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社団法人昭和経済会

理事長室より
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理事長室より

VOL.17.10

 
   
   豊饒の秋来る


一般的に云って商人、企業家としては9月30日の締めを済ませて、10月は新年度に入る意気ごみを以て迎える季節である。同時に地方の農産地では多くの農家が稲刈りを終えて、コメの豊年満作を喜び祝う季節に入る。四季折々を通じて生活の営みは、昔と違って随分変わってきた。都会の様子も、農村の風景も落ち着いた情緒は失われて、機能化され、効率一辺倒のように思う。しかし、秋は押しなべて空に浮く雲のようにさりげなく、気付かずにあっという間に去っていく短い季節である。新年度の10月は息を抜く間もなく、慌ただしく過ぎていく日々かもしれない。私たちは日一日を大事に使い、悔いのないものとしよう。そうでないと、直ぐに年末の声が忍び寄ってくるからである。
幸いなことに北朝鮮の核兵器開発の脅威が増す中、国際社会が一丸となってこれを阻止しようとする努力が実って、強烈な経済制裁を行ってきている。ぬらりくらりの中国とロシアも、渋々ながら制裁の流れに協力するようになってきた。抜け穴はいくらでもあるが、表面切っての制裁は徐々に効いてきている。いまさら核兵器開発でもないが、実際に使われたりすると、地上は大参事を起こし、大混乱の引き金にもなってしまう。暴走を絶対に避けなければならない。

   何かと物議を醸しているトランプ政権だが、何だかんだと云ってもアメリカ国内の経済が好調なのは幸いである。これを象徴するようにニューヨーク株式市場は連日高値更新を続けて、止まらない勢いである。トランプ政権が発足して陣容が固まらない中にあっても、民間経済はFRBの絶妙な金融政策の甲斐あって、自然的に雇用創出効果を発揮し、インフレの兆候もなく安定した成長軌道に乗って拡大を続けている。就任時の1万8000ドルあたりから2万3000ドルを覗うところまで来て、5000ドル近く上昇してきている。クリントンが万一破れるようなことがあったら、ダウは暴落するだろうと観測されていたのが、全く逆の経路をたどっているから、株式予想は当たらないが定石である。
  木の葉が沈んで小石が流れるとは、まったくうなずかせる言葉である。昔から、道理が通用しない世界である。トランプ政権下の国内での混乱や、外交関係のむずかしさを以てして経済はこの態様は、見えざる神の手にとでも言わない限り納得できないものかもしれない。四面楚歌の政治に対し、まるで逆を行くアメリカ経済の、政治経済の制度の違いからきているのだろう。政府の経済政策にあまり依存しない経済体質と国民性にもよるが、日本には到底当てはまらない現象である。この株式市場の好調がどれほど世界経済に循環的効果をもたらしているか、計り知れない。限定的地域に慢性化した混乱はなかなか収まらないが、おおむねまわりまわって世界の政治的安定につながってきていることも忘れてはならない。アメリカが北朝鮮の挑発に耐えてゐられる余裕も、こうした背景があるからである。

  今年は、安倍さんが突如打って出た国会解散と、10日の告示、22日の投票日の設定で政治の世界が慌ただしく動いてきた。安倍さんは残るあと一年半の任期を待たず、長期政権を目指して解散という賭けに出たはずだが、ここぞとばかり満を持して小池さんが表に出てきて新党「希望」を立ち上げた。そして代表にに就いた。新党立ち上げは、予期せぬ旋風となった。攻守所を変えることとなった形勢の安倍さんだが、右傾化する思想信条は危惧するところだが、国益を重視し懸命になって内外の仕事に打ち込んでいる姿勢は立派である。自信を失った民進党は前原代表が、小池新党に事実上身売りして希望の党に身を預けた。野党第一党の立場にある、民進党の崩壊である。見ていても痛々しく感じ、昔を思うと情けない話である。リベラル派は抵抗して立憲民主党を立ち上げた。「韓信の股くぐり」ではないが、小池の股をくぐるのは、踏み絵を試されるのは、耐えがたき屈辱と云うわけである。

  かくして選挙戦は大まかに自民・公明党と、民進党を飲み込んだ希望の党と、立憲民主党と連携する共産党の三極に分かれて、天下取りを争う形になった。維新は私にはよくわからないので独立した是々非々と思われる。あっという間の、政界の大きな再編である。混乱する野党に任せられるか、慣れた自民・公明党の現政府与党に、このまま信任を託すか、いずれにしても政治は頼りない状況だが、我々にとってより良い国造りのために、選挙には意を決して一票を投じに出ていくことにしている。

馬鈴薯をふかす匂いの立ちこめて

浮雲の如何にもかろき稲架の上

稲架のうえ顔を突きだす藁人形

鴉来てふて寝の案山子突きにけり

秋夕焼阿蘇外輪山のほむらかな

刈り終えて近くに眺む稲架の富士

菊人形境内に美人並び立ち

菊人形素肌を花で覆いひけり        三郎                10月2日


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     仲秋の名月

  10月4日は仲秋の名月である。前日が一日中雨天だったので、仲秋の名月は見られないかと思っていたが、幸いに曇りのち晴れの天候となったので、帰りを急いだ。私の誕生日を知っている人たちからは、お祝いの便りを頂いたりしてありがたく思っている。八重洲内科の長尾静江先生からは、ご丁寧なお祝い状と品物を送ってきて下さった。品物は虎屋の羊かんであった。お茶をたてながらのお菓子にはもってこいの和菓子である。今宵は仲秋の名月である。縁側にささやかな席を設けて、家内と共に野立てのお茶をたて月にむら雲の、秋の良夜を楽しむことが出来た。

  実はこの夜、私は会社から帰宅した後、すぐに風呂に入って寛ぎながら夕刊に目を通していた。三日前に終日庭師が入り、樹木の手入れをしてくれて、庭が明るくなって広々として感じである。この頃は夕方の気配が直ぐに暗くなってしまうので、帰宅後庭に出てさっぱりとした気分を味わえなくなってきている。立秋を過ぎるころから、日が短くなった。直ぐに辺りが暗くなってしまう。空も曇りがちなことだったかもしれないが、仲秋の名月を忘れてしまっていた。
  その時教会の大沼さんのご婦人から電話がかかってきて、家内が受話器を受け取った。「今ちょうど、月が綺麗に見えますよ」と知らせて下さった。カーテンを引いた妻が、「綺麗なお月さまですね」と歓声に近い声を出しながら礼を言って電話を切った。直ぐに庭に出てみると、東の空に真ん丸に光る見事な月が浮かんでいる。丁度、雲から顔を出した瞬間である。辺りが月の光で明るくなった。手入れを終えた庭に出て、月を眺めながら、良夜のひと時を楽しむことが出来た。大沼さんのおかげだねと、雲から出てきた名月を知らしてくれたことに感謝した。

  月が雲に隠れて、又空が暗くなった。秋の虫が月の夜の風情に合わせて、しきりに鳴いている。茗荷の畑はまだ刈り取っていないので、そのあたりで盛んに鳴いている。空はむら雲の漂いである。雲から月が出てくると、虫の音も高くなっている。刈った後の青い芝生が、月に光る海のさざ波のように光って見えた。月が雲に隠れると澄み切った青ぞれの中に、星のまたたきがはっきりと伺える。雲の上は、満天の星空である。天望鏡で見ると、地球に最も近づいてきている土星、その輪をはっきりとうつした土星が見えるそうだ。天体に浮かぶ沢山の星々、人間の想像は尽きることがない。
  中秋の名月を、それに加えて雲のさまざまな彷徨いを十分に楽しんで家に入ったが、
ソファーに身を鎮めながらしばらく余韻に浸っていた。新聞は読む気にならなかった。竹林に有閑の身を置く陶淵明の心境に、思いをはせていた。冥想して目に入るのは、竹林に注ぐ青い月の光りである。良夜の空を過ぎて地上に届いた光りは、青く透明である。清らかさに満ち溢れている。一切を超越した美と力を甘受したものが、全身を流れるとき、尽きない感動と喜びに充たされてくる。恍惚に身をゆだねるときこそ、まさに至福の時と云うべきであろう。

  久しぶりに名古屋に在住のS先輩から、携帯にメールが入ってきた。「佐々木さん今宵名月は御大のバースデイと存じ・・・・」と。そして亡くなられた愛妻に触れて回顧の念をほんの少ししたためておられた。その心情を哀感を以てお察ししたのである。以心伝心で私の方からも今宵の名月をと、メールしようかと思っていたところなので、風流を得たたしなみに触れる思いでいた。
  そこで私はふと心に浮かんだ一首を詠んでメールでお返しした。

亡き妹を偲ぶ今宵の名月のあな美しく光る影かな

  すると直ぐに私が一首を詠じたことに対し、心嬉しく・・と返事を頂いたので、僭越不束ながらS大兄の心情を哀切を以て推察し、それに合わせて一首を詠じお送り申した次第、それについても直ぐに思いの丈を述べたご返事が返ってきたので、安堵したのである。携帯でのメールなので、簡潔明瞭の短文であるが、反って奥ゆかしく感じる。

むら雲に見え隠れする月影の戸惑ふ恋の我が思ひかも

  その後、いつの間にか雲を払った月が中天にさしかかり、煌々と輝いていた。  10月5日

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魑魅魍魎の政局


   今回の選挙では自公政権与党に対し、民進党右派を飲み込んだ小池新党の希望の党、そして民進党が分裂してリベラル派の立憲民主党と共産党、この三極に集約されて、解散後の勢力範囲が決定されそうである。曖昧だった政権構想は依然として残るものの、安倍耐震を目論んだ動きが鮮明となって兢々実々の駆け引きが展開されて、一層生臭くなってきた。選挙公約も出そろったが、自公民の主張の一つに消費税の10パーセント引き上げがある。使い道を変えたものの、国民にはマイナスのイメージである。一方野党側は一致して消費税の凍結乃至廃案としている。これは大きな票の分かれ道になるだろう。財政再建、歳出削減の声はいつの間にか消えてしまった。
  
  繰り返しの論点となるが、混戦模様となった今回の総選挙だが、次第に戦略上の輪郭が見えて来た。小池代表が務める希望の党は与党だか、野党だかはっきりしないが、野党と足並みを揃えるとしたら、安倍一強内閣の打倒である。そうでないと希望の党の新党立ち上げの大義名分が立たないことになる。小池代表は早くも、安倍一強政治の打倒に加わった。解散に打って出た安倍さんの誤算がここにあった。誤算とは小池の新党立ち上げと、民進党の崩壊と分裂である。健全野党の育成に失敗した、歴史に落とした汚点かも知れない。民進党が希望の党に隠れ蓑となって、小池の人気に乗ったのである。それにしても前原の行動は奇々怪々としか映らず、政治決断とはいえ身売り、投げ売りの背信行為の最たるものである。民進党の多くを丸呑みした希望の党は、代表がよほどしっかりしないと、これまた変態的な政党になりかねない。都政をないがしろに出来ず、さりとて衆議院選挙に出馬も出来ず、誤算とはこのことである。中途半端の小池さんである。

   問題は仮に自民党が政権第一党の座を占めたにしても、国会開会における首班指名の時の動向である。自民党の議席はかなり減ると思われる。仮に自民公明で過半数を取ったにしても首班指名を争う対抗馬が出てくるとしたら、即ち、指名の時に、自民党内から安倍のほかに首班選挙に誰かが立候補するとしたら、その時の小池新党と野党の諸君が一致協力して安倍退陣を迫り、他の立候補者を首班指名に一致して一票を投ずること無きにしもあらずである。安倍の追放は簡単である。目下のところ安倍に向かって矢を射るものは見当たらない。出てくるとしたら、自民公明党の内部の動き次第で、首班指名は一挙に流動化してくる。俄か作りの希望の党を相手に、自公がどこまで実力を発揮できるか、投票まであと二週間、政界は奇々怪々のうごめきに翻弄されそうである。内外の情勢も流動的である。吉と出るか、凶と出るか、これも分からない。
   安倍さんにとって薄氷を踏むような心境がこの先続きそうである。薄氷を踏みながら自らが奈落の底に沈むか、底力を発揮して引き上げられるか、激しく変化する状況次第だが、浮沈の境である。あるいは希望の党の軽薄な内容が、国民の目に分かってきたときに、一時の人気で薄氷を踏む思いになるのは希望の党かも知れない。

   政界は一寸先が闇である。生々しく、毒々しさで異臭ぷんぷんの状況である。しかし昨日の10時ごろから金木犀の花の匂いが辺り一面に漂い始めた。どこからともなく匂ってくる香りは天使が運んでくるような神々しさがある。誰が告げるともなく一斉に咲きだして匂ってくるので、汚れなき自然界の妙なる掟に恍惚とするのである。    

                                         10月8日

判然とせぬ小池新党のただ安倍打倒の一点は明白

具体的政策説明の無きままの新党・野党の野合の政界

安倍退陣一つに尽きぬ今回の選挙選択の歴然たりし

与党なのか野党なのかが分からずの「希望の党」の野望見透かす

国会の首班指名に自民党安倍を外して他を目論む

凛として立つ立憲民主党「希望の党」より毅然として良し

近ごろの安倍が固執す憲法改正軍国主義の復活の兆


安倍一強政治に国民も飽きてきぬ首班指名に石破立つかも

首班指名に石破が立てば敢然と政治は一気に流れ変わりぬ

盤石の自民党故に首班指名他に候補の立つは可能に

森、加計、日報隠しの不祥事に長期政権の必然のあと

小池氏の都を踏み台に国政にさはさりながら民は厳しき

人材の豊富にあらば人心の一新に自公政権も是や

小池氏の人気に乗じ独裁色務まる気配におなご恐ろし

日本の少子高齢化と経済と国防の喫急課題の多し

北鮮の挑発に過剰反応し極右派勢力の台頭を憂慮す

激流に逆らひ北鮮を奇襲する策は軍事に非ず経済に

安倍でなきゃ政治が出来ぬわけでなし他にも人材は多くあるゆへ

森・家計やはり痛手の致命傷安倍政権の末路あへなし

森、加計金銭疑惑がこの先の政治の性と受け止めにけり

金と欲からむ政治の汚濁性首をはねらる元となりける

記憶にない記録にもないの参考人ならば何の仕事に就きしか

訊ねても知らぬ存ぜぬの繰り返しのれんに腕押し糠に釘とも

政治家もなってしまうと公約を忘れて己が目先追いゆく

尾山台ハッピーロードに開店す行かばや有名ラーメン店に

若者の客の多くがラーメン店入る理由も合理性あり

ラーメン店昼食時を避けて入る麺の太さが合わぬ心地す

ラーメン店入るは結婚後初めてと妻と笑いて喰ふてみるなり

激しさを増す今回の選挙戦ラーメンを食う安倍さんの姿

常識であり得ぬことを云い通す一時逃れが痛手とはなる

告示前一般討論に出そろいし党首の真剣なるは頼もし

素晴らしき秋の真澄の大空を遠く眺めし興福のたう

晴れ渡る秋のみそらに浮く雲の動くでもなく無にも近きは

啄木の雲は天才なりの言の葉にうなずきて見る秋の雲かな

小池氏に厭らしき点にじみ出て独裁色の既に兆しが

小池氏の勝手に決めて従えるヘボチョコ議員のあまた傘下に

短期間にて撃ち上げる新党の世を折檻す凄まじきかな

小池氏のサッチャーを目指す意気ごみの誰も太刀打ちできぬさまなり

おなごゆえ高ぶる様も垣間見て驕れるものの結末も思ふ

小池氏の陣門に下る民進党故事に「韓信の股くぐり」とも

「排除する」「さらさらない」との言の葉に暗き心の垣間見るかな

イギリスのサッチャー首相を目指す人鉄の\剛腕で世の改革と

この国に右に倣えの風潮の風土にありて懸念すべきに

イギリスの鉄のサッチャーと異名ある人を目指すとこわもての女

力まずにはやさずにこの国の政治を収む人の適へり

出しゃばりの母ちゃんがいて父ちゃんの足をすくひて再起不能に

政局は一気に激しく動きだし安倍追放に走り出しけり

さはされど野党に力量才覚の人物見ぬは虚しかりけり

公明党盛んに自民をサポートし影に力の良識在りし

森、加計、日報隠しに小池氏の安倍氏攻撃に威力増しけり

自民党形勢危ぶむ選挙戦小池の攻撃にたじろぐさまも

自民党形勢危ふし小池氏の安倍攻撃に右往左往に

箱モノを揃えて中味に乏しきを希望の党に垣間見るなり


                        *

政局は安倍退陣ではなく追放と自民の内部も蠢きにけり

政界は安倍独裁を恐れけり安倍追放に走り出すかも

リーダーは常に慎重に我を捨てて司に臨む姿勢保てり

政治家としての素質は十分にされど森、加計はひびく末まで

森、加計取るに足らざることなれど党の本質と性を問はれる

混乱の民進党を飲み込みて希望の新党の真価問はれる

「排除する」との発言に政治家の独断専制の影の映りぬ

小池氏に初めの頃のすがしさの消え高飛車なさまの怪しき

小池氏の怪しき動き解せぬこと多く溜まりて欲も表に

昔より二足のわらじと譬えあり虻蜂取らずとなる例もあり

希望の党中味は新人と民進党新党と云うに程遠きかな、

政界は魑魅魍魎の動きにて疑心暗鬼の探り激しき
10月8日


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            奔騰中のニューヨーク株式市場

  昨年11月10日、 衝撃的なトランプ大統領の登場を大幅な売りに出た東京株式市場に対し、ニューヨーク株式市場は大方の予想に反し、大胆な買いに出ていた。全く対照的な、当時の株式市場の生々しい状況である。
   あの時以来、ニューヨーク株式市場の高騰には目を見張り驚くばかりである。連日の史上高値を更新してほとんど休む暇なく続伸中である。トランプ大統領の登場以来、休み知らずの快進撃でウォール・ストリートもブロード・ウェイも大いに湧いている。「休むも相場」だから、この辺で調整を必要ととして、次の段階を目指すのも結構ではないか。1満8オ大ドル弱だったダウ平均は、一年足らずで五千ド近くも挙げているわけだから、含み益は天文学的数字である。経済効果は推して知るべしだ。ノートパソコンをはじきながら投資家は浮き足立ち、息せき切って先を競い、ランナウェイである。
   トランプ政権は人事にけつまずき、今以て政局運営もままならぬと囃し立てられ、トランプ自身のツウィッターでは暴言を吐いてリーダーとしての素質を問われ、差別発言で国内は分断気味で評判はいいところなしの体だが、一方、逆風に強く、粘り強さ、頑張り強さは抜群である。北朝鮮問題の挑発の応酬、ハリケーンの膨大な人的、物的被害もなんのその、加えてカリフォルニアの山火事発生など被害甚大である。大きな国だから、天災となるととてつもない規模で損出が発生する。苛立たしい限りである。
   逆境に強いことは大いに見習う点で、逆に北朝鮮との軍事的緊張を以て中国との結束を促し、外交的に大いに成果を上げている。ハリケーンの経済的被害や天災を、国内の在庫放出、需要喚起で経済拡大に解釈して民間経済は前向き思考である。経済の構造改革も進み追い風に乗っている。技術革新も華々しい。シェールオイルの発見と増産は、アメリカをエネルギー王国にのし揚げた。そこにもってきて彼のがむしゃらながら意志強靭、パワフルでアメリカンスピリッツの面目躍如である。

   トランプ政治が悉く行き詰って、政治面ではとやかく言われていても、戦争さえなければ、アメリカ国民は大筋において政治と経済は別だと割り切っている。景気が盛り返してきている上に、民間経済の技術革新が大きく裾野を広げて、新たな経済分野の開拓に向かって進んでいる。FBRの金融政策も抜群の効果を上げて、混乱する兆候は全く見当たらない。そうした状況を反映したものとは云いながら、やはり休むも相場で、株式市場の堅調さを持続させるためにも、休んでもらいたいと願う方が強いのである。それでもなお平和時がこの世に続いて、アメリカ経済の強力な経済発展の姿を見せつけられていた方が、心強いし、将来が輝いていることには間違いない。     10月10日

ニューヨーク株式市況の好調に東京市場も追随のまま

トランプの政権発足後休むなくニューヨークダウ続伸の跡

経済の好調を示すニューヨーク ブロード・ウェイの活況の日々

FRB議長任期で交代の可能性とイエレン再任の説

予想せりニューヨーク株式の高騰をされど高値更新と連騰に驚く

トランプ後ニューヨークダウ5000ドル高騰にそろりバブル化の影

北朝鮮・ハリケーン被害もなんのそのアメリカ経済の躍進の相

グローバル・マネーがアメリカに奔流し活気あふるるニューヨーク市場

好調な経済指標を裏付けて経済構造の改革を見ぬ

株式の高騰は経済の実態に波及効果をもたらすの是や

余りにも急なピッチに危惧抱くダウ上昇のアメリカ市場

絶妙なFUBの政策に見習ふ点の多く在りしに

ミサイルにはしゃぐ北鮮の頓馬づら自由民主の国に気付けや

核兵器廃棄に苦悩の先進国いまさら何と北朝鮮は

北鮮の今核開発に奔走す時代遅れの幼稚なる術

原爆の兵器を抱え苦悩する米ロ英の国の諸々

膨大な原水爆の核兵器抱え苦しむ米ロ大国

核兵器捨て場も保管場所もなくそれが始末に困る大国

幸いに核を保持せぬ日本は原発事故の処理に困窮        10月11日


穂の波にへのへのもへじ案山子立つ    三郎

    選挙戦にこもる熱

   今回の選挙戦で懸念されていたのは、突然の解散、慌てて作った希望の党、民進党の解体消滅、あぶれた候補者の無所属、それと注目なのが新しく立ち上げた立憲民主党である。
   大騒ぎだった希望の党は、何となくかすれて来てしまった。当然かも知れないが、ぶる下がりやが多くドタバタ劇にうんざりである。 それに反し支持率低下で駄目かと思われていた自公民与党が力を盛り返し、堅調な勢いである。野党がだらしないから猶更そう映るのかもしれないが、長期政権を目指して過半数を取らんとして、重量的な安定感があふれている。何のことはないと思ってはいるがているが、あの北鮮のミサイル挑発に乗って国民が、安全の危機意識を内心持っているから、この影響が大きく影を落としている。それに何だかんだと云っても、安倍政権の現実的な実績が、説得力があって効を奏している。既定の日程とはいえ、党代表の小池氏が投開票の日にパリに居るなんてどうかしている。
   期待されるのは、自公与党と、立憲民主党を中心にした新しいうねりがあるかもしれない。予期せぬ期待となってきている。枝野が良く戦っているから、印象もよい。安倍と差しで向き合って行っても、十分手応えを感じるだろう。離合集散に見た政界再編成が、健全な民主政治にいつまでも繋がっていくことを期待して、情熱ある立候補者諸君の健闘を祈っている。
   投票日は明後日、22日である。


   候補者に睨みを利かし案山子立つ。     どうだ! 三郎     10月20日


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自民党の善戦勝利


安倍首相の決断による、突然の衆議院解散であった。選挙の結果は、大規模の台風21号に見舞われた22日の投票日であった。文字通り超大型台風と闘う、雨の中の投票日となった。各党の善戦の結果はどう出たか。午後8時、終了と同時に結果が続々と発表されてきた。終盤戦の自公民の物凄い盛り返しに、自公民の過半数獲得は無論、三分の二に迫る勢いである。そして安倍首相の続投が確定した。自民・公明両党の三分の二の獲得が判明し、国会で憲法改正の発議を行うことが可能となった。
   目立つのは、枝野代表が率いる新党の立憲民主党の躍進ぶりである。55議席を獲得し、野党第一党に躍り出た。希望の党は、小池代表の発言が舌禍となって、人気が剥げ落ちた。国民の目は、鋭く確かであった。最初、政府与党に代わる受け皿として大いに期待されたが、ふたを開けたらこの始末である。大事な投開票の日に、代表はパリに居ると云うから、有権者はびっくりである。無責任も甚だしい。二股をかけるのは難しいという証しである。これでは致し方ない。
   民進党の分解を誘発し、なだれ込みを抱いてみたものの、中身は民進党の右派であって、希望の党に名前をすり替えただけであった。慌てて希望の党を立ちあげてみたものの、終盤に至り自ずと化けの皮が剥がされて、中身が晒されて、言うなれば国民は小池と前原に騙されるところであった。筋を通した立憲民主党に、国民の支持票が流れた。
   有権者はそれぞれには自民党、比例に希望と入れたかったろうし、立憲民主党、比例に自民党、立憲民主党、比例に日本共産党と紙を入れたかっただろう。しかし希望の党の名前は、ここから多くが消されたに違いない。時間がたてば、もっと票を減らしたかもしれない。自民党は過半数を超えて解消を果したが、これからの政局は安泰とは言えない。小泉進次郎が選挙演説中に意表を突く的確なコメントをしていた。政権政党に信頼が持てているが、国民の多くが安倍さんに飽きが来ているということである。確かに長期政権に及ぶと、そうした感じも出て来るかもしれない。そうした雰囲気があるから、来年の総裁選挙までに、どろどろしたうごめきが出て来るかもしれない。
   選挙も終わってしまえば、力んで騒いできたことが虚しく感じて、欲張るものではない、この先世の中が少しでも平穏身無事であってほしいと願うのみである。ふと兼好法師の徒然草の、ある段を思い出したのである。

   私は横殴りの暴風雨の中を、妻と一緒に近くの八雲小学校に設けられた投票場に向かった。閑散とした会場であったが、帰る頃には何人かの投票者が濡れながら入ってきた。最終時間には未だ三時間ほどある。激しい雨風の中ではあるが、有権者が少しでも多く参加して、投票率が最低の汚名を頂かないように願った。それもそうだが、日本の将来を決める有権者の貴重な一票である。無駄にせず行使してもらいたいものである。

   秋雨前線の停滞に、大型台風の接近と上陸で、日本各地に豪雨の被害が相次ぎ報道されている。家内の携帯のアラームがなって、近くの多摩川が増水して氾濫警報が出たという知らせでびっくりした。堤防が決壊したりしたら、大変である。
   この日も又、雨に見舞われた尾山台商店街のハッピーフェステイバルだったが、可哀相に露天商の人たちは昨日に続き今日も終日激しい雨に会って、商いはさっぱりできなかった。折角、屋台を組み立てて材料を仕入れ、この日のために準備したにもかかわらず、滅茶苦茶な結果になってしまったようだ。雨でなければ投票を済ませた多くの人でにぎわったのに、多くの露店は商売も出来たに違いないのに、そう思ったりすると気の毒な気がしてならなかった。激しい雨の中を、屋台をたたんでいる姿も辛く見えて、心を痛めていたのである。   10月22日


  

  


  

  

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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