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VOL2018.6.1
夜の10時から始まるテレビのニュースステーション。コメンテーターの後藤謙治さんが、国会で行われた与・野党の党首討論を聞いて、今まで聞いてきた中で最低だったとの酷評である。つまり史上最悪だと。私もそう思う。持ち時間もそうだが、問題は野党の質問の内容である。陳腐で同じ繰り返しである。答える総理もだらだらと同じ内容の繰り返しで(平然)として余裕すらある。国民は聞き飽きてしまった。
与・野党とも見通しが建てられない論戦であり、議論である。論戦は、いつまでも堂々めぐりしている。だとしたら時間の浪費に過ぎない。それよりも分裂したままの野党の諸君に、自分たちの結末を何とかしてもらいたい。野党の六人の党首が立って質問しても意味がない。自民党のような、頑丈な野党を作って一人の党首を立ててもらいたいものである。そうすれば日本の政治も、レベルが上がっていくだろう。
例えばトランプの保護主義政策で、貿易摩擦が燃え始めているなかで、日本は解決のために、世界に乗り出していくチャンスであり、それが日本に課せられている今の使命である。 6月1日
...
芝生の中に「ねじりそう」があちこちに生えている。刈り取ってしまうのが可哀想だし、自然のままに、大事に生えさせている。だから芝生を刈る時には、いつも避けて芝をかるようにしている。眺めていると、庭の芝生のなかに、浮島のように影を落としているので、風情があって良いなと思っていたところ、今日小さなピンクの花をつけているのに気が付いた。熱い日差しに促されて、あちこちに咲きだした。真ん中に突き出た一本のか細い幹に、つぶらな花を沢山並べて付けている。見るからに可愛らしい。
*
銀座の「白いばら」の店長が持ってきてくれた薔薇の花も、大きな花をつけて咲いた。白いばらの店は、今年の1月10日に店を閉め、86年の長い歴史に幕を下ろした。もらった白いばらが、今、けなげに咲いているのが、何ともやるせない。白ではなく、ピンクの綺麗な花である。 6月2日
今日からつ梅雨入りである。気象所がら発表された。明け方から、雨がしとしとと降っていた。雨に濡れて、紫陽花の花が濃むらさきに染まっている。しとしとと降る雨は、訳もなく静かで寂しさが籠っている。じっとしていると、物かなしく体の芯まで濡れて来そうだ。樹木も煙るような雨の中で、沈黙したままである。家の近くに結構な広さの畑が広がっている。けむる様な雨を見ていると、畑の道を濡れて歩いてみたいと云う気持ちにもなる。ふと思い出したが、或る詩人が、しとしとと降る雨の様子を歌った詩がある。
*
「雨は降っている。雨は蕭々と降っている・・・」と、詩人はまるで嘆くように繰り返し詠んでいた。 詩人は確か三好達治だったかもしれない。 6月6日
このところ新入社員の飛び込みの訪問を受け忙しかりけり
新しく第二の人生を踏む君に神の恩寵の豊かなるべし
*
六月に入ってから、新入社員の飛び込み訪問をたびたび受けている。この春に就職
として希望に燃え、新規顧客の開拓のために訪問してくる。そうした若者たちの夢を砕くようなことがあってはならない。時間が許せば、出来る限り対応するようにして、話が合えば応じるようにしている。名刺だけでも貰って帰りたいと、意気込みは大したものである。青年達の話を聞いて、大いに勉強になって触発されることがある。頑張れ、若者たちよ。6月7日
紫陽花にそぼ降る雨の道行きにイエスと出会ひ語る楽しさ
十字架の主を仰ぎ見て行く道のペテロもパウロも踏し岩なり
*
十時半から始まる玉川神の教会の礼拝に出た。週報を見たら、小生が今日の献金感謝の当番に当たっている。礼拝が終わってから、会衆一同から献金を集め、主の御名によって神様の前に捧げることになっている。その時の祈りを述べる当番にもなっていた。私は冒頭の和歌を即興で詠みあげて、主に感謝して、皆から集めた献金を十字架の前に奉った。。
今日は、このところ体調を崩されて休まれていた内科医の大武先生が久しぶりにお見えになった。嬉しかった。御年九十三才である。スマートで英国型紳士である。藤沢から二時間近くかかるそうである。今日はお譲さんが付き添ってこられた。菊山兄は御年九十才の大先輩である。親孝行の息子さんがいつも付き添っている。模範青年である。菊山兄は信仰心篤く聖書のみ言葉を克明に手帳に記して実践されている。このところお元気になって毎週、礼拝に参加されている。高齢のお二人だが、教会では気持ちが通じ合って、私は、お互いに畏敬の念を以ているなかである。
妻と一緒に、一週間の最初の日に、礼拝で神様からみ言葉を頂くことは幸せなことである。それは一週間の大きな糧になり、励ましとなる。 6月10日
米朝の両首脳がシンガポール入りして準備万端の様子である。非核化へ向けて交渉が成功するよう祈っている。朝鮮半島の混乱は、地政学的にも日本が一番影響を受ける。一時的休戦とは云いながら、朝鮮半島は未だ戦争状態なのである。先ず戦争終結宣言を出すのはもちろんだが、平和条約、国交樹立といった問題を精力的に進めていくことだ。トランプ氏は最初の一分間で金氏の本気度が判ると云っている。
大方の話し合いは出来上がっているとも豪語している。午前中の二人の交渉で、あと高官を交えた交渉で昼食会となり、午後シンガポールを離れると云う。慌ただしいが、歴史的会談を是非とも成功させてもらいたい。平和への確信的一里塚である。成功するはずである。最初のスタートが肝心だ。
シンガポールのセントーサ島は綺麗な島で、昔旅行したことがある。日本的に云えば白砂青松の風光明媚な地である。会談の場所となった豪華なホテルは、まだ建っていなかった。
核開発の完成を遂げた北朝鮮は、これからは経済発展に政策運営の舵を取るという思想である。核を捨てて平和の基礎を築いていくことである。若い指導者の双肩にかかっている。 あすの会談の成功を祈りたい。 6月11日
激しく罵倒し合っていた米朝首脳が、国旗を背に固い握手を交わした後、満面の笑顔で待ち構えていた報道陣に向き合った。米朝首脳の史上初めての歴史的会談が実現した。そして両国は敵対関係から友好、協力関係に進む体制を組むことで大筋合意した。世界が注目した画期的展開である。朝鮮半島に民族分断の暗くて長い戦いの歴史の幕が、切って落とされた。
アメリカが北朝鮮の体制を保証する代わりに、北朝鮮は非核化へ向けちて核関連施設と核弾頭を順次廃棄していくと云う合意文書に署名した。
米朝の一触即発だった数か月前のことを思えば、まさに天と地との差である。そうしたリスクを回避できただけで良しとしなけらばならない。金正恩氏の考え方は、本質的に変わってきている。核開発が完全に成し遂げられた後は、国家の目的が、軍事優先から国内の経済発展と、民生の安定を望む政策に転換し始めている。体制の保障を得るための核開発であったし、アメリカから体制保障の確約を得れば、核を所持する理由がなくなったという極めて明快な論理である。流石に金氏の若いものの考え方である。
トランプ氏が云ってたように核問題を解決し、正恩氏は巨大な事業を始めたいと決心した結果が、今日の会談の概要である。あとは実務者レベルに任せて行けばいい。トランプ氏と正恩氏は、しばしば会って話し合い、友好関係を発展させていくべきだ。正恩氏は弱冠34歳、トランプ氏の71才と比較して引けを取らぬ落ち着きと風格である。そして笑顔は少年のようにあどけなく、純真で可愛いではないか。国難を背負って、米国と対等に良くぞ頑張りぬいた。ご苦労様であった。過去の苦難に耐えて克服し、ようやく今日にたどり着いたと述懐する正恩氏の意味深い言葉である。今夜はよく眠れそうだ。妻も同じことを言っている。夫唱婦随だからなあ。 6月12日
政治家でもないのに、北朝鮮の核問題に一応の決着がついたので、難癖を付けずにこれを良しとして、早めに旅行をしてこようと思っている。行く先は十年ほど前に行ったイタリアである。奥の細道の旅に憑りつかれた芭蕉の心境ではないが、心は既にここにあらずである。ミラノ、ヴェネチア、フィレンツエ、ピレーネ山脈を越えながら教会のある小さな村を訪ね、ローマへ下る。逆に行ってアルプスを越えてドイツに入ってみたいとも思う。しばらくの間、原稿を休むことにする。ご健勝の毎日を。 5月14日
社団法人 昭和経済会
理事長