアフの狂気
ガザ地区絵はハマスが依然として市街地に隠れ、広大に張めぐされている地下道に立てこイスラエルへの攻撃の機会を狙っているとして連日のごとく猛攻を続けているが、巻き添えを食らう市民の犠牲が後を絶たない。イスラエルの軍事作戦上の手法をもっと厳密に練る必要があるのではないか。やみくもに攻撃を仕掛けるばかりが能ではない。今の段階では、市民への被害を最小限度に配慮することが急務である。住民に対して北部から南部に避難するよう勧告しておきながら、南部に対する攻撃を仕掛けるというに至っては、退路を断つに等しく野蛮としか言いようがない。イスラエル軍に対し、軍を指導する最高責任者ネタ二アフに対し、戦争犯罪の罪を適用しても何ら落ち度がないといわねばならない。
ハマスを率いるパレスチナの立ち位置についても、大きな疑問を呈さねばならない。戦況の判断はともかく、すでに壊滅に近い猛攻を受けるガザ地区の地域と、多くの市民を正常に保護し統治する能力を失っている現状について、ハマスが、これ以上の抵抗を続ける意義と目的はゼロに近い。ハマスの存在は、ガザ地区の住民に対し何ら利するところなく、皆無である。武器を捨てて降伏すべきである。人質を解放し、ハマスの軍隊の解散を以て、同軍隊と軍人の、これ以上の犠牲を強いることは無益であり、野垂れ死にに等しい。これを回避するに停戦を条件に、イスラエルの軍事攻撃を中止すべきである。無益な戦争を中止し、地域の復興と住民の厚生のために尽力し、国際社会が呼応してこれを応援する体制を築くため、双方に大胆な決断を勇気を促して止まない。
絶対に戦争は止めぬとネタニアフ、ハマス殲滅達成まではと
戦争に捕り付かれたるネタ二アフ聞く耳持たぬ盲者とはなる
宿敵のハマス殲滅には罪のない女こどもの犠牲いとわずと
ネタニアフ首相の戦争犯罪を問ふ国際的の意見高まる
戦争はハマス戦闘員を相手にて見違うなかれ女子供と
イスラエル国内事情も複雑にネタニアフ自身の進路阻みて
滅茶苦茶に破壊されたるガザ地区のこの先いかに生きて行くやと
戦争にはたまた犠牲になる人の同じ人類の運命に生く
この地にて同じ人類と生くるにも余りの格差の大に驚く
これ以上破壊の余地なきガザ地区の廃墟の上にミサイルを撃つ
能登半島の天災
自身、津波、大火災
発生から三週間、元旦早々に北陸の能登半島を襲った震度7強の地震と津波の被害は日にちが経つにつれて拡大し、死者233人、9割が家屋の倒壊による圧死や窒息死であった。痛ましい結果にうなだれてしまう。地震に備えて耐震補強を行っていた家では、強度7の地震に耐えて倒壊せずに残っていることが分かったが、少数の事例にとどまっている。但し法令にしたがって耐震工事を行った家でも、液状化現象を起こしている地域では、これに該当しなかった。家の土台から崩されたりしていてはたまったものではない。
難を逃れた人たち中には高齢者の人が多い。着の身着のままに逃げた人たちは自宅回帰することもできず、避難所の難儀の生活を強いられている。衛生環境の悪化と戦い、医療品の不足に不安の生活である。緊急の飲料水の補給は間に合ったが、生活水に事欠く状態が続いている。現地の生活の一刻も早い救援が望まれている。心身ともに困憊しきった高齢者は家財を失い、将来の展望が全く見えないでいる。子供たちは学習の継続のため親元を離れ、臨時に移動を始めたりしている。
今回の地震で新たに分かってきたことがある。それは地殻変動に伴う地層の隆起である。港の岸壁が4メートルの高さにまで持ち上がってしまって、漁業が成り立たないでいる。隆起は活断層が走る能登半島の海岸線の広範囲に広がっており、生活と産業に対し大きな影響を及ぼす結果となってインフラの整備が訴えられている。石川県及び周辺地域の対する経済産業の復興に対し、政府が先頭に立って対策と財政的支援を考える規模にたっしてきている。しかも、緊急を要する課題である。 1月23日
軟弱な地盤に震度7の揺れ続く能登の地の民の被災は
穏やかな能登半島に震度7おおらかなる地に被害大なり
人々の平和なくらし根こそぎに地震と津波の襲ひ来たる日
大なゐに日夜おののく村人のくらしの難儀続くこの先
大なゐにゆるる大地の激しさに陥没、隆起の到る処に
うらわびし漁りの村に高き波襲ひて屋形など壊しゆく
村人をさらひてゆきぬ津波見て岸壁に老婆が泣きてありけり
朽ち果てし古き住み家の下敷きに死せる身内の未だ救えで
被災地の日ごとに拡大傾向に情報錯騒に惑ふ救援
元旦の静寂を衝く衝撃の巷(ちまた)を走る大なるの報
群発の地震発生に元旦の静けさ破り揺るる大地の
海原の浪打ち寄ずる能登島を襲ふおおなゐの震度7とも
大震度の地震の襲ふ能登半島その後の余震におびゆ漁村民
穏やかな海も荒れたる地も然り能登半島の楽しかる日に
半島の村の家屋は倒壊し道路の破壊と断水の末
罹災せる民家の日々の生活の困窮なれば救援の手を
生活水、とりわけ飲料水を求む人給水車にも長蛇の列に
倒壊の家屋の下に未だ居る人の救出の緊急なりき
活断層と浅き深度による揺れに地上の家屋のすべて破壊す
この国が誇る輪島のうるし塗り伝統工芸のいずく在りしや
漆塗る輪島の伝統工芸のなほ懐しき女思ひけり
半島に本拠地を置く企業在り稼働停止におびゆ市場も
半島の豊かな岬に釣船の転ぷくの末底を見せをり
被災者の声聞く今日のこの日をも互ひに励まし生く力こそ
大なゐに身内十人を失ひて呆然自失の初老た立ち居り
穏やかな能登半島になゐが起き津波が人を奪ひ行くなり
跡形もなく燃えつくす街中の観光名所の朝市のあと
おおなゐと津波が能登を襲ひきて想像を超ふそんの爪痕
月探査機スリムの月面到着
岸田さんを取り巻く今の政局も下らぬ不祥事を以て混乱気味だし、能登半島を襲った震度7強の地震も被害が拡大してきているし、鶴田浩二のはやり歌ではないが、「世の中どちらを向いても真っ暗闇でござんす」と言わんばかりの世相である。そんなかでいつも見ている「テレビ東京のWBS」は内外に起きた話題と情報を素早く取り上げ、的確に発信してくれているので、社会の第一線で活躍する諸兄に取っては欠かすことのできない番組である。又、一般の視聴者に対しても、社会の変化を有意義に発信してくれており、啓もうに資するところ大である。テレビ東京の質的高さ、言うなれば以て知的レベルの高さを証明して余りある。
楽しみにしている昨日のテレビ東京のその番組を視聴していたら、報道の一つに宇宙航空研究開発機構、JAXAが、昨年の秋に打ち上げた地球探査機は探査機が25日、20日未明に月面着陸に成功したことを報じていたが、太陽光発電に疑義が生じ、その後の活動源に制約が加わり目先心配していたところである。太陽光のアンテナに向きが変わって正常に稼働してほしいと願っている。JAXAは、僅かに残されている有限の蓄電池を使って、地球へ送信したデータの解析結果や、小型ロボットが撮影した着陸後の機体の様子を捉えた画像を公表した。画像では、月面でエンジンを上向きにして「逆立ち」した状態で着陸している機体の様子が写っている。着陸地点の精密さがうかがえて感嘆したのと、球体ロボットの二つが月面に放出されて活動し始めた様子が映し出された。
月面着陸に成功したSLIMの撮影に成功したのは、スリムから放出された球体ロボットのおかげである。これこそJAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大で開発した小型ロボットのSORAーQである。重さは僅か250グラム、放出されたロボットの球体はその後変形し、両脇の車輪で月面を走行できる設計になっている。着陸直前にSLIMから分離されて月面から着陸した母船の機体を撮影した。きわめて鮮明な画像であり、月面の様子がつぶさにうかがえて楽しいことこの上ない限りである。今回の大成果は、SLIMが目指していた目的地への誤差が、100メートル以内の「ピンポイント着陸」の実証にも奏功したとみられる。1月25日
月面をコロコロ走るロボットの玉ころがしに似たる楽しさ
親しみを込めて見つめる球体にこの地球より送る
春の夜の月を眺めて月面を走るソーラーのラブの言葉を
ソーラーの窓より映る月面のその新鮮さに覚ゆ衝撃
あの碧き生きた地球の瑞々し闇の宇宙に浮かぶその影
自民党の派閥解散
派閥は政策、研究集団ときれいごとを言うが、そうではなく政治的ポストという権力が志向した利権を狙った圧力団体であり、それにつながった組織的金集めの隠れ蓑に過ぎない。一度舐めた甘い味は忘れられない。立憲民主党の党首が判りやすく面白いことを言っていた。「我が立憲民主党には派閥といったものはありません。強いて言えば、立憲民主党が派閥と言えるでしょう。派閥の代表は私です」と。成るほど、端的明瞭で飲み込みやすい説明である。逆に多くの政党が混在して、自民党という大きな集団を形成しているということにもなる。自民党を解体すれば、小数多党の政界の構図になりうるわけである。政治の世界は全くまとまりがつかなくなってしまい、安定政権はおぼつかないことになって、これについても異論が出てきてしまう。逆にまた、現在の野党の諸君が結党して一つにまとまれば、二大政党の構図が出来上がって、国民の選択余地も縮まって、政治が運営しやすくなってくる。
こうしてみる幾つかの野党は、野党内派閥という解釈になる。派閥は政党助成金を受けることはできないから、結局は思想的、政策的グループではなく、金銭関係で離合集散する集団だということになってくる。良いか悪いかは別として、これを以て現代的な政治政党と言ってしまえば通じてくる。ならばきれいごとを言ってても所詮は納得できる回答は得られないから、金で動く集団と決めつけて、対策を考えることしかないだろう。政治資金規正法なるものが存在するわけだから、これを有効に活用して、金の使い道を透明性のある制度にして厳しく統治することが先決である。
そもそも裏金つくりという発想が倫理に反することで、これは脱法行為であって言うなれば脱税である。政治家や大臣職にあるもの、そして行政官自らが脱税行為を奨励しているものであって、行為と弁明に整合性がない。裏金だから表に出せない金であり、使途も曖昧かつ不明である。裏金は、更に裏金として使用されていくことになる。闇の世界で流通していくことになって、反社会的行為に繋がって行くことになる。 裏金の拡散する社会は、今のところ暴力団かやくざ稼業にしか流通せず、かつ感染症の細菌のように悪の社会に拡散していくことになり、以て由々しき問題である。 1月31日
ちなみに今、百名を擁した自民党の大派閥「清話会」が破綻寸前である。安部元首相の亡きあと、五人の集団指導体制を敷いてきたが、すべてが裏金つくりに関与して検察から調査を受けて嫌疑がかかっている連中である。みんな泥を吐いているが、事務方の責任に擦り付けている。この集団、派閥は支離滅裂に解体されるだろう。岸田さんが代表を務めて深くかかわっていた派閥も、いち早く解散をきめた。清話会をはじめ飛ぶ鳥を落とす勢いだった派閥があっけなく解散をきめている。自民党の中で活動してい三つの派閥が解散をきめたが、残る二つの派閥が現在のところ居残りをきめている。麻生副総理のところの「志公会」、茂木幹事長の「平成研究会」である。これ等はいずれ追い詰められて存在意義をなくし、解散か、霧散する運命だろう。修羅場に目をつけて新しい奴が出てきて、この先、代わった仲間として密集するするかもしれない。三人寄れば文殊の知恵ではないが、所詮仲間つくり、集団つくりは人間の本姓であり、性癖だからである。
社団法人 昭和経済会
理事長