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公益社団法人昭和経済会

理事長室より
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理事長室より

vol.21.1


2020年元旦

十国の峠に立ちて初春の輝く空に眺む富士やま

今年一年が皆さまにとって素晴らしい年となりますよう、念頭に当たり心からお祈り申し上げます。


  元旦の年賀状が郵便箱に配達された。世相を反映してか、頂く年賀状が虚礼廃止の動きとともに少なくなっていく傾向だが、時代の趨勢で致し方ない。しかし、毎年来ていた人の年賀状がある年、ある時から来なくなったりすると、何かとんでもない理由が生じたのかと、その人の生活ぶりが懸念される始末になるのは至極当然かもしれない。来なくなる理由に喪中がある。これは事前にわかることなので、別段気にもかけずに済むが、元旦に突然来ない賀状については、ご本人に何か不測の事態があったのかと心配になるのが、元旦に味わう気持ちである。二、三日過ぎて遅れてきたりすると、ああ良かったと安堵の念に浸ることも度々になってきた。事、小生の場合、頂いた人には今のところ漏れなく年賀状の挨拶を行っていることが分かっている。

  来るべき人の賀状が来なかったからと云って、何かあったのですかと訊ねるわけにもいかず、いつの間にか忘れがちになっていく場合がある。何となく寂しい気もしないではないが、それもある年齢になってくると自然な流れでいいような気もする。よく年賀状で、今回限りで賀状の交換を最後としたく云々と、添え書きをして伝えてくる賀状もあるが、絶交状を突き付けられる気持ちがして少しばかり違和感を感じるものである。痴呆が進んだとか、隠遁の生活に入ったと云った理由なら、それはそれで好ましいかもしれない。青春時代、壮年時代の血気盛んな時と違って、高齢になってきて気力が落ち、体も言うことを聞かなくなってくると、世間から遠ざかっていく傾向は否めないことだ。

  長生きしたいという気持ちがあるなら、娑婆との付き合いも多少は取っておいた方が刺激が出て来ていいと思うのである。刺激がなくなると人間の寿命は自ずから薄れてきて、結果短くなってそれだけ死期を早く迎えることにもなる。それはなるべく避けていきたいものである。刺激どころではない、一生死ぬまで働いて体を動かしていたいという人の方が、長生きすることは当たり前である。しかも、少しでも世のため人のために働くことに喜びを感じている人もいるから、世の中捨てたものではないから、やたら厭世観に苛まれることもないと思う。

  年賀状を頂いて、疎遠にしていた人の近況が分かったり、いつも付き合っている人から賀状を頂いて、改めて感謝の気持ちを伝えてくるのも、それぞれに深い意味合いがあって素晴らしいことだと思う。改まった年に、自分の気持ちも改めて充電するという意味合いであり、清新な気持がしてくる。頂いた賀状を一枚一枚丁寧に拝読し、味わいながら、ふと見上げた元旦の、昼前の時の空は青く輝いて、清浄な気持に思わず奮い立ったのである。

   恒例のNHKの紅白歌合戦の番組は最近、あまり好みに合わず、むしろテレビ東京の懐かしき歌謡曲と銘打った番組の方が好みに合って、7のチャンネルにスウィッチを入れて適当に楽しんでいる。昔の歌手は実力が伴ってもとより歌唱力と情緒に富んでいて味わいがあった気がする。最近では楽器と舞台装置が大きく派手になってきて、肝心の歌手の存在がその分抹殺されて歌そのものを味わって聞く余裕がなくなってきた。歌詞もメロデイーも何だかちぐはぐで情緒もなく、痴呆的である。聞きずらいこと夥しい。

   スイッチを入れたテレ東の番組で、有力な歌手に対して一人一人に昔の歌手の誰と一緒に歌いたいですかと訊ねる番組があった。出てきた若い歌手の一人が、藤山一郎の「青い山脈」を一緒に歌ってみたいと云いのけていたのにはびっくりした。時代性もさることながら、人間性、思想性が歌とメロデイーに躍如としているから、いつの時代にも共鳴と感動を呼び起こし、人々の心に生き続けていくのだろうと思った。


元旦の歌

爽やかな元旦の空を仰ぎ見て心身ともに跳ねるここちす

明るさで動く秒針の腕時計元旦の日に晒し置くなり

元旦の日を蓄電す腕時計この一年を狂ふことなく

元旦の朝空高く晴れ渡り万事を照らす陽に在りし我

新年を迎ふ我ら家族らのラインに交はす寿ぎの言

いずくより聞こゆる除夜の鐘に思ふ去りゆく年に迎ふ新年

紺青の空のしじまに澄み渡る宇宙の果てを遠く見るかな

火の星の近くに光るオリオンの星座を見るは久しかりけり

年明くるとき庭に出で眺めむと月と火星と満座の星を

真夜中の空のしじまに星々の何かを語るようにまたたく     元旦


    コロナ旋風に明けた新年

コロン禍も人類生存の一里塚と心得て先を行くべし

   昨年に続きコロナ禍の旋風がすさまじい。一向に収まらないどころか、感染者数が一都三県にわたって連日の更新記録を見る自治体では不安と焦りが増幅している。年末の31日の東京都の感染者数は千人を軽く突破、1337人となり、全国の感染者数も四千人台を記録し今までの最多となった。以来高止まりに推移している。おそらくこの先も感染者数は増えていくことだし、予想もしない感染者数を記録していくだろう。都市部を中心に爆発的感染である。事態は緊迫しつつあり、東京、神奈川、千葉、埼玉の首長が揃って政府の菅首相に特措法に元ずく「緊急事態の宣言」を発出せざるを得ないと提言し、政府も重い腰を上げざるを得なくなった。全国的にみると、北海道とかその他の地域については既にピークを去ってきている事情もあるので、緊急事態宣言も限定的に地域を絞って弾力的に行うようである。又、発生源と思われる飲食業などを中心に、三密の激しい人の往来、接触を伴う業種に対して限定し、学校などの休校と云った措置は行わないようだ。

   せっかく回復してきた経済の歯車である。ここでまたぞろ停止させるに等しい措置をとったりして、イタチごっこの結果を招いてはあぶはち取らずになって社会に対する打撃は大きいものになってしまうので、菅さんの慎重な姿勢もわかる気がする。今のところ際だって感染拡大が危惧されるのは、関東の首都三県にわたる地域である。感染者の拡大は、医療崩壊につながると医師会からの強烈な警告が伝わってきている。医療現場は深刻な状況である。収容する別途数はもとよりだが、何よりも医師の不足をきたし、患者を面倒見る医師が現場で不足してきている事態は重大である。

  二日の日に初詣でに近くの玉川神社に出かけた。相変わらずの混雑を避けて近年は田園調布の宇佐美神社に初詣に行きつけていたが、車を運転して目黒通りに出たところ、幸いに玉川神社の参拝客が作る列が短かったので、近くに車を止めて参拝することにした。厳粛さのない参拝だが、これも正月行事の一つであり、日本人のおおらかな融通性とでも云おうか、どこの神社仏閣でもご利益は同じだという観念が強いし、いい加減なところもあって面白い傾向であり国民性である。所詮は千円札の一枚で家内安全、商売繁盛と大きな願い事をお願いしてくるのだから、欲をかいた身勝手な話ではある。ましてや国土安泰、五穀豊穣までお願いしてくるのだから、おまけに世界に蔓延中のコロナ撲滅まで約束を強いてくるのだから、気宇壮大である。既に気分は願ったりかなったりで、全ては神仏お任せである。陽気で、そもそもがめでたい話である。
 

まなざしを真すぐに向けてわれが目に合はせ悟りを伝えへ給へり

みほとけの薄きまなこの奥にひむ心の底の思ひ知らせり           1月2日

  日曜礼拝

  今年初めの日曜礼拝である。10時半に教会の鐘が打ち鳴らされて、正月の澄み切った空に響き渡っていった。年末年始を郷里で過ごす藤原牧師に代わって今朝は、KGKの吉沢慎也主事が教壇に立って初めの説教をされた。「教会が建ちあげられるということ」という演題である。教会だ親交の道に人々をいざなっていく役割と云ったものだろうか。聖書を拝読しながら、若々しい声が力強く感じて聞きやすかった。

  玉川神の教会にとって今年の大きな一つの課題であるが、現在の牧師を務めている藤原氏が一身上の都合があって郷里の岡山に帰郷することになったので、代わりに牧師を招へいしなければならなくなった。教会に招聘委員会が設けられて人選を決めることになって、牧師の推薦を含めて、今後の教会の在り方についても、昨年末に教会員のアンケートを求めているところである。教会にとっては優れた牧師が就任してくることが至上命令であることに違いないが、地元の地域活動を積極的に行い、福音宣教に努めてもらうことが最大の目標であることに異論はない。
  
  その条件を満たしてもらうには、信仰に対する情熱はもとより、牧師は心身共に積極的な人であってほしいという観点からすれば、なるべく若いに越したことはないが、人生経験も豊富なことが必要である。現実生活を肯定したうえで、真善美に立って社会規範を重視し、信仰と生活と人生と社会と云った関連を見極めて、教会の活動を意義あらしめることが大事である。マンネリから脱却することも必要である。

  今日教会に来てくださったKGKの吉沢慎也氏に、玉川神の教会の、教会に適った牧師として招聘したらどうかと思った。公正であり人望も豊かに望めて、適任である。今日の礼拝を通じて、同氏が、聖書と社会生活を結び付けて事象を語る姿勢に十分納得する気持ちでいたからである。

新春の聖日礼拝に情熱の熟達の師の説教を聞く

教会の鐘高らかに鳴り響きこの一年の安くあらまし

  礼拝終了後は早々と帰宅、テレビのスウィッチを入れて気にかけていた箱根駅伝の状況を見た。往路は力走する創価大が初の念願の一位を射止めて終わっている。復路は箱根山を駆け下りてきた創価大が依然として快走する有利な展開である。茅ケ崎辺りを力走する創価大学を追って、二位の駒沢大が懸命の追走であるが、如何せん距離を大きく離されている気配である。しかしながら最終区間を争う両大学であったが、二位の駒沢大がトップを走る創価大に追い付いた後、猛烈なラストスパートを仕掛け見事、優勝のゴールのテープを切る展開となった。 

駅伝のコースを走る若者の先に富士山の聳ゆ初空

富士やまを背に箱根路をくだり来て見る太平洋の波の輝き     

                                             1月3日

  


   
    初仕事

  初仕事に出ようか出まいか迷った挙句、出ないことにした。出ないで済むならもう一日自宅待機で事を済ませたかったが、いつもの癖で、初日が肝心と、身支度だけはしたものの、コロナ禍を恐れる家内がしきりに自重するように言うのでそれに従うことにした。それと緊急事態宣言の行方も気になっていたがゆえに、その経過を見極めてからでも遅くないと思ったからである。 この日の発令はなかったが、どうやら特措法に元ずく「緊急事態宣言」へ調整するようである。宣言は行動を伴うと経済的影響が大きいので、期限の調整に入っているようである。半月か一か月の期間を定めて防止策を講じるようである。政府と分科会の提言では既に、埼玉、千葉、東京、神奈川の首都圏では、既にステージ4の爆発的感染拡大に相当する対策が必要な段階に達しているとしており、行政機関や大企業での極力7割のテレワーク実施や、各種のイベント開催に対する厳しい要件の強化などを求めている。

  新年に入ってからがコロナウィルスの感染状況が慌ただしく報道されて、周辺が緊迫度を増してわが身にも迫ってくる感じである。したがって九時にオフィスに電話したところ、職員が出勤しており正月に入ってから今日までの状況を伝えてくれた。通勤の際の電車も道路の車の状況もガラガラと云った感じで空いており、街なかも閑散としているとのことである。したがってコロナの状況を見て、今日の出勤を控えたほうが得策ではないかとの忠言であった。 具体的な所要のいくつかは明日に回しても良いと判断して、お昼までに出勤の有無を決めることにしていたが、結果は出勤を見合わせることにしたのである。

  新年早々、新型コロナ感染拡大が止まずに緊急事態宣言のことやら、東京株式大発会も、いきなり四百円近く下落して始まったように、そしてまた落ち着いたと思っていた「桜を見る会」の問題もぶり返す気配に、何やら騒々しい有様を兆しているような感じだが、最初に悪いと後がいいというジンクスもあるだけに、結構今年は波乱含みながら、例えば景気の上昇が示すような万事に良い結果をもたらすのではないかと、予想される悪材料を出し切って覚悟のうえで出航したほうが気楽だと、ほのかな期待を持つ次第である。度が過ぎた期待は、往々にして覆されてがっかりして反動を受けたりすることが多いから、弱気は早めに経験しておいた方が跡が楽しみである。

  出勤を見合わせた分、今日は庭の掃除を家内と一緒に楽しんだ。西日本の北国は大雪で大変なご苦労をされているが、太平洋側の東日本ではおおむね快晴が続き、特に関東地方は穏やかな晴日が長く続いて幸いである。連日さんさんと太陽の光を浴びて屋外に出ることが出来、庭仕事も楽しみを満喫して過ごしている。但し一歩街に出たりすると、マスクをした大勢の人と出っくわしたりするので、三密を意識しすぎて窮屈な思いである。多少の距離を保っていれば、外の空気を胸いっぱいに吸い込んだり吐き出したりしたいものだが、深呼吸すら遠慮しがちになるのは、既に習性化してしまったのだろうか。芦ノ湖にボートを出して、櫓をこいでいる時もマスクをしているかもしれない。 何とも恐ろしい光景である。 

ベネチアの環境汚染がコロナ禍に史上稀にみて改善さるる

汚染さる死海が生きて魚が住むベネチアに見る蓋しコロナ禍

コロナ禍で真摯に反省いたすとき欲望と競争の社会経済

朗らかに年の明け行く朝ぼらけこの一年の先を兆して    1月4日

   英国が三度目の都市封鎖

  悲壮な表情でテレビ演説する英国のジョンソン首相であるが、新型コロナウィルスの感染拡大で行動規制を強めると発表し、首都ロンドンのパルイングランドで三度目のロックダウン、都市封鎖を実施することになった。患者の増加に伴う医療崩壊が目前に在り、緊迫した危機感が背景にあっての決断である。加えて発見された変異種のウィルスが、短期間に猛威を振るっており、このウィルスの猛威を食い止めるには人の移動と経済活動を一時停止するという厳しいものである。そして不要不急の外出禁止令を発して、違反者には罰金2万5000円相当を課する厳しいものである。通院、食料品の買い物、一日一回の運動を除き、全ての外出禁止である。

   イギリスでは、一日の感染者数が5萬九千人近いという過去最多の凄まじい勢いで過去最多を更新している。五万人を越えた感染者数は連日5日間も続いている。学校も閉鎖してオンライン授業に切り替えたりしている。そうした中での今回のロックダウンである。  日本でも一都三県で特措法による「緊急事態宣言」を7日に発令する準備に入った。対象は東京都と、近隣の神奈川、千葉、埼玉の三県である。 世界的に感染拡大が収束する気配がない中、一方でコロナワクチンの接種が始まったりして、二つの綱引き合いが続いている。ウィルスの攻撃も激しさがあって変異種の新型ウィルスがワクチンを猛追する場面もあって予断を許さない状況である。

  開発されたワクチンが、アフリカで発生した変異種のウィルスに効かないという情報も飛び込んで来たりしている。折角回復されつつあった経済動向にも水を差す結果になったりして、感染拡大の再燃は、今までの財政支出を反故にして、水泡に帰しかねない。使った税金は功を奏さず、税金をどぶに捨てる結果になってしまった。経済的損失は莫大であり、これが世界各地に起きて経済不況につながっていくリスクが大である。

  今日は当大相撲の横綱白鵬関が、新型コレラに感染していることが分かった。日本一力持ちで強靭な体の持ち主でさえイチコロに感染してしまう代物だから、やはり油断はできない。白鵬の身体の中に入ってどんないたずらをしでかすつもりなのか、相手に合わせて魔力を発揮するというコロナウィルス、謎の正体だけにその一撃も恐怖に近いから、横綱も自らを過信してはならない。後遺症も含めて、感染後の症状に気を配っていく必要がある。同部屋の力士たちの感染有無を確かめる必要がある。

  コロナかで世界が騒然としているにもかかわらず、いまだにトランプの執拗なバイデン攻撃と嫌がらせが続いていることは、いかにも醜態である。 ジョージア州ではバイデンが1万1779票の差を以てトランプに勝利したが、もともと共和党の地盤であるため、共和党の州務長官のラフェンスバーガー氏に1万1780票を不法を承知でに付け足ししろという偽装工作を命じている録音テープが暴かれた。録音の内容は、トランプ大統領が、ジョージア州のラフェンスバーガー州務長官に対し偽装をそそのかし、脅迫して命じているに等しいもので、トランプ大統領のあからさまな権力乱用の犯罪行為と思われる。  民主主義の棄損は大きく信用失墜であり、後日問題になる事案とも思われるし、常軌を逸した逸脱は恐ろしい限りである。  1月5日

七草がゆ

   1月の七日は昔から七草がゆを食べる日である。お正月に食べるお節料理をふんだんに胃の中に収めてきたので、胃もたれや胃の疲れもあって食べ物に飽きも来るし、丁度あっさりしたものを食したいという生理現象をとらえた結果かもしれない。現代風でいえば、暴飲暴食の過食を抑え、カローリー過多の食物摂取を控え、肥満をさけるという警告でもある。おめでたいお節料理を頂きながら、基礎疾患を患う結末になってしまっては、本末転倒である。七草がゆは、そうした意味で先代が編み出した生活の知恵であり規律であり、はたまた風物詩でもある。

  七草がゆにはセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、などが柔らかく香りを放って煮込まれている。子どもの頃に一生懸命覚えた春の七草の名前である。家内は昔からすらすらと滑らかに口唱してきた。ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはかぶ、スズシロは大根のこと。これを以て春の七草と称している。先代が考え出したとするこの七草をおかゆにして一月七日に食べる七草がゆの習慣は、江戸時代に広まったと云われている。

  七草の種類は時代や土地によって異なり、七草がもっと多くなったり、少ない場合もあったそうで、いつの時代もどんな土地柄でも、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族みんなが元気で暮らせますように」と無病息災を願いながら、おかゆをいただくその気持ちに差はあいと思う。 飽食の現代人にとっても、この七草がゆは、基礎疾患の予防にもつながって、これが出発点となって一年の真の健康を確保、維持できる人もいるから、実行と継続こそが人生の勝利、長生きにつながるかもしれない。つまり飽食をほしいままにすることを避け、粗食に甘んじることがたまには肝要である。この七草であるが、拙宅の庭畑を見回すと、全部そろっているようである。    1月7日


理性を失ったトランプ大統領の醜態を演じて余りあると言えるトランプ大統領であるが、支持者の集会で自ら演説し、「大統領選で不正が起きた」と繰り返し、敗北を認めないトランプに同調するデモ隊に向かって主張し、更に「大通りを進み、議会に向かって行くんだ」とそそのかし煽る始末である。同調した数千人のデモ隊は大挙して連邦議事堂に向かって進み気勢を上げ、一部が暴徒化してバリゲートを越え敷地に侵入、建物のガラスを割ったりする破壊行動に出て、議事堂内に乱入し暴れ回って議会の一部を占拠した。警備にあたっていた警官隊と衝突し、一名が銃弾を受け死亡、3名が死亡しているが死因は明らかでない。新聞報道に載ったカラー写真は、騒然としたデモ隊の状況が映し出され、民主国家の殿堂と思っていた、アメリカの姿とは思えないものである。議会周辺では拳銃や金属バットを持ったり、ガスマスクや防弾ベスト、はたまた迷彩服を着用した支持者たちが現れて異常事態に見舞われている状況である。デモ隊の行為は国家転覆を狙ったもので許しがたい暴挙である。

   この時開かれていた、連邦議会議事堂の上下議院合同会議では、バイデン次期大統領の選挙確定の会議が行われていたが一時中断、進行を進めるペンス副大統領、ペロシ下院議長をはじめ議員たちは緊急避難した。その後六時間も中断を余儀なくされた。アメリカ議会史上、最大の汚点を記す結果になった。アメリカに起きた想像だにしなかった民主主義と議会主義を否定するグーデーターに等しい状況を演じてしまった。混乱を引き起こし暴動にも等しい直接の原因は、理性を失ったトランプのデモ隊をあからさまに扇動した、最後の悪あがきの醜態にある。見ていて明らかに政府転覆をはかる犯罪行為に等しく、この間の幾多の行為は大統領権限の恩赦に与えするものでないが故に、今後に想定されるその乱発を許すべきでないい。

   トランプはこの後も、議事堂へ乱入したデモ隊たちを「偉大な愛国者だ」と発言したりしている。民族の分断を煽って来たトランプであったが、さらけ出したアジテーターの最後の醜態は如何にも陳腐であり、政治家として低劣極まりない屈辱をさらす結果になった。謂ってみれば哲学を持たぬ政治家の、場当たり的な恫喝主義をさらけ出した最低の人物であった。不法行為を繰り返し、私利私欲に走ってきた人物をさらけ出した最後の一面で幕を閉じることだろう。

  再開された議会では、大統領選挙の最終結果をバイデン氏が362票対トランプ氏が212票と発表し、正式にバイデン候補を次期米大統領として認定した。ジョージア州で残り2議席を争っていた最終結果は、民初冬が2議席を獲得し、ねじれ現象を回避することが出来た。国民の分断と対立は最後まで続き、禍根を残すことになったが、修復には相当の努力を払わざるを得ないと思われる。大統領と、下院、上院の多数決を民主党が半数以上を確保、権限を共和党の同意を得ずして、政権運営に当たることが出来るわけである。                   1月7日

トランプ大統領への批判痛烈

   選挙結果についてバイデン候補の勝利を議論しているさなかである、アメリカ連邦議事堂の南方面に集結したトランプ支持のデミ隊を前に一時間にわたって演説していたトランプ大統領である。トランプ支持のデモ隊に対し、「不正が行われて盗まれた選挙結果を認めるわけにはいかない、我々は死ぬまで戦わなければならない、議事堂に向かって反対の抗議デモの行進をしよう」と、熱弁をふるって扇動したトランプ大統領である。数千人の熱烈な支持者はこの言葉を信用して、一部が警官隊と衝突を繰り返しながら連邦議事堂に迫ったあと議場内に雪崩を打って乱入し、議場の一部を占拠するという事態に至った。デモ隊の中には死者4名を出すという前代未聞の醜態を演じる結果になった。民主主義の総本山であるアメリカで、唖然とする光景が起きてしまい、それが生々しくテレビに映し出された。かって政権の中枢にいたボルトンが政権を離れて、トランプの異常な性格を指摘し、馬鹿に違いないと喝破したが、いみじくも思い返しているところである。

  前日の執筆でも、小生はトランプ大統領が、自らの国家の尊厳を踏みにじり無知蒙昧な民衆のデモを先導して、かかる惨状を生じさせたと、以てあるまじき事態だと勇気を以て指弾したところである。アメリカで起きた醜態であるに違いないが、まさにアメリカ民主主義に対する攻撃であり、現職の大統領が選挙結果の敗北を前に乱心し、無茶苦茶な乱脈極まりない行動に出て、自らの権力の座を、不当に権力を行使して保持しようとする無謀で軽薄な暴挙であることに怒りを感じ、これは世界の民主主義、民主政治に対する戦争を仕掛けたに等しいものであると怒りを感じたからである。腹心だったペンス副大統領は当然のことながら、粛々と共和党のバイデン大統領の時期大統領決定の手続きを進めている。
  
  今朝に新聞には、時のメルケルドイツ首相をはじめ、フランスのマクロン大統領、そしてイギリスのジョーンズ首相も、いち早く非難の声明を発した。アメリカで起きたトランプ大統領を支持するデモ隊の、民主的な抗議デモでなく、暴動に似た暴挙に対し、民主主義と民主政治に対するあからさまな挑戦だとして手厳しい非難を表明し、その原因が、現職のトランプ大統領の不法な扇動によって行われたことに対し、トランプを痛烈に非難する声明を出していることに大いに注目したところである。良識あるアメリカ市民の中でも、トランプ大統領の暴挙に対し、敢然と異議を申し立てる身内も多く出てき始めている。世界政治の正論は生きていたと、民主主義の確たる理念は劇的に生きていると信じて安堵したのである。

  バイデン氏は正式に、アメリカ合衆国憲法によって次期大統領に認定された。アメリカの民衆を大きく分断してきた四年間のトランプ政治は終焉を遂げたが、後遺症は根深く、バイデンの初めからの仕事は大きな試練を乗り越えていかねばならない。しかし、意思堅固にして温厚なバイデンの熟練した政治姿勢は、この難関を突破して大きく前進していくだろうと期待しているところである。んくぃ外の難問山積する局面であるが、先ずは崩壊する民主主義の剣が峰に立つ新政権を力強く応援したいと念じている。   

  日本でも新型コロナ感染が爆発的に広がっているところ、今日から特措法に基づく緊急事態宣言が、一都三県に発表された。期間は一か月間である。この間にどうしても感染拡大を終息させる目安を手にしないと、感染者を収容する医療機関の崩壊につながりかねない。新型コロナウィルス感染者だけに医術が集中していると、他の疾患の患者の緊急性に対応できなくなる危険性が迫ってきている。この事態を何としてでも克服して、経済回復の道筋を上手に描いていかなければならない。唯一明るいニュースは、こうした時期に在りながら、ニューヨーク株式市場は連日高値更新の続投を演じており、それにつれて東京株式も日経平均2万8000円台に乗せて、三十年ぶりの高値更新という不思議で且つ明るいニュースに支えられていることは、幸いなことである。

  これが連鎖してEUのドイツでもダックス指数が高値更新して続伸して、世界的株高の現象である。株式の先見性とはいいながら実体経済と大きく乖離している状況なので、こうした状況が何時まで保てられるか、気がかりなところである。なかには新型コロナの世界に変化した成長経済を模索する流れが滔々として流れていると指摘する識者もいる。賢明な見方かも知れない。1月8日


感染拡大がさらに拡大

   発表される新型コロナ感染拡大の傾向が、日ごとに激しさを増して来る感じである。一都三県の要請を受けて国が発令した緊急事態宣言が二日目を迎えたが、これからが危機回避の勝負の二週間と決めて身辺に緊張感が走る感じである。昨日から始まった三連休であるが、不要不急の外出もさることながら、出勤を見合わせる毎日が続く覚悟を以て世の中の動静をうかがっているところである。皆が同じような姿勢でいるから仮に出勤したとしても仕事での対面交渉はないし、出勤する実利すらなくなってきているので、テレワークに切り替えざるを得ないでいる。国や都の要請を受けるまでもなく、少しでもb感染防止に自ら進んで実行し、先ずは自分が感染しないことが第一と心得て在宅勤務を良しとして勤めていることにしている。そしてこの連休の扱い方にしても、極力外出を避けて家にとどまる工夫を編み出すことにしている。

  日本の場合は未だいいとして、先進国のイギリスを見てもわかる通り、全国的にロックダウンを断行するに至っていることからして、アメリカをはじめ他の国々の状況は推して知るべしである。加えて感染力の強い異種類の複数のコロナウィルスの感染も発見されており、イギリスではこの種の感染が猛威をふるって言えるというから深刻である。日本でもすでに数か所で確認されているので迅速な発見に努めている。そして今や感染したら収容施設は満杯ではじき出されてしまうくらいの覚悟でいないと、公共施設は機能的にマヒ状態だから死を早める結果と覚悟していないと、今の危機的事態を切り抜けていくことは出来ない。コロナ以外でも病的疾患にかかることのないように注意することである。

  屋内にいても適宜な運動に努め、心身鍛錬を怠ることがないことである。家にいると勝手気ままに過ごし、怠惰に過ぎてなまけ癖が生じてきても困る。規律正しく時間のリズムに乗って正直、真面目に勤務することである。性分にもよるが、在宅勤務の方が、オフィスでの勤務より難しいというのが本音である。いずれにしろ緊急事態宣言がなされてから一か月は忍の一字を以て頑張って、事態の推移を見守ってからでも遅くない。    1月9日

    民主党のペロシ下院議長

   アメリカ議会の下院議長を務める民主党のペロシ議員は、華奢で美貌の面影を残しあたかも、往年の映画女優ヴィヴィアンリーの面影をしのばせるに十分である。だからファンだというわけではないが、小生は彼女の政治家としての有意な活動の他に、品格ある美貌に教養の高さを窺わせて、いつもアメリカ議会の権威と品格を裏付けるに十分な感じがして、ほれ込んでいた一人である。そのペロシ議員が常に、この四年間、時にして横暴且つ傍若無人なトランプ大統領に対し激しい対抗意識を以て当たってきていることに、力強さ、頼もしさを感じて陰ながら応援してきたのである。

  以前にトランプが一般教書を提出して説明演説を終えた時、彼は振り返ってペンス副大統領と握手したが、隣にいるペロシ議長が差し出した握手には見向きもせず降壇していったことがあった。見ていて随分失礼な行動をとったものだと、アメリカ人らしからぬ振る舞いだとテレビを見ている私は不愉快に感じていたが、そのあとペロシ議長がトランプの一般教書を差し出し、その場で静かにしかも堂々と破り捨てているのを見たのである。思わず胸の透くような気持になって、菫のような気品と弱々しさを感じていたペロシ議員の気丈さにほれぼれしたことであった。  

  今回の連邦議会の襲撃事件は、明らかにトランプ大統領のデモ隊に対する扇動によるものであり、数千人に上るトランプ支持のデモ隊は、大統領の発言に従って議論中の連邦議会に向かってデモ行進を行い、バリゲートの柵を乗り越え破壊行為を繰り返して一部の計画された過激派の議会襲撃に至ったことは明らかである。トランプの下劣な素質を暴いた感じで犯罪性は極めて高く、強大な権力を持つ大統領であるがゆえに猶更のこと尊大極まりなく、国家転覆の容疑で裁かれるべき事案である。   続   1月10日

     破れかぶれのトランプ大統領

   案の定、トランプ氏の過激且つ扇動的言動に対し、民主党は無論のこと、共和党からも非難の声が上がって、トランプを指弾する動きに変わってきた。当然の流れである。これを看過するようでは、今後の政治的流れに暴力行為、テロ行為を容認する風潮が、アメリカ民主主義の根幹を揺るがしかねないものになって世界に与える影響は無視できないものがある。ペロシ下院議長は、アメリカ大統領の任期までに正気の沙汰でないトランプ大統領が破れかぶれになって、終いにはやけくそになって何をするかわからない。ペロシ女史はトランプが残り二十日までの在任期限に無謀な行動に走ることを危惧して、職権停止を訴える議案を提出することを検討し、更には免職処分を含め、これが通らない場合には弾劾手続きを上下両院に提出したようである。極めて当然である。 

  アメリカ大統領になったトランプの素質、経歴については、側近であったボルトン元大統領補佐官の回顧録にも記されているが、その異常性が懸念されるところであり、権力を与えた場合の危険性について憂慮しているところであった。ところでこうした人物がいかにして権力の座に上がらしめたのか、その背景を考えると、今の病めるアメリカの間隙をついてきたことに、根深い謎の問題を孕んでいる時代性を感じて、薄気味悪さを覚えるのである。

  彼の雄弁術は人の隙をついて強烈なものを持っているし、唆しをその気にさせるところは催眠術に長けるものがある。しかし得てしてこの種の人物には、根本的な知識にかけ、思慮分別にかけ、自己暗示に走り自己陶酔と、妄想の嫌いがある。大衆の心をとらえて煽情的になり、惹きつけていく話術には優れているが、心がない。単なるアジテーターであって、時に麻薬的効果を発揮する。ドイツのヒトラーの演説がそうであった。民衆を駆り立てることに長けており、今回のデモ隊の連邦議会襲撃事件の原因を作ったのは、トランプのアジ演説にあった。 1月11日

連邦議会に乱入して議場を占拠した無法者たちを「勇敢な士」と賛美を送り「私は愛している」と云ったりしているトランプ大統領は、暴動を非難する内外の声に形勢不利と見るや、今度は「法と秩序を破壊する者たちは罰せられるべきであるり、そうした行動をとる者たちに反対である」と白々しく発言する始末である。舌の根も乾かないうちに嘘をつく、これこそ典型的な詐欺師の部類である。こうした政治家は、好き勝手なことをしながら自分では一切責任を取らないだろう。アメリカ国民もこうした権力者に屈服するというから、選挙の結果の7、600万の支持者がすべてそうとは言わないが、、アメリカ国民のうちの四分の一が未だに気付かずにトランプのアジテーターに心酔している実態が、恐ろしい現実である。ペロシ下院議長は、トランプがやけくそになって最後のあがきで、核のボタンを押しはせんかと心配になって参謀本部長と連絡を取っているそうである。小生も実はそのことを心配していた。自分の政権期間中に、やりたいことを盛んに乱発しているきらいがあるので、破れかぶれの策に出られても困ってしまうからである。

  あくまで選挙に結果の敗北を認めないトランプ大統領である。あの手この手を尽くして選挙の不正を正当化しようとしてきたが万策尽きる状態であった。最後は、ペンス副大統領に圧力をかけ、選挙結果のバイデンの勝利を転覆させようと図ったが、「私にはその権限がない」と断わられてしまった。その手続きを踏んでいる最中での、連邦議会乱入事件の勃発である。出席していた議員の多くが避難を余儀なくされる異常事態が起きてしまった。時の現職の大統領が犯した民主主義、議会主義の冒涜であり、前代未聞の、歴史上の最大汚点で何をか況やである。 大統領、失格!    1月12日


   緊急事態宣言の拡大

  今は、異種類新型コロナの感染を、水際で食い止めなければならない事態に遭遇している日本である。しかも相変わらず新型コロナ感染者数の拡大が止まず、むしろ日ごとに拡大する緊迫した事態であり、その危機的状況に、医療関係者は日夜脅かされる思いで過ごすありさまである。病床の不足はもとより医療従事者の疲労困憊も懸念されている。看護師の不足も増大している。コロナ以外の病人を受け入れる余地が狭まれてきて、患者を正常に診察治療できない事態に至っている。然も病院経営を圧迫する状況が日増しに強くなって、複合的な圧迫材料の続出で医療崩壊が現実になってきた。こうした次期に我々は決して病気になってはならないし、ましてやコロナに感染することがあってはいけない。今日も事務所への出勤をやめて在宅に徹しているが、外出によって自分がコロナに感染感染しないように、又コロナを他人に移さないように極論して自分の行動を抑制している。

  今日は、日本が初めてコロナ感染者を発見、確認して丁度一年目に当たる。まさかこれ程の感染力を以て新型コロナウィルスが日本中を席巻するとは誰も思わなかった。しかし今日現在が、今までに最高の感染者数の記録を更新し、重病者も、死亡者も全ての数字において過去最高を更新しつつある。且つそうした事態に対応した病棟施設や病理器具など、集中治療やエクモと云った高度技能を有した患者の収容施設は満杯の状況に迫りつつある。悲鳴の声が巷で上がっている。私はそうした最悪の事態を予測したつもりではないが、新型コロナウィルスの感染拡大と治療方法について危惧していた一人であり、小池都知事に講演依頼を行って、早くから昭和経済会の会員諸君に、注意喚起の懇切丁寧なお話を伺うことが出来たものの、一年後においてこのような状況にまで事態が発展するとは夢にも思わなかったことである。克服にはこれから先まだ困難が予想されるが、先に述べたように、先ず自分自身が適切な対応を実行して、感染拡大を食い止める以外にないと思っている。これを徹底的に周知せしめることが肝要である。

  大都市からの感染者数の拡散は、地方に及び、ほぼ全国的に蔓延する状況である。第二回目になる緊急事態宣言であるが、都市部での街なかの様子は、前回の時より人の往来はニ、三割多いようで減少傾向にはなっていない。医療現場の崩壊がささやかれている現在、これ以上の感染者数の増加を食い止めるには、人の往来を防ぐ手立てしかない。マスク着用はもとより三密を避け、うがい手洗いの徹底した実施を励行することだろう。外出を自粛し、努めて在宅に徹していくしかない。能率は上がらないが、今日も会社への出勤を見合わせている。感染防止対策には、社会の要請に合わせて自分自身が在宅勤務と、防止対策に協力して努力し、難局を突破していくしかない。ここは忍の一字である。 1月15日

    
      トランプの弾劾訴追の決議可決  アメリカの悲劇


大統領選挙に敗北して尚、権力の座にしがみつつ醜態を犯し、権力を乱用するトランプ大統領の行動には、アメリカの民主主義の土台を揺るがす危険性を孕んできていて最早、大統領は自身の判断能力を失った状態と云わざるを得ない。一刻も早く権力を行使する座から外さないと、乱心したトランプが残された大統領職にとどまる期間に、何をしでかすかわからない状態である。バイデン次期大統領の就任式まであと余すところ五日間である。時間的には、可決された弾劾裁判が行われるのは、バイデン政権が発足してからの問題となるだろう。事、ここに至ってはトランプの新たな大統領の権力の行使に歯止めをかけていくことが必須要件となってきた。今となっては大統領職に在って、危険な人物に、危険な道具を使わしてはならない。   彼は又、自分が権力の座から降りた後に、自分に有利な状況を作っておくことに専念して、権力を乱用し、又乱用しようとしているきらいがあるが、事ここに至っては良識あるペンス副大統領の行使を以て回避できるよう心得ておく必要が是非とも必要である。

   トランプ大統領を支持するデモ隊を必要以上に刺激し、扇動した結果、連邦議事堂を襲撃した武装集団に対する捜査が進展して逮捕者が七十名に達し、尚証拠集めに捜査の重点が置かれ、最終的には逮捕者は数百名に及ぶとの観測が飛び交っている。議事堂内になだれ込んで破壊行為に及び、折から審議中の議会を混乱、中断せしめた行為はトランプの反乱の扇動によるものであった。乱入事件では六名の死者が出てしまった。アメリカ議会史上稀に見る事件であり、アメリカ民主主義の破壊行為を犯し、しかもいまだ現職大統領としてのあからさまな民主主義に対する挑戦であり、破壊攻撃であった。下院は十三日弾劾訴追する決議案を賛成232票、反対197票で可決した。民主主義擁護の、唯一残された正義の行使である。

  共和党からも十名の議員が賛成し、トランプの批判が身内から出てきている。おランプに対する弾劾決議は二度目であるが、前回は共和党からは一人も賛成するものが居なかったが、今回は状況は一変した形である。弾劾裁判が行われるには上院での三分の二以上の賛成が必要になるが、上院の共和党の重鎮、マコネル院内総務がトランプの乱脈で過激な反動的行動を非難しており、有罪の選択肢を否定していないので流動的である。トランプ支持で結束の固かった共和党内でも、選挙の結果のトランプの敗北が分かってからは、次第に結束が綻びはじめ、ようやく忖度してトランプに、従順に従わないでも身の安全を確かめうる状態になって自由な発言が許されるようになってきたのである。

  二十日に行われるバイデン次期大統領の就任式には、トランプ支持の群衆が、武装集団を含め数か所で大挙して暴動を起こすという情報が流れており、これを警戒して多くの州兵が防御に当たるという情報が飛び交っている。議会襲撃事件以来、議事堂内には多くの州兵が院内に滞在し、物々しい警戒態勢を敷いており、これが民主国アメリカかと疑ってしまう有様は、小生個人だけでなく全世界の良識ある民衆が不安を以て、愕然たる思いで成り行きを見守っているのである。バイデン政権にとっては、難しい課題に直面しつつ、アメリカ民族の分断と対立した構図を是正し、新しい融和と団結の道を歩むことが求められる。それには過激な人種差別を解消するためにも、歪んだトランプの犯した反動的政治をアメリカから抹消しなければ、分断の拡散を益々助長することになりかねない。勇気を持った且つ冷静な手法を以て、民衆の政治を取り戻すべきである。   

アメリカの民主主義の根幹を揺るがすトランプの暴動のけしかけ

トランプの私欲と私利の明らかに民衆を使い議場乱入

権力の座をほしいまま乱用し最後のあがきに墓穴掘るなり

ヒトラーのアジ演説を想起せるデモ隊に発すトランプの演説

アメリカン・ドリームもスピリッツも台無しにトランプ自作の正義の破壊に

踏み潰すヒューマニズムの精神を強欲主義に走るトランプ

トランプの地球温暖化を否定してパリ協定もWHOも

米中の対立インド太平洋地域に風雲急を告げゆく

アメリカの政治空白をうまくつき世界に拠点を築く中国

中国の自由開放経済に対し保守傾向のアメリカ経済

コロナ禍を当初甘く見たトランプの逆算が襲ふアメリカ悲劇

コロナ禍の被害甚大にアメリカの初動を誤まつトランプ政策

アメリカの悲劇が起こるトランプのアジテーターに踊る民衆

トランプのアメリカ第一主義と利己主義を強欲に推し逸脱のあと

異常なる時代に異常なる人物が出で異常なる結末とぞなる  1月15日

穏やかな連休の空

  緊急事態宣言の発令を以てコロナ禍に怯える日々であるが、街の繁華街から人影が消えて寂しき限りである。不要不急の外出を自粛して家に閉じこもりとはいいながら、娘が云う通り拙宅では庭もあるし畑いじりもできるし、のんびりして居ればいいじゃないですかとたしなめられて専ら家の中にいてそれなりの運動をして体の怠惰を防いでいる。会社に出勤していれば、敢えてスポーツジムに通うまでもなく、通勤途中の動きだけで体のエネルギーの消費を以て十分と云って差し支えない。だから通勤イコール運動と解釈しながら励行に努めているわけで、それがなくなれば逆にそれを埋めるだけの努力をしなければならない。

  快晴の空を見上げると、一点の曇りなき空に陽光が光り輝いて、しきりと外出を促している。空がきれいなのは、環境問題に関する人々の意識が高まってきて、同時に新型コロナ感染症の影響で社会経済活動が沈静化したことも手伝って、自然環境が改善されてきたせいである。売らしいことだってあるんだと思いながら、コロナ感染防止は怠りなく進めて、コロナが齎したプラスの点も勘案して生活していくことが大切な気がする。お昼過ぎの時間を見計らって、マスクを着用して家内と一緒に尾山台商店街に買い物がてら散歩に出かけてみた。途中の尾山台公園には、温かい日差しの中で子供たちが元気に跳ね回っている姿を見つけて、街なかには結構人が沢山出ているかもしれないと思った。でもあのように元気に走り回っている子供には、コロナ菌の姿を重ね合わせてみることは出来ない。親御さんたちもきっと細心の注意を以て子供の健康状態には気を配っていることだろうから、むしろ大人の夜間の飲食が問題なんだと更に意を強くした次第である。

  尾山台駅の踏切を渡ってすぐに左の場所に、昔、亀屋万年堂の店があった。和菓子を求めて重宝していたが、数年前に店を閉じてしまった。そのあとに玉やと云う中華料理店が開店した。食べ物を安く提供する店でありながら味が良く、餃子やラーメンを得意とする店で若い人に人気があった。尾山台駅には東京都市大学に通う学生が沢山乗降するので、定期的に大勢の学生たちが通りを埋め尽くして行くので、こうしたお店が結構繁盛するようである。人目を気にしながら二度三度と入ってみたが、納得できるものがあった。

  ところが繁盛していたと思いきや、今回のコロナ騒動の影響をもろに受けたのだろうか、あっさりと店閉めしてしまった。其の後一年足らずで大坂王将という結構有名な餃子専門のお店が昨日の15日に開店した。今日は開店二日目であるが、二時近いというのに順番待ちの客が並んで道路にはみ出していた。街なかに店じまいがあったりすると侘しい気持ちになるが、こうして活気のある店が次を引き継いで出てきたりしてくれると、つい応援したくなるものである。いつの日かこの店に入って餃子を食してみようと思っている。環八通り迄の商店街を歩いて行って引き返してきたが、この尾山台商店街には昔から結構な小売店が出店していて賑わいがあり、近郊からも買い物にくるお客さんがファンでいるそうだ。 自由が丘と比較して品物が豊富で価格も安いということで、家庭の主婦からの人気も高く、競争も激しいから回転が効くせいで主婦達の満足の度合いも高いという話である。      1月16日

トランプ大統領の墜落

  予想もしないトランプ大統領の醜態に世界が驚いている。選挙に負けたからと云って愚痴放言を吐き、それまでの言動が一体どうなっているのか、急変した人間の様に唖然とするばかりである。あまりにもお粗末すぎるからである。次期バイデン大統領の就任に対し気が狂ったように抵抗し、側近をそそのかして選挙結果を覆すよう強要したり、ありとあらゆる手段を以て根拠なき選挙不正を叫んで訴訟を起こし、終いには支持者のデモ集団を扇動し国会へ乱入させて疑似妨害を図ったりした、これらは全て犯罪行為として糾弾されるべき事案である。権力の乱用についても度を越している。
1月18日
要塞と化したる首都のワシントン バイデン大統領の就任時の前

目前に迫るバイデン大統領就任式の厳戒態勢

冷静になればなるほどトランプのデモの群衆を煽る演説

アメリカの民主政治の根幹をゆるがすトランプの破壊行動

トランプの退陣近き断末魔あらはに示しおぞましきかな       1月19日


公益社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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