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社団法人昭和経済会

理事長室より
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理事長室より

Vol.16.03

慌ただしい3月に入りました。
勇んで仕事に励みましょう。
小生は、先ず歌から朗らかに始めます。
仕事の合間も含めて、いつも思いついては、瞬時に詠んだものです。そして
私の歌は口語文でなく、全て文語文で読んでおります。


けふよりは弥生の花の季節なり余も若やぎて野に遊び出む
秋ちゃんと花をかざしてお互ひに見合へば若き頃を思へり

そよかぜにすぐにな散りそ山桜妙なる姿飽かずめでしに
奈良山を吹きすぐ風のいつしにか花の匂ひにかほり染めしか
春を告ぐ花の便りの田舎より早う届や我れが都に
昨夜より春の嵐の収まりてほころぶ花のつぼみ数えへり
草木の芽生へと花の香りなきさうらさぶ街に春の風かな
梅の木の根元に生えし蕗のとう朝なに摘みて籠に収めし
如月の寒きあしたに先駆けて土より出でし蕗のとうかな
いまさらに色も素っ気もなかりせば引っ込み思案に落ちることなし
三面鏡まじかに見据え語りあふ自信のほどを披歴し合ひて
真向ひて鏡に映る我が面に未だだと自信のほどを聞かせり
広目天据へしまなこに吾も和紙、筆とを持ちて世にそ臨まん
さはやかに彼方を眺むまなざしの広目天にしくるものなし
強力の足で踏まるる邪鬼らみな顔をしかめて痛がるらしき
自信こそ生命力と感知して己れ自身に言い聞かせけり
法輪寺法師と語る杉村氏ふかき悟りの道を示しつ
うららかな春の日差の照り返す床の間を背に法輪寺の僧
床の間を背に語らえる住職の和みも床し法輪寺の部屋
春浅き庭の石にも萌黄たつわずかに苔の蒸する気配に
仏法を解く掛け軸の豪気なりその墨あとの和紙にあざけし
大居間に眺むる岩の苔むして春のしぐれに色さめにけり
溌剌と迎ふ弥生のあめつちの光みなぎる野にそいでむや
春雨の艶めきふりて万象の命と色のよみがえりけり
あたたかき南の風の吹きそよぎ春さめ清くそそぐ今朝かな
春雨の音に目覚めてすがすがししきる色にも心ひかれり
昨夜よりしきる氷雨の和らぎて早や温かく変わるこの期は
様々な恐ろしきこと世の中に襲ひてくるも怖じるべからず
たとへ死の影を歩むも恐れまじ我を守れる主が共にいて
聖書より生きたいのちのみ言葉を授かり先を勇み行かまし
主と共に歩む道こそ楽しけれ妻が常々云ひしことなり
我に日々欠くこと無きと思へかし満たせる日々を感謝こそすれ
万象に注ぐ小雨のあたたかき春の兆しを思ふ庭畑
降る雨も樹木を癒し緑なる命を与ふ春の来たらん
この世にて株の上げ下げは常道にさは景気づけに上げを良しとす
今の世の超金融緩和にて金の行き場が無しと思案す
大方の民は金欠に日々悩みなれどじゃぶじゃぶと金はあるらし
正念場迎えるアベノミクスなり株と為替の動き如何に
均衡のとれた相場に経済の実態が振れ良くも悪くも
明らけし株の上昇に含み益いでて勘定は良き結果にも
暴落ののちアク抜けの思惑に株価上昇に弾みつくなり
見渡せば遥か彼方に舟の行く小島帰りの連絡船よ
この国の豊かなさまに驚きぬ戦争のなき平和なるゆえ
日のもとに栄えし国に我生きて良き先達に学び感謝す
親指を上に突き上げ勝ち誇るが点のアイズと受くる冠者に
斜め下たもとに落とす眼差しの哀しみこもるイエスその人
おほぎ見る母のマリアの悲しみのみ子を見つめる痛み覚へり
み子を抱き注ぐまなこのうらがなしあはれ定めの若きマリアよ
平和主義国家の上に安堵して民は勤労にすぐる所以に
夢に見る暗黒時代に東条やヒトラーそして今はアサドと
様々な試練に立つも恐れまじ戦火をくぐる昔思えば
この世にて欲を抱けば限りなし身軽に生を味はいていく
人はみないつかは死にて王様も乞食も共に永久冥途に
恐ろしき夢に東条・ヒトラーに今はアサドと時を汚せり
今宵又僅かの酒を口にして天下泰平と云い聞かせけり
何かにと騒ぎ立てては自らをひれかす人の愚かなりけり
恐ろしき女だてらに欲をかき人をおどして金を奪へり
人づらは驚くほどに磨き立て心の卑しおんな顕はに
この女の亭主を貶しなほ憎み人に告げ口してはばからじ
難民の女子供のあまたいて小舟に乗りて海を渡り来
ひもじさに耐えて荒れ野をさまよいつあはれ難民の放浪の先
プーチンもオバマも無知に打つ手なく欲が絡みて引きあひにけり
理由なく空爆を受け逃げ惑ふ罪なき人の行方思へば
難民のシリアより出てEUへ自由と食を求む道行き
難民の死の行軍に等しきに世界が救ふ術を打つべし
内戦にあまたの死者を街なかに投げ出し始末のおぞましきなり
朽ち果てし瓦礫の下に幼な児の吐息の音のやがて小さく
アサドてふ馬鹿者がいて世を乱し貧しき人を痛みうちけり
くにたみの多くを無残にあやめるたる鬼畜のアサドを葬り去らん
暴君の狼藉も又毒々し十字架にかけ裂きて葬らん
内戦の続くシリアにこの度の停戦合意を得るはチャンスと
合意後の本格的な撃ち合いのなく打ち過ぎしシリア全土に
しかばねと残骸の後の地獄絵に平和と光の希望描かん
アメリカの大統領選を見習ひて自由闊達に議論し合ふに
トランプの候補の暴言極まるもこれを許せる雅量のアメリカ
ヒラリーにサンダース候補が加わりて政治をするも国の為なり
トランプの歯切れの良さに民衆の喝さいを浴び波に乗るなり
トランプの支離滅裂の舌鋒の攪乱戦法に面白さも見て
トランプの過激発言にアメリカの変化を求む風潮にあり
アメリカの従来型の政治的手法に民の不満うねり来
マンネリを打破し新風を巻き起こすトランプ候補の善戦に見張る
トランプの善戦のあとの意外なり大統領の風格も見えて来
トランプがアサドにいかに手を打つやもし大統領につく日来たらば
大統領勝利戦へと近づきぬクリントン・トランプのスーパー・チュウズデイ
アメリカの開拓時代を髣髴す異端児トランプの突如現はる
候補者の次第に狭まる接戦と激戦をみて注目の今
トランプの選挙運動の波に乗り放言・暴言の止まぬ気配に
上海に開くG20の財務相・中央銀行のお偉ら方々
中国が議長を務める会議にてお膝元より揺らぐ経済
株式の暴騰・落を繰り返す市場を見据え開く会議は
マルクスが解く経済優先の社会こそアベノミクスに似たる点なり
マルクスも株式投資に失敗し思惑経済の難しさ得て
ケインズも経済優先の社会にて完全雇用を目的とせる
一年余胸を痛めしことありて決断のあと王道にかえる
この度は心を静めバイブルの詩編二十三章を感謝して読む
晴ればれと空を仰げば紺青の色も瞳に染む心地なり
繰り返し読む主は我れが牧者なり常に豊かな恵み与へり
トランプの目を逆立てて怒り居るアメリカ社会の矛盾晒しつ
トランプの噛みつくさまに吠えまくるアジ演説のヒトラーに似て
熱戦の旅に風格も備えきぬトランプ候補の怪しその影
暴言を吐くも程度をわきまえぬこととなりせば素質問はれむ
品格も欠くべからざる要素にて米大統領の素質問はれる
アメリカの大統領の選挙なりされど世界のそれと同じと
玄関の床に小さき守宮いて壁に張り付くまでを見守る
友人の封書に今村美代子氏の写真のありて昔偲べり
瑞穂区に住む良き友の封筒に昔の女の写真ありけり
懐かしく偲ぶ今村美代子氏の写真に一句を思ひ出しけり
春日井の町を流れる長良川船をあやつり鵜飼楽しむ
今井氏のその後の便りなかりせば遠き昔を偲ぶよすがに
一度のみ尾張にて会ふ女なれど鵜飼を楽しみ宵を過ごしぬ
梅の香の白き月夜に匂ひきて心に甘く深くしみける
内戦のシリアに停戦の合意得てその後の戦闘無きはうれしき
停戦の持続可能な条件を双方納得せしは良きなり
内戦に暮れて難民の続出し自由の土地を求め行く民
内戦に犠牲者あまた続出し地図より国の抹殺されぬ


   
世界経済激震の震源地、中国の上海でのG20会議

中国の上海で27、28の両日にかけて開かれているG20、主要20ヶ国財務相、中央銀行総裁会議が、29日に無事、閉幕したが。中国が議長国を務めた。主要となった議題は、今の世界的に激しく繰り返す不安定な金融市場についてであった。各国とも、こうした事態に対しては、あらゆる政策を総動員して、これが安定化に努めることで一致し、その趣旨を盛り込んだ力強い共同声明を発表した。とかく国際的な事案となると大国同士が、米・欧と、中・ロとの間での意見が揃わない傾向があって、会議の成り行きが懸念されていた。こうした失望的推測をして26日の中国上海での株式市場は6パーント強の急落をしてその日の取引を終えた。幸いにして会議では、ロシアを初め、米・EUやアジア、アフリカ諸国をふくめ全会一致の共同採択にこぎ着けられた。中国の存在感がここでも示された形であるが、何かと複雑な国内事情があるにしても単なるパホーマンスにとどまらず、現実的な政策で中国が国際信義を重んじた積極的で透明性のある行動に出てくれることが望まれる。
思うに、国際政治面で何かと意見対立する構図の中で、今日ほど国際協調と協力体制が求められているときはない。各国が、とりわけ経済大国を以て任じる国々が、足並みをそろえて問題解決に努力していくことは、国際紛争をなくして世界平和と秩序を目指すうえでの大きな前進である。百パーセントの成果を求めることは至難の業であるが、少しでも解決への道筋を示して、それに向かって各国が共同して歩調を合わせて行くことが、極めて現実的であることは言うまでもない。会議の結果は大いに歓迎すべきことであった。北朝鮮にしてもそうであるが、特にシリアの内戦を中心として依然としてISの攻撃が続く中、そしてなお中東諸国・地域間の対立・紛争が続く中で米・EUと中・ロの大国間の足並みがそろわない状況であったが、今回、世界的な経済問題で共通した認識を得て、これからの行動の指針を得たことは大きな進歩であった。政治問題を解決するにしても、根本において経済が絡んでいるので、そうした点で意見の一致を見た場合には、政治的紛争も、問題克服も繋がっていくことは自明の理である。世界金融事情の安定化に向けた認識が共通することで意見の一致を見ることが出来、朗報であった。一つでもいいから、何か互いに良い点て共通し合えることがあれば、それだけ関係国の絆が保てるということで、世界のスキームが崩れ落ちるという危機的状況は回避できるからである。
昨今の状況を見ると短期的、長期的観測で非常に憂慮すべき要素をはらんでいたがゆえに、そうした混乱の思惑は少なからず払拭できたことは素晴らしい成果であったと評価している。本欄では2年前から中国経済の減速を憂慮したところを指摘してきたし、今もって先行き不透明感があることは致し方ないが、深刻な度合いはかなり顕在化したものである。日本がかって経験したように金融機関の不良債権が大量に発生している点である。リーマンショックを緩和するために中国当局は大量の資金を市場に供給した。それが資源の買いあさりや、不動産価格の高騰を招き、例えば国内に野放図に建築されていった高層マンションが金融緊縮のあおりを食って買い手がつかずに放置されたままの廃墟となったところが万とある。日本が辿ってきた道を繰り返す現状である。経済大国の中国からも、大量の資金が海外に流れ出しているし、そうした懸念の上に、原油の値下がりが、産油国や新興国の経済を直撃していること、就中、アメリカの金利引き上げ観測で、そうした国々から資金の引き上げを引き起こしている状況があって、資金の大量移動が始まっていることは大きな課題である。これをいかに食い止めて行くかが、国際協調の狙いでもある。今回の国際会議では、強力な財政出動と、構造改革の問題が見送られたことは残念な気がする。これは次回に開かれるG20までに、各国が打開策を提起することで終わった。
核ミサイルで北朝鮮への強化された更なる強力な制裁措置、シリア内戦で米・ロが停戦に向けた合意成立と実施など、今まで懸念されていた事案が解決に向けて一歩一歩進んできていることも朗報である。繰り返し言ってきていることであるが、大量の悲惨な難民問題を解撤なくして、人類の英知を云々する資格はない。ナチスヒトラーなどの残虐性を繰り返す人類の愚かさは如何ともしがたいが、今もってそれに等しい行為が国際社会で行われていることは人類にとって恥であり、なんとしてもシリア問題、アサドの蛮行を止めて、難民の発生を根絶しなければならない。人道上許しがたいことである。一方南沙諸島での中国の軍事進出については尚、予断を許さない状況にありながら、いまのところ米・中が互いに自制しながらけん制し合う状況になっている。解決すべき課題は沢山あるが、着実に、冷静に事態を凝視して、世界の指導者が努力されんことを願うのみである。
そうでないと、今アメリカ大統領選の予備選挙が白熱しているが、過激な発言を繰り返すトランプ氏が、泡沫候補から有力候補にのし上がってきている。混乱と混沌の中から、得てして過激な指導者が受けるような危険な風潮が蔓延してくるものである。民衆の不満が増幅してくると、そうした候補者にうっぷん晴らしに人気が集中して、従来型の政治家から離れた奇想天外の指導者が力を増してくるものである。トランプはそうした意味で今のアメリカの内在する矛盾と不満が噴き出しているとみてもよい。トランプの人気台頭を風刺的に見るのは誤りである。爆発的に大きな波となってうねってくることもありうる。そうした時、国民が如何にこれを受け止めるか、当事者がいかに軌道修正して現実的論議を展開していくかが注目である。「偉大なアメリカを取り戻す」というキャッチフレーズがトランプの宣伝文句だが、「偉大なアメリカを取り戻す必要はない」と云ったのは、ヒラリークリントンである。今、「アメリカは偉大である」と打ちかえした。クリントンも実力を発揮し手来ている。おそらく両者の対決場面となるかもしれない。いろいろな視点があるが、両方に言い分があることは確かである。サンダースが云うように現実は確かに富の偏在は顕著であり、例えばアメリカの富の99%は、1パーセントの富裕層に牛耳られているということからして、国民の間に不平不満が噴き出るには合点がいく。活力を発揮し、自由で創意工夫を以てイノベーションに取り組み、企業家精神を発揮する経済社会構造の進んだ国こそ、格差社会が進んでいく傾向にある。自由競争社会を是とする国では、競争こそが経済社会の進歩と発展、そして成長持続の原動力となる故、強者はますます強く、弱者はますます弱い立場になっていく傾向は避けがたい。だからこそ近代経済の分野においても厚生経済学が、ピグーをはじめとして広く研究されてきている理由はそこにある。問題はこの不平等がもたらす顕著な格差社会をいかに是正していくか、富の不平等について如何に所得の再配分を行けて行くか、昔からの難問である。
貧富の格差の弊害を除去し、貧困層の救済にいかに手を打っていくか、そして自由で活力ある社会の構築にいかに英知と勇気を発揮していくか、アメリカンドリームの持ち味を国家の目印として輝きを発揮せしめて行く工夫が必要がある。極端な事例になって論評の余地がないが、今、大統領選挙の予備選が行われつつあるアメリカの自由・民主主義社会と、一党支配による中国共産党の年次党大会の模様を比較すると、人間的な深みの味わいにも、組織、仕組みの楽しさが歴然である。
ところでG20の会議が終わり共同声明が採択されて無事に終わったことを歓迎してか、週明けの東京株式市場は期待する円安、株高となって会議の声明を好感した感じである。取り敢えず目先の不安材料が払拭されて、投資家の安心買いが入ったようである。今日のところはめでたし、めでたしと云うところである。 3月1日

日本が得意とする卓球のスポーツで今、世界卓球選手権試合が行われている。昨日は我が日本の女子選手らが、強豪の北朝鮮を破り見事準決勝に進んだ。15歳の伊藤選手の熱戦に夢中になって応援して観戦していたが、熟練度と精神力はずば抜けていて感動を覚えていた。福原選手、石川選手、そして伊藤選手の不屈の精神に対し賞賛を覚え、この年になっても大いに教えられて勉強するところで感服してやまない。幾多の名場面で、伊藤選手が見せてくれた相手とのラーリーのやり取りにはむしろ素晴らしい華麗さを味わうことが出来たし、結果18対20と云うロング試合を演じるという凄まじい試合となった。また男子選手も今日の試合で熱戦の末イングランドを撃破し決勝に進んだ。
男子、女子とも優勝した暁には、何十年ぶりの快挙となるそうだ。その女子の決戦は、日本時間で明日の午後3時から同じくテレビ東京で観戦できる。いつもは経済番組でもハイレベルの知識を身につけてもらって、さすがに知的グレードの高いテレビ東京ではある。朝早くから始まるモーニング・サテライトでは、ずば抜けたスタッフが揃い迅速、明快な内外の経済ニュースを意義深く提供してくれる。番組のリーダーの采配振りは定評があり、幾多の難問を簡潔明瞭に報道してくれて毎日の経済活動に役立っている。この番組を見ずして会社に出勤することはできないと同じように、多くの金融マンや営業マンにとっては必見の番組である。この世界卓球選手権にしても、専門外のスポーツ分野でありながら他局では真似のできない、実に良い番組を組んでくれると感謝でいっぱいで、あしたも優勝への王手をかけた試合である。女子チームの世界ナンバー1の強敵・中国との戦いの観戦である。中国選手は男子、女子共に個人的にも、チームとしての団結力も、ずば抜けて高い戦闘能力を持っている。技術的に勝り、持久力にも力を発揮している。技術、体力、精神力に見習う点が多く、油断できない相手であり、緊張の戦いになるし、レベルの高い熱戦が見ものである。まず最初の戦いで相手に勝ってプレッシャーをかけて行けば、作戦的に成功するだろう。決戦試合に声援を送って観戦したい。頑張れニッポン!


この度の世界卓球選手権男子・女子とも決勝に出でり
声援を送り見守る卓球の世界試合に胸躍らせり
卓球の世界選手権の優勝を目指す日本の活躍に期す
選手らの大活躍にリーダーの女子福原と男子水谷
熱戦にもろ手を挙げて応援す妻と観戦の世界卓球   
横浜の仕事を終えてドルフィンの店のステーキ食むは楽しき
日本の名誉にかけて奮闘す選手の世界卓球選手権    
夕食後妻と世界の卓球の日本快進撃の試合見るなり           3月5日


世界卓球選手権試合では、決勝に進んだ日本チームが、男女とも対戦相手の中国チームに圧倒的な実力の差で敗北した。残念である。観戦中終始ハラハラする場面の連続で、声援に疲れ切ってしまった。応援団も、疲労困憊で完敗の心境である。今回も中国に金メダルを持っていかれ、日本は二位の銀メダルに甘んじたが、選手たちの健闘に拍手を送っている。頂上を目指すことの至難の業は言わずもがな、日々に鍛えあげた実力は、その時のわずかな調子の加減でぶれてしまうことがある。絶頂なコンヂションの状態に持っていく精神的な胆力を鍛える努力も大変なことである。優勝を逃した戦いであったが、卓球の醍醐味を堪能することが出来て素晴らしい結果であった。3月6日

春雨の音

春雨の音に目覚めてすがすがししきる色にも心ひかれり

   この季節に雨の音に気付いて目が覚めたのは、ここ近年なかったように思う。音に目覚めたくらいだから、かなり激しい音に違いないが、さほどに雨の音は大きかったが、そんな荒々しい気持ちは抱かなかった。春雨の音だからであろう。カーテンを引いて庭の様子を見たとき、激しい降りであったが、何となく雨の筋に優しさがあって心の隅から隅までが洗われるようなすがすがしさを感じた。目覚めた時だったこと、春先の樹木の芽生えを促すようなあたたかく優しい春の雨だったことによるからであると思った。音は雨の糸の太さにもよる。そして雨の糸にも色を感じるくらいである。激しい雨の音は、雨の太い糸によるものだから、糸が細くなるにしたがって音も小さくなっていく。雨が上がるときはそうした雰囲気を表している。
今朝降り続いた雨の糸をまとめておほってみると、朝に霞をかけたような白々とした世界で、あたり一面がかすんだ色である。何とも言いようのない微妙に、まろ味を帯びた清潔な艶やかさである。それは雨の恵みを深々と、しめやかに味わえる色合いであった。その後、その雨は次第に鎮まってきた。そのあたりに時間の経過がわかるくらいの、わずかな空間であった。雨の糸が消えていくように辺りがかすかに明るくなってきて、薄日が差すくらいの空に変わってきた。恵みの雨が、喜びに代わるようである。これは朝に経験した、春雨の綺麗な移ろいのひとときである。そんな時にふと口にしたリズムが言葉となって出たのが、冒頭の一首である。この日の朝の雨が、春のなまめかしい季節の訪れを告げてくれる。そしてこれから先、穏やかで明るい春のひかりの季節を運んできてくれるはずである。 うれしいなあと思った。     

春雨の艶めきふりて万象の命と色のよみがえりけり 3月7日

昭経俳壇の今村美代子姉

   十数年前になるが、昭経俳壇に投句されていた今村美代子姉が体調を崩した後、一時期俳句をやめてしまったことがあった。その後音信不通となって以来、現在に至っている。今村さんの俳句は色合いが濃く、女性の細やかな感覚が一句に味わえて、私は素晴らしい句評をしていたことを覚えている。
東京銀座4丁目のにある交差点にある三越銀座店の横のビルの地下一階に、エスタードと云うパブがあった。若い頃、友人に紹介されて以来、良い店だったので時々飲みに行っていたが、そこの経営者のK女性が名古屋の春日井出身で、相続に絡んだ土地のことで相談に乗ってほしいと頼まれて、新幹線に乗って名古屋までいったことがある。その夜にKさんの接待を受けた時に、居合わせたKさんの友人たちの三人を交えた会食懇談の席となった。今村さんは、そのうちのひとりであった。他の二人はご夫婦で教師をしていて木村と名乗っていたように思う。夕方から始まった接待には、長良川の舟遊びと鵜飼いが含まれていた。宵のとばりが下りてきた頃から、花火が盛んに打ち上げられて、夜の空に華やかな緞帳を下したようであった。船の上で酒を飲み食事をし、船頭の操る船にゆられ、鵜飼の妙技を見ながら屋形船に乗って情緒たっぷりな長良川の鵜飼いを堪能することが出来た。懐かしい思い出の一こまである。今村さんはその時、名古屋で今村デザイン学園の園長を務め、商業的にも活躍していた人で、小柄な美人であったが、職業女性に得てしてありがちな独身者であった。名古屋市にあるオレンジマンションの8階にお母さんと一緒にすんでいらした。鵜飼を楽しんだ翌日、Kさんらと一緒にその自宅に招かれたとき、お茶を立ててもてなしてくださった。出してくださった和菓子がとてもおいしかった。その時以来、勉強熱心な彼女は昭経俳壇のメンバーとして加わって7年ぐらい、毎回名古屋から詠んだ俳句を送って掲載を楽しんでいただいた。無論、名句を沢山詠んで残されたので記念に何冊かの本として出版したいという希望を持っていらした。私は、素晴らしい俳句の作品なので有名な出版社から出したらどうですかと薦めたが、恥ずかしいと遠慮されて躊躇気味だった。出版社の担当者は、その目算は十分にあると太鼓判を押してくれていたのである。
   今回奇しくも尾張は名古屋の瑞穂に住む杉村大兄夫妻が、かって今村さんと昵懇の間柄であったことが分かり不思議な縁のめぐりあわせであることを知ったのである。今村さんとはその時の一度だけの面識であったにもかかわらず、俳句を通して人生の奥義まで知り合う仲となっていたこと、そして親しく書面を取り交わす杉村大兄とは未だ一度もお目にかかったことがないにもかかわらず、人生の深い友達として係わり、先輩として敬愛の情を持つことになっている今を思うと、人の世の妙味を得て感無量を禁じ得ないのである。限られた一生の中で何を為すべきか、何を残すべきか、しばし熟慮に過ぎる春の宵である。

友人の封書に今村美代子氏の写真のありて昔偲べり
瑞穂区に住む良き友の封筒に昔のひとの写真ありけり
懐かしく偲ぶ今村美代子氏の写真に一句を思ひ出しけり
春日井の町を流れる長良川船をあやつり鵜飼楽しむ
今井姉のその後の便りなかりせば遠き昔を偲ぶよすがに
一度のみ尾張にて会ふひとなれど鵜飼の宵を過ごしけるなり
尾張にて一度まみえし人なれど長く俳句を通じ親しむ
                                               3月10日


昼食の間   歌詠みのひと時   二十首

起業家の道を目指して若者の創意工夫を競ひあふよし
笠井氏が金儲けの種持ちてきぬ無沙汰のあとの笑みを湛えて
トランプの暴言を吐く下劣さにヤンキー族が反旗かかげり
あのままで軌道修正できぬなら早や大統領の素質疑はる
政策の論争ならず下劣なる攻撃跋扈の大統領選
軽薄な議論に飽きて民衆も気を取り戻す気配なるかな
アメリカの命運危惧す将来の道いかがなり大統領選
政策の基本を論ずいとまなく喧嘩まがいの非難中傷
いまだ良し日本の立憲民主国知性と品位の多少なるとも
議員諸侯にも悪しき身の者もいて自然淘汰に消え去りしなり
原発の再稼働中止の仮処分決定下す大津地裁は
画期的判決となる原発の大津地裁の稼働中止の
判決に悲喜こもごもの地元にて利益うる人得ざる人とで
たまるほど汚くなるは灰皿と金とはよくぞ云ひ抜かしけり
周辺に欲に絡んで悪させる人の絶えざる世のきたなさよ
平然と他人の金に手を付けて居直るインテリやくざと称し
東北の大震災の惨状のいまだし残る五年へてなほ
教会の日曜礼拝に妻と行くさなざまなこと捧げ祈るに
願いごと持ちてイエスに打ち明けぬ胸もとすがしマリアにも又
献金のわずかながらも東北の大震災の被災者のもと
おおなゐと大き津波に襲はれし東北の地の荒れしさまなり
春まだし朝のひさめにほころびし梅のつぼみも硬く身を閉づ
ヒヨドリの餌をくれよと目の前にさえずり来れば応へけるなり      3月14日


先ごろ詠んだ和歌を見ていたら自分を促す元気な歌に接したので、改めてそれをコピーして諸兄に披露し、お互いに奮起を促す些少の糧にもなれば幸いと思った次第である。

三面鏡まじかに見据え語りあふ自信のほどを披歴し合ひて
真向ひて鏡に映る我が面に未だだと自信のほどを聞かせり
広目天据へしまなこに吾も和紙、筆とを持ちて世にそ臨まん
さはやかに彼方を眺むまなざしの広目天にしくるものなし
強力の足で踏まるる邪鬼らみな顔をしかめて痛がるらしき
自信こそ生命力と感知して己れ自身に言い聞かせたり

   米大統領選挙は華々しい話題に事欠かないが、老いても尚華麗に振る舞うヒラリークリントンと、いささか品に欠いて乱暴丸出しの元気なドナルド・トランプ(69)が勢いをまし、大統領選挙は意外性を出して二人の一騎打ちとなる公算が大である。政治家は体力が武器である。知性、感性、品性、哲学、思想、信条の点については兎も角、二人とも健康においては異論がない。ここで注目するのは、トランプである。昔プロレスのリングを騒がせた人気者のプロレス選手、銀髪のブラッシーを髣髴させる面構えだ。ブラッシーはリングに上がる前から吠えたてて銀髪を振りかざしながらやってくる。対戦するといきなり相手のおでこに噛みついてきて、最初から流血試合となる。如何にも動物的で攻撃的であり、その野蛮性が受けて、ルール違反を平気で犯かすところは試合の常道であった。観衆はそれがスポーツの戦いとして本気で応援するものでなく、一つのショウとしてみているので、それがファンの人気を受ける理由の一つである。トランプもショウとして軽薄にみた場合は確かに意外性があって面白く、ルール違反を巧妙に演出して民衆の関心をそそるものとして見ている分には問題ない。おれでも仮にブラッシーが反則を犯しながら優勝するとしたら、観衆はこれをほおって見ているわけにはいかないだろう。ブラッシーの戦いはいつも終いには殴り合いと噛みつきで血を流し場外乱闘となった。だから試合の判定はいつも銀髪のブラッシーが反則負けで滅茶苦茶に終わって、試合にならなかったのである。腹いせに優勝ベルトを持ったまま、会場から逃げ去っていったくらいである。これもいかにも陽気な振る舞いである。
   これを今のアメリカの大統領選に重ね合わせてみるのはいかにも悲惨すぎるが、トランプの戦い方には、聊かこのプロレス試合に出てきた銀髪のブラッシーに雰囲気が似ている。銀髪ブラッシーの試合はいつも噛みつきと殴り合いでリングは血みどろの阿修羅世場となって、しまいには場外乱闘で試合にならなかった。先日の大統領候補の演説会場には、そうした人気を博して支持者たちが集まったが、候補者の演説会場は候補者同士の非難中傷に終始し、支持者、不支持者同士の間でも乱闘騒ぎが起きて、警察官が出動して事態を治めたという話である。これではしっかりした政権の立会演説会とは言えない。将来が思いやられる。
   物議の火付け役のトランプは、プロレスラーの銀髪ブラッシーに不思議と顔もそっくりだし、体つきも恰好も似ているし、議論を仕掛ける戦術もブラッシーのプロセスと大して変わりがないところが、面白いと云えば面白いし、余りの意外性に唖然とする思いもある。ここで問題にしているのはそう言った程度の高い話は無理だと思っているので想定外であるが、事、トランプの体力、気力には圧倒される思いがして、大いに参考になると思ったのである。 プロレス選手の全てに云えることであるが、品は兎も角、選手のスタミナには驚くべきものがり、何を食べているのか、どんな生活をしているのかと云った点を勉強することは大いに利する点である。中でもブラッシーについてはことのほか強く印象に残っているので敢えて記述したが、そもそも話題のトランプ候補が、プロレスラーの銀髪ブラッシーに似ているといったことを敢えて強調したかったのである。ひょっとすると、誰がとめても聞かないあの言動の激しさは、やんちゃっぽさの自己満足なのか、自己催眠術にかけた長寿健康法を実践しているのか、きっとそんな程度のところかもしれない。本気度100%だとしたらもう少ししっかりした言葉を吐き、しっかりした姿勢で臨んでもらわないと、事はアメリカ大統領の候補として立っているのだから、しっかりした政見を聞かせてもらわないと、みんなが当惑してしまうだろう。プロレスは兎も角として、かっての残虐極まりないドイツのヒトラーみたいなアジ演説で危機意識をあおり、民衆を駆り立て挙句に洗脳したりして、アメリカを変な方向へ持っていかれても困るのである。
   ドナルド・トランプが出てきたことでアメリカの従来型のパターンとは違った思惑が国民全般にうごめいていることも事実であり、其処を衝いてトランプ旋風となって、惰眠をむさぼるアメリカ全土に問題提起を諮っていることも事実である。改革、改善は良しとしても、やたらに混乱を巻き起こすようでは、良き伝統に立つ立憲民主主義国のアメリカとは言えない。69歳の快男児、否、異端児のあの積極性と意気込み、パワーは、さすがだと思って大いに参考とすべき点である。 競争相手のルビオ(44)はまるで小僧扱いで馬鹿にされている。テッド・クルーズ(45)も同じである。人生キャリアを誇るトランプのそのパワーに知性と感性を加味した姿勢が加味されて、戦略的な軌道修正を考え出してもいいのではないか。そうすえれば、政策的論議も徹底的に議論しうるし、ただ非難、中傷のマンネリから抜け出して、有意義な政策的論争となって、大統領選挙にふさわしい雰囲気になってくる。
トランプにしても、共和党からの大統領候補として立つには、選挙戦で過半数を取らなければ、民主党の候補と戦うことはできない。党内からトランプ降ろしが出るようでは、政策的に間違っていることになる。矛先はあくまで民主党候補に対して行わられなければ、最終的には意味がない。未知数の男に期待をかけることも結構だが、過激な発言を繰り返す彼に、冷静さを求めることは難しいし、緊急事態に対して無謀な行動を取られてもまずいという危惧の念は打ち消せない。それでもかっては民主党の我がままブッシュだって妄想の末イラク戦争を仕掛けて、あとの始末はこのありさまだから、まともに信用できる人間、政治家は東西古今いないと云ってかまわないだろう。だからと云って、ないがしろに出来ない厄介な問題である。自動制御装置の電気自動車だからと云って、運転免許を持たない人に、いきなり高速バスのハンドルを握らせるようなもので不安であり、危険である。包容力の大きな多民族国家、同時にアメリカ合衆国の歴史歴伝統の大統領選挙である。とりわけ最近の人口構成に劇的変化がある国情を踏まえ、民意に大きな変化のうねりがあって、経済格差を理由に人種的な対立が傾向として浮上してきている。人口に占める白人の比率が年々低下傾向にあって、白人構成が50パーセントを割るような情勢、そしてインドや中国と云った、とりわけインドの人による経済界進出なども際立った現象である。こうした人口構成を取り込んで、包容力、実行力を持った大物政治家が指導力を発揮する社会が望まれる。従来の定型化した政治家タイプから、従来の選挙方式からすると異質のタイプの政治家が出て来るところに、そうした思潮の台頭の大きな変化を読み取ることが出来る。トランプは政治経験がないし、専ら事業経営で成功した人物である。しかも過去には何回かの会社経営に失敗を重ねてきている前歴がある。苦労人からのし上がってきたつわものでり、、個人的には恐れるものはないだろう。破竹の勢いは、むしろ妬み、つらみ、恨みを買ってテロに合わない限りは大丈夫な人間である。異色の人材であり、何が起こるかわからないところに、アメリカ的有権者の発想と勇気が試されていると云って良いだろう。
   民主党の候補者については、順調に有権者の支持を獲得するヒラリークリントンが有力である。トランプが仮に過半数を取れれば別だが、そうでないと党大会での決戦に持ち込まれる。そこで又トランプ旋風が起きて、従来型で平凡なクリントンの影が薄くなって、大統領の椅子がトランプにとってまじかになることも現実味を帯びてきた。だから今回の選挙は、泡沫候補だったトランプが暴言を吐きながら、周辺の罵倒をあびながらも自分の流れを止めず、俄然脚光を浴びてのし上がってきたところに面白さがあり、反体制派のトランプではあるが、アメリカのただならぬ雰囲気を感じるのである。大国アメリカの底流に何があるのか、その変化が興味津々なのである。自由主義、社会主義、専制君主主義の国家等々の政体を問わず、いずれの国家形態においても、東西古今、程度の差はあっても政治と金の問題、権力と利権の関係を断ち切ることは難しい。アメリカもその例外ではない。一部の利権と結びついてきた利益誘導型が多い中、私財を賭けて出てきたアメリカ魂の人物をどのように評価するか、低所得者層を広くとりこんで、ウォール街を敵に回しながら票の獲得に走るトランプはまさに異端児である。どういった人がアメリカの次期大統領に選ばれるか、次の世代を担う指導者選びだけに、アメリカ国民の真意と良識を問われる大きな決断であり、同時に我々にとっても重大な関心事であって世界が注目する長丁場の選挙となる。

トランプが目を釣り上げて怒り居るアメリカ社会の矛盾さらしつ 3月17日

     しばらくホームページの掲載の中断を余儀なくされていたこともあって、頭の念力、粘液の滑りが悪くなってしまったが、その間、周辺を驚かす事案が多く起きて、世の中が確かに連続して動いていることを実感した。従って春眠暁を覚えずではないが、いたずらに惰眠をむさぼっているわけにはいかないと思った。ホームページを中だ余儀なくされた理由は、通信機器関係を担当する会社の管理の不行き届き、即ち春をむさぼる惰眠によって引き起こされたもので、はなはだ迷惑千万な話である。修復を図るのに時間がかかり、金もかかるというのである。ケチるわけではないが、怠け者の負担まで負わされたではたまらないが、泣く子と地頭には勝てぬで、兎に角早く修理してくれと頼んでいる次第である。会社にいるときはどうしても商議的時間に費やされて、頭を冷やし執筆する時間は制限されている。従って専ら家で仕事の合間を見ながら気分の赴くままに書くことになる。どうしても会社と自宅に繋がったパソコン操作が必要になるので、マジック・コネクタ機能は欠かせない。
     こうしてほぼ二週間が過ぎたわずかな間にも、周辺には重要な課題が発生しており、われわれの生活に陰に陽に影響を及ぼしているのが現実である。多くの苦楽を含んだ話題に事欠かない。
チュッ金の昨日には、平成28年度の国の予算が96兆7000万余に昇る過去最大の規模で参院で可決成立した。予算の執行は迅速でなければならない。地方経済の停滞は顕著である。これらを補助支援する意味で明朗な実施で対応すべきである。又今回初めて防衛費に充てる予算が初めて5兆円台に乗せた。北朝鮮の核開発と挑発行為に対するもの、中国の海洋進出に対する抑止能力の増加を見越すものである。加えて安保法の施行もあって、装備訓練と云った経費も含まれる。
   最近の消費の落ち込みを見ても分かる通り、懸案の消費税の引き上げは無理である。ノーベル賞受賞の経済学者の意見を聞くまでもない。巷の身近なあきんどの実感を聞いて判断した方が的確である。敢えて言えば、無理な増税は危険であると安倍内閣の政策ブレーンの浜田宏一内閣官房参与が早くから云っている。景気浮揚を図ろうとしているのに、子の低迷傾向の強い時期に増税すれば、消費意欲を損なうことは当たり前である。景気回復に水を差す結果になる。もう少し市場の推移を我慢してみるべきである。
   民主党と維新の会が合併して、新たに党名を民進党とした。しかし飛びぬけていい名前だとは思わない。3月27日に衆参156名となって再出発である。党首には岡田代表を決めた。これで取り敢えず野党結集がなされて、自公政権与党に対立する構図が出来上がった。とにかく強大な自公政権に対抗し、党勢拡大を図るとともに、来るべき選挙に於いて少しでも議席を獲得できるよう結果をだす努力が必要である。民主党政権時代に解散をして、結果の大敗北がトラウマになって、民主という名前に対するアレルギーが強い。それと民主と云うと、あの出来そこないの鳩山とか、菅とか、野田と云った風変わりな奇人変人の類いが印象として残っているので、仮に彼らが再び台頭するようだと、ノー天気なおじさんとか、おばさんが出てきたりして、ぬるま湯につかったような気分になって伸びきってしまうのではないかと云う危惧がある。岡田が現在党首になって頑張っているが、中庸を得て落ち着きがあり、良いタイプで包容力もあって器のおおきな政治家だと思っている。女性起用は結構だが、子育て支援、待機児童の問題について国会でよい質問をした位でいきなり政調会長に異例の抜擢をしたとしたことは云いとしても、少しはしゃぎすぎではないかな。今の自民党に対抗しうる政策論議を任せるには未知数で力不足ある。おっと失敬した。自民党の政調会長も女性だったか。
今日男性諸君とお見えになった大手建設会社の医療チームのリダーも女性であった。また、昨日所用で尋ねた役所の担当者の上司も見目麗しき女性であった。女性の活躍する姿が目につくのは、政治の世界だけではない。こうしてみると私の職場の関係者には多くの女性が活躍していることに気付く思い出目を見張ったのである。地下鉄に乗っても最近は女性車掌が多いし、宇宙飛行士だって女性が参加して、地球の周りをぐるぐる回っている。もっとな女性活躍社会の実現はそう遠くないと思った。逆に男性諸君の意欲減退を憂慮する始末になっても困る気がする。集団的自衛権の行使で、怯える男性に代わって、女性の勇躍する躍如とした姿も頼もしいが、決してそういうことを期待してはならない。決してあっては欲しくいない現場であり、現状である。平和時にこそ、女性の活躍する場面が多くなってくるのであって、それを支援するのが、本当の意味での男子本懐の至りでなければならない。戦争を起こすのはいつも男である。役立たずの、ひ弱な男である。金に目がくらむ男、愛に目がくらむ女、行き過ぎは困るが、どちらと云えば選ぶのは当然のことながら後者だろう。

    津軽海峡の冬景色は哀愁のこもった恋歌だが、実際の厳冬期の津軽海峡の荒れ狂った海は想像を絶するものがあって、連絡船も途絶えてしまう。高等学院時代の修学旅行に北海道の道南地方を5泊6日をかけていったことがあった。上野駅から夜行列車に乗って青森についたのが翌日の午後であった。青森からそのまま津軽海峡を渡っていく連絡船に乗って函館を目指した。南の玄界灘と一緒で、北の津軽海峡の波も又荒い。連絡船のデッキに立って、その時に詠んだ小生の和歌があるが、今も忘れない一首である。同行した当時の文芸評論家の浅見淵先生は、小生の歌のいくつかをお読みになって、万葉調だと云ってくれたというのは、当時の文芸部の部員だった福井雅夫君だった。彼はその後文学部の教授になった。これがうまいかどうかは未だにわからない一首になっている。「寄す波の青きしぶきのあひに見る函館の灯は悲しかりけり}と云う一首である。
   その荒波の激しく流れる海峡の地下を掘って、竜飛岬から函館までの149キロを掘りぬいてトンネルとし、其処に新幹線を走らせるという壮大な構想を練ってから52年、東北新幹線とつなげて、青森から新函館の線が3月26日に開業した。これで東京から新函館の間を新幹線北斗を颯爽と走らせる計画が実って、念願の開通にこぎ着けた。海底の地下を走っていくわけだから、海の上から波間に待ち焦がれる函館の街の灯を眺めると云った風情ではないが、繋がってみると東京から新函館まで最速で4時間2分で行けるそうである。あっという間の旅である。昔は前に述べた様に上野から夜行列車で12時間余そして津軽海峡を5時間かけて渡っていったものである。郷愁を感じて和歌の一首も詠んでみたくなるのは当然である。今では慌ててパソコンを打たないと、仕事も中途半端で終わってしまう慌ただしさである。小便も近くなる始末だろう。落ち着いて居眠りも出来ない。これではしっとりした恋愛小説は書ける舞台ではない。スピードに乗って人類はこの先、益々そうした競争が激しくなっていくことだろう。いつも神経を研ぎ澄まして、走っていなくてはならないし、プラントみたいな顔つきの人間ばかりが出来上がっていくのではないかな。それにしても便利になった。飛行機で行ったりすると、飛行場までの距離を行っている間に、目的地についてしまうかもしれない。しかし一方で来道する人が増えて、地方活性化に弾みがついて、北海道の魅力がますます増えてくれば、これも時代の要請である。石川啄木ではないが、カニと戯れている悠長なことを云っておられなくなってきた。      3月30日

日々の雑感・雑句

パソコンの狂いに狂ふ潮の渦
パソコンの調子乱れて雪崩かな
機能なきパソコンに戸惑ひ花粉症
パソコンに自由剥奪春の雷
狂い咲き機械の奴隷となるわが身
旧式のパソコンなりと春の琴


北海道新幹線や冬の陣
冬眠の熊目覚めたり弾発射
安保施行日本周辺に寒波来る
民進党生まれて恋し山椿
九十六兆の金に浮かれる安倍首相
トランプの暴言放言無責任
トランプの暴言旋風春一番
新年度予算成立花さかり
北鮮のミサイル発射認知症
今更の水爆実験水鉄砲
トランプの目を吊り上げて田打ちかな
トランプとクリントンとの二頭曳き
馬耕する美女は老ひてもクリントン
習近平豚の如くに肥へにけり
青蛙無駄な日韓すれ違い
浅草の花の下こぐ人力車
下駄の音ならし仲見世春の雨
対立すイラン・サウジの春二番
難民をなくす手だけはアサド封じ
難民の根を撲滅しけしの花
自爆テロ花のブルージュ散る涙
桑を摘むメルケル首相の赤たすき
白魚や青き目をむくプーチン氏
クリントン夫婦目出度く復活祭
落雷や連続テロのベラルーシ
復活祭艶めく妻の笑顔かな
原発の汚染地に咲くシクラメン
初ね聞く今年も良き日めぐり来ぬ
うぐひすの声もどかしき初音かな
ホーホケキョ法華経と読む読経かな
梅一輪月光に冴へ闇を衝く
梅の香に誘われて着く雛の宿
うぐひすの啼く音の止まぬ寺の藪
裏庭にうぐひす鳴きて居座りぬ
ひとり旅花を訪ねて途中下車
内視鏡滑らかに行く春の川
復活祭見直す妻の笑顔かな
十字架の桜吹雪にいのる朝
北鮮の無茶苦茶国家蟻地獄
爆竹に等し北専の断道弾
イージス艦派遣に安堵の花見かな
花の間に眺むおぼろの月の影
二羽に散る染井吉野におぼろ月
海荒れて野球賭博の番屋かな
大震災早や五年へて荒れしまま
人影のなき町に咲く桜かな
満開の花に人気のなき地域
避難地の無人の家の桜かな
朽ち果てし館に鳥のさえずりて
被災地の海辺に咲きしこぶしかな
すさまじき大震災の爪のあと
被災地の大方今も野焼きあと
豚汁やマツコのような人多き
義捐金募る子供や松の花
被災地の港は春が少しずつ
打つ弾の四番打者も空振りに
爽やかに高校野球の甲子園
懐メロに霧の波止場のディックミネ
端やんが歌ふ大島赤椿
帰り船のどかな波にゆれながら
山椿田端が歌ふ島育ち
ぬるま湯につかる平和の原爆忌
引鶴やミサイル発射の頓馬国
内戦に泣く民衆のシリア沖
八つ切りにアサドを吊るす鮟鱇かな
地獄攻めアサドを世から追放せん
桜観に平和日本世界の範
第三の矢は春の空高く射て
種付けにアサドとプーチンしてトランプに
トランプにアサドの種を掛け合はし
滅茶苦茶な種付けならむ悪同志
快便に酵素薬味の馬糞かな
担ぎ来て立てるアサドの種案山子
中国の海洋進出豆台風
大国が浅瀬を生める浅ましき
普及せぬ暴力文化大革命
ISと白酒文化大革命
雛段に世界のリーダー並べけり
ISの上陸はバム浜防風
ふるさとの全てに向きて山笑ふ
水ぬるむライブ会場警備なし
荒れものの彫りものむごく針供養
建国の日に反対す青年ら
春分の日の穏やかによみがへり
けむり立つ奈良の山焼き東大寺
梅白くむしろ冷たく輝けり
我が庵の染井吉野におぼろ月
胃カメラの行く先を見て春の川
菜の花に少年の日を偲ぶかな
菜の花のゆるる彼方に富士の山
花疲れ安保反対のデモ参加
七十年掟を破る安保法
落雷やトランプ暴言炸裂す
北鮮のホルシュタインと痩せガエル
黒豚と肥える主席の北朝鮮
全人代習近平の最後っ屁
ISの若者目覚めよ北帰行
ノー天気平和日本の花見かな
良しや良し平和日本の屋形船
隅田川花見と酒の屋形船
花粉症応援演説ままならず
青き目のプーチン面のコバンザメ
クリントン夫婦善哉選挙戦
トランプに勝る品格クリントン
安倍総裁第三の矢の宙に浮く
民進党名の通り行けおらが春
安倍政権助けて存在意義の野党
消費税値上げの是非は学者依り
鰯にも貴重な消費税の名が
南国の火の山噴きて桜島
牛肉の高嶺に庶民はモーとなき
甘利氏の花の総理は遠くなり 
ミャンマーに文民政権生れし初夏
スーチーの道の険しき麦を踏む
麦踏や雨の降るまで暮れるまで
スチーの民主政治の花開く
新幹線受注のインドの賢さよ
スーチーのメルケルとなれ花の園
ミャンマーに民主政治の始まる日
軍人が席置く議会なまけ猿
闇の世にぱっと咲きたるけしの花 
東芝もシャープも崩れ年の春
この国に偉人もおれば雲の嶺
花のパリテロの温床とは驚きぬ
日米韓仲良き気配に目白かな
東電の破壊の後の衣替え
原発の金のかかれる後始末
この国の山河を汚す原発炉
われが身に切った張ったの傷のあと
あさぼらけ快便に沸く五臓六腑
快調に便秘解消朝ぼらけ
便通の良き継続は長寿なり
病こそ長寿の秘訣と山笑ふ
魔女の手を離れて自由の宵の春
この夜は春爛漫の目黒川
過疎の血に若者帰る早苗かな
金も名も大糞喰らへと初音聞く
魔女の罠より自由となるおらが春
熱燗に田端義夫のかへり船
花の下屋台の酒や目黒川
ぼんぼりにおぼろ月夜の座敷かな
富士の嶺の聖くほがらな花の空    三月三十一日


   

2016.03.01

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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