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社団法人昭和経済会

理事長室より
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理事長室より

Vol.11-05 テロリスト。ビンラディン死す。

  

テロリスト。ビンラディンに天誅降る

  9:11のテロ実行を企てた凶悪犯罪者、テロリストのボス、ビン・ラディンが米軍によって射殺されたとの報道がつい先ほどありました。世界を恐怖の底に落としめ、人類の平和な生存を犯してきた最大の敵であります。狂信的で凶暴な信徒を身の周りに巧みに作り上げ、こうした分子を世界各地に拡散させて無差別テロをそそのかし、人々を震撼させてきた人物であります。世界の各地で、テロの牙にかかった老若男女の数は計り知れません。
    ボスとその一味は無知蒙昧な貧しい人たちを金で操り、自爆テロに駆り立て、無差別の殺人を犯し続け、自ずからは莫大な資産を稼ぎまくっているに違いありません。殺人の暴力によって秩序と平和を破壊する無頼漢であります。
    今、日本の人たちは、同時に世界の人たちも含めて、福島原発事故によって大気と地中に拡散される放射性物質の汚染に苦悩しています。その放射能の拡散防止の解決に懸命でありますが、2ヶ月が経とうとしている今、未だに決定打のないまま、苦渋の日々を過ごしています。
     テロリスト・ビンラディンは、この放射性物質の拡散と同様、世の中と、人々の生活の安全と安心を、平和と秩序を根底から揺るがしてきた元凶であり、人びとの尊い命を奪ってきました。卑屈で凶暴な彼はようやく天誅にかかり、正義の剣によって葬り去られました。この先、無法者のテロリストたちが一刻も早くこの地から一掃されて、安全、安心の平和な社会がもたらされることを念願して止みません。    

                  *
     テロリスト・ビンラディンの殺さるるニュースに世界の平和築かん
     世の中を恐怖の底に落としめしビンラィンを遂に射止めし
     テロ思想撒き散らしたるビンラディン神の裁きの今しくだれり
     聖戦と称し自らからは戦はず若者たちを死へかりたてり
     山岳にこもりて挑むと思ひきや豪邸にに住むビンラディンらは
自らは戦いの場に出ずるなく若者のみをそそのかしいく
     戦りつのテロの現場を思ひこす9・11の貿易センター
     世の中は9・11を境とし無益に過ごす十年の間
     不条理を解くに条理を以てせで世に臨みしは愚かなりけり
     訴へるすべを知らずに上に立つ者の責務を顧みるべき
     人の世の栄えは経済のみならず和を尊びて文のみやびに
     あなかしこひとの教へは古き世のかしこき文にありていみじき
     今になほ徒然草をよみてすぐ月のあかりにともるそのふみ
                                         (5月2日 記)


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            22年度社員総会の模様と、事務所の移動について

去る3月25日にわがホームページに掲載した情報を、改めて此処に掲載し各位にお伝えいたします。大震災の影響は当会にも及びました。本部を置く城辺橋ビルの若干の損壊が、当会事務所にも及び、7階にある通信機器が機能しなくなり、回復までに日数を要しましたが、その間、支障をきたしたものの、会の活動に遅れを取ることもなく順調に推移してきたことは幸いでありました。職員並びに研究員の迅速な対応で、間もなく通常の活動業務に従事継続できたことは、日頃の危機管理と訓練が奏功したものと思っております。
     この機を捉え、事務所を隣接の新規の部屋に移動することになりました。現在のところ8割方移動を完了したところであり、職場環境と事務能率の向上にも良い結果をもたらすことが出来、災いを転じて福となす結果となり喜んでいるところであります。隣室は一月にオフィイスのテナントが他に移転したあと改装されたまま暫く空室となっていたもので、同じビルなので移転通知の必要なく安堵しております。これは、確実に神さまがこのときのために用意してくださったものだと信じておりす。
      こうした混乱のなかでしたが、当会の平成22年度の決算報告を骨子とした社員総会が去る3月24日開かれました。22年度の決算報告と事業活動、そして23年度の予算報告と事業計画を慎重に審議した結果満場一致で決議承認されました。そして昭和経済会の将来を展望した躍進の指針が盛られた総会が、全会一致で決議されました。
     此処で注目してご報告すべき点は、若い青年諸君の活躍と成果でありました。思うに昭和経済会の77年の歴史の人脈と、活動の知的蓄積の財産は貴重であり、他の追随を許さぬものであります。先達と会員各位の弛まぬ努力によって得た磐石の基礎にたって、若い諸君たちの参加によるエネルギーの発揚は、これからの日本の発展にとって重要且つ不可欠の要素と確信するものです。

     監督官庁の財務省文書課へ提出された総会の模様については、別紙お「届け」にいみじく報告されておりますが、先にも述べましたとおり、その次第についても総会翌日の3月25日の理事長室のモームページに発表されております。ちなみに役員の改選に伴い、新たに強力な布陣を以て将来の活動に向けたところであります。特色は推薦と選挙によって有能な若手経営者が選出されて、更に優秀な人材の登用が実現されたことであります。これを機に創立の理念を更に高く掲げて時代の先鞭をつけて、目標と使命を内外に実現すべく、時代の潮流に向って国威発揚と、更には世界の平和と、秩序と、発展を期して活動していく所存であります。 
      願わくば多くの市民が、企業経営者が、更には有識者がこぞって当会の活動にご賛同いただき、ご参加されますことを期待しております。         5月10日

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         若者が活動の場をもて才能と創意発揮の道を行くべし


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  不可解な原発処理

+ 最大の国家存亡の危機に立ち原発事故のいまだ決せず

    私は計らずも4月3日のホームページに次の歌を詠んで、原子炉の爆発と溶融の結果、膨大な地球汚染の恐ろしさを予告しております。
 
      + 恐るべし炉心溶融のメルトダウン悪夢に汗をかきて目覚めり

  今さら論じたところとで仕方ない、批判したところで始まらない,とにかく放射性物質の漏出、拡散を防ぐことに全力を傾注することですが、二ヶ月が経ってもいまだに止めることができないでおります。これに関する限り、状況の進展は四面楚歌と云っても過言ではありません。しかも炉心溶融が地震発生の数時間後に始まっていたことが今になって分かったということで、東電の信頼性が益々なくなってきている感じです。
  事故に関する情報提供は曖昧で、「住民の健康に重大な影響はない」という前置きと結果で、相変わらず放射性物質の新たな情報だけが、異常な数値だけが頻繁に発表されています。放射能は確実に我が国土と、上空と、海に広がっています。影響するところは大で、人体と生命に不安な毎日でありますが、いち早く逃げた在日中の外国人や観光客のように、逃げる術もなく、日本国民は次第に高まる危険性のなかに置かれたままであります。東電や、原子力安全保安委員会や、政府など、勿体付けて発表することも二転三転の有様で、儀式的であり、何処まで信用していいのか実際のところ分かりません。放射線物質の漏出が止まらない限り、刻一刻と汚染の規模は拡大するばかりでしょう。不安は募るばかりであります。
第一原発の建屋が物凄い規模で破壊された時、燃料棒が熔融につながる可能性、信憑性のあることをほのめかしておりましたが、現実の問題となっておりました。私が判断したことを、そのままここで書いたりするわけにはいきません。人びとを扇動して必要以上の不安に貶めたりすることにもなりかねません。しかしながら昨日の東電の発表によると何と巨大地震と、巨大津波の発生した五時間後には、原子炉の燃料棒の熔融が始まって、原子炉の底にたまっていたということです。底に穴が開いて大量の高濃度の放射線水が漏出していたということです。東電は二ヵ月後の昨日に至ってこれを確認したということであります。なんと言うお粗末な話でしょうか。あきれて物が言えません。国民の怒りは心頭に達していても、泣く子と地頭には勝てぬとは、腹立たしい限りですがどうしようもありません。
    八十八夜をすぎた時、静岡の新茶に放射能汚染が確認されて出荷自粛の措置がとられました。三段の名瀑で知られる袋田でも、農家の栽培するほうれん草に基準値を越すほうれん草が見つかって、出荷自粛を要請されたそうです。茶摘の歌は私たちが小さいころに、誇りと憧憬をこめて歌ったうたです。「夏も近ずく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る、あれに見ゆるは茶摘じゃないか、赤ねたすきに菅の笠」と、その昔、童謡、小学唱歌で口ずさんだ心のふるさと、日本の原風景であります。得体の知れない放射能が、新茶に測定される事態となりました。拙宅で作る菜園も、もはや放射能に汚染されているかもしれません。自分の畑だけは大丈夫だなんて奇想天外なことは云えなくなりました。
    今年、大豊作のほうれん草ですが、「良く洗ってからにしないと 」と冗談に云っていたことが、本当になってしまいました。毎日の生活が放射能汚染にかかるとは、まことに恐ろしい現実になりました。放射能が東京にも少しぐらいは降ってくるだろうと考えてはいましたが、これが現実になってみると、流石に驚きであります。
    毎日、原発事故と放射能汚染のことばかりが頭にあって、だんだんと慣れてきてしまいましたが、しかしながら目に見えない魔物だけに、得体がつかめないだけに不安が増幅されてきています。この不安の怒りをどこにぶつけようにも、国民には為す術をしりません。かわからないままのイライラした毎日の生活であります。            5月17日


       
                  *
      浜岡の原発基地は中電の稼動中止を受けてよしなり
      おほなゐの再び来なば浜岡の原発基地の破壊あらたに
      浜岡の基地の被災は甚大に日本沈没は回避しがたき
      浜岡の原発中止に英断の中電社長の人となりしや
      この先の基地の破壊の亡霊にうなされる夜の無きは安しも
      東電が隠せる事実の数々に陰湿企業の内部あばかる
      金儲けし過ぎの企業東電の怠惰にすぎて何も成しえじ
      放射性物質の汚染にむとんちゃく次第になりしこの国の民
      放射性物質汚染にあきらめて打つ手のいまだなきは悲しき
      セシウムの土壌をはがし子供らを遊ばせるてふ原始療法
      静岡の新茶のかほりも放射能汚染にあひてさびはてにけり
被災地の初夏の緑の道行きに神を讃ふる歌の聞こゑく
      聖霊のささやきと聞く五月雨の花咲く野べに舞ひておりくる
      ててははを失ひはらからと別れきて少女がひとり立ちて生きゆく 
      原発にかかる経費は享受する利益を凌ぐことを学べり
      原発にかかる経費の安きゆへこの思惑に傾斜する世は
      安全の基準をおきても危険なり安全が通じぬこの世界ゆへ
      人間の贅をつくして限りなしいずれ破綻の道をおちゆく
      天つちを創り給へる神なれど取り壊したまふこともありけり
      天災と人災の見事に重なりて見事に演ず原発の危機
      このくにに原発の危機を知りえずに経済利益のみを追ふひと
      原発の専門知識を持てる人無きゆゑ全て試行錯誤に
      国難のなかに国民を省みず政争に明け極む醜態
      国民の所在を無視し国難のなかを政争にあける政治家
      幾万の被曝者を見よ被災地のセシウムの雲空を覆ひて
艱難と辛苦に耐へてこの国を今建てなほす時と定めん
      セシウムのなかを耕す農民の笠に激しく雨の降りけり
      庭畑の自家栽培の野菜にもストロンチウムの帯びておるかも
      庭はたの土をおこして妻と植ふ苗いとほしく思ひけるかな
      ぽつりぽつ降りたつ雨に無意識にセシウム避けて家に入りしも
      放射能汚染のもとに生きる術この先如何にあらむ覚へし
      中古車の不足に走るディラーの稼ぎの時を得てもたくまし
      東北に新たな都市を打ちたてん海やまにあふ豊かなる地に
      何時までも自粛の末に復興の息吹も得では元も子もなし
      生活のさまを改め新しき世にふさはしき枠を築かん
      省エネに励むこのごろの生活に馴染みて原発基地の要なし
      原発に頼らずさらに新しき熱のはじめを求めいく良し
      難民を救ふ手立ては景気付け祭囃子で村を興せん
      月の夜の祭囃子に躍り出て皆若者に奮い立つなり
      陣太鼓鳴らす若者に腕を上て足踏みをする年老ひしひと
      乳飲み子を抱へて踊る若き母被災に負けず起きるすがたよ
      捨てられし家畜を求めふるさとへ涙ながらに寄り添ひにけり
      子供らの遊びを奪ふ放射性物質の飛散に怒るててはは
      原発の事故の汚染に物心の苦しみに耐へすぐるこの日も
      主とともに歩むわが身に惑ひなし自信に満ちてことにあたらむ
      十字架の主をあほぎみて東北の被災のひとの先を祈れり
      原発の事故はこの国に止まらず境なく行く放射能の輪よ
      原発の事故に生きとし生けるものこのまま全て死に絶へてけり
      被災地に国会を移して議論せよ苦渋の難民の救ふべきなり
      この世にて今拡散す放射能、テロの悲惨の被害及べり
電力を安く供して安全と原発神話の崩れ墜ちけり
      事故ののち燃料棒の溶解すメルトダウンを知らぬばか者
      原発の国策を無為に推進す先を見越せぬ政治やの今
      あたふたと今しも事を収めえで罪を重ねる上に立つ人
 連綿と祖先が築くこの国を愚か者らが今つぶしける
      東北に生活基盤をおく友のあまたにをりて心ゆれをり
      原発のまさか事故などあらざると学者政治家の民をだませり
      この国の民はいづくに原発の被害を避けていくを知らずや
      原発の事故の被害を避けて去る今よそものの海をわたりて
      有能の政治家もをるこの国にそれを信じて先を行くべし
      新しき時代を目指し立ち上がれ若き学徒よ勤労者たちよ
      精鋭の若き諸君よ立ち上がれ霞ヶ関にあかときの風
原爆の一千倍もの放射能広島を越へ日本各地に   
      この国の先を思ひて苦吟する経済評論家の声を聞くなり
      副島のこと気にかかり論客の汝が云ひわけを聞かぬ者ども
      今の世に稀なるひとのありしなば君副島の思ひたけきも
      原発の事故の対応を誤りて杜撰に怒る副島大兄
      この国の先を憂ひて苦吟して疲れを覚ゆと副島大兄
      新しき世に新しき杯に新しき酒酌みて船出す
      荒波を越えて沖へと船出せむ七色の虹空にかかれり
      志高くかかげて若者よ新しき世に踊り出でばや
      われもまた君らに伍して進まんと苦難を越えて跳び行かんかな
      艱難と痛みに耐へてこの国を再び希望の星となさしむ
      失敗と犠牲を超えて逆境にあるこの国を神よ救へや
      キリストもほとけもなべてうつしよのひとをすくひていやしたまへり
      十字架の張りつけに立つキリストの愚民の罪を背負ひ逝きしも
      キリストの愛を授かり罪深きわれらもつとに生きていきしに
      三日のち死ゆよみがへるキリストのとはの命をいみじくも得て
      今もなほあまたのひとのなきがらの海の底べにありて悲しき
      世のひとの奢りたかぶる営みの道をとざして神の立ちます
      悲しみの被災に痛む日々にしてなほ解けぬ日の今にいたりぬ
      被災地を激しく見舞ふこのごろの梅雨と思ひてこころ重しも
      荒波を越えて沖へと船出せむあしたのあさの輝きのなか
      主とあゆむ道に憂ひと惑ひなき希望に喜びあふる日々なり
      貪欲の偶像礼拝と指摘せり聖書がいみじく諭したまへり
      みちのくにただひとり立つ道祖神引き波のあと荒れし野辺なり
      名も知らぬ寺のほとけに花そへてみ霊安けく祈りきてこし
      おほなゐの窺ひしれずうちしめる青うなばらのしづこころなき
春日野の大寺に座し天たらすほとけが我を見守り給ふ
      国難に曙近し兆しとも富士の高嶺に映ゆる朝の陽
      新しき国をば創る気概にて奮い起こして若者よ起て
      国難に臨み力を発揮していざ獅子奮迅の若者よ起て
そもそもが地震火山の上なるに原発基地のかなふあたはず
原子炉の基地の破壊に放射能口に出さねどわれおびえけり
      火山国、地震国のこの国に原発基地の危険知るべし
      経済の発展と栄えの享受より人の命のあればこそなり

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この月もケセラケセラで過ごしきて何事もなくこれを良しとす
    何事もなく無事息災を喜びて争いもなく過ぎしこの月
    大震災、大災害をうけてなほ復興一途に燃ゆる国たみ
    経済の落ちこみあるも速やかに回復に向く民の努力に
    定めとは云へ情けなしこの年に恐怖の生死の海に生きんは
    これほどの恐怖の世界をもたらして性懲りもなく烏合の衆よ
    あじさゐのここにも咲きてしみじみと気仙沼の旅そぞろ身にしむ        
    災害を史上最大と認識しさは株式の暴落のなきは
    新しき技術と業に取り組みて資本をそそぎ道を拓かん
    塩害に苦しむ農家に大規模の農地造成を一気呵成に
    三陸の豊かな漁場を住処とす漁民に広き海を与へん
    
    
   原発基地の破壊と復旧は依然として改善を見ぬままに、早や八十日がすぎようとしています。その間、基地から漏出する放射線物質は少なくなるどころか、小康状態とはいえ徐々に範囲を広げつつあることが以て気がかりであります。この先新たな劣悪な状態を惹起せしめないよう細心、最大の努力が払われていくよう願いたいところであります。
   福島原発事故で今後の原子力政策が大きく軌道修正されることは確実であります。否、原発基地の存在が、我が国にとって懸念すべき最大の元凶であることが漸く認識されるようになりました。今までは原発反対と言うと極めて限られた人たちの偏向的思想と白眼視されがちでありましたが、いまや見識は大きく転換されました。新規の原発基地の建設は絶望的といっていいかもしれません。原発反対の機運が世界的に大きなうねりとなってきました。先進国の日本で起きた福島原発の惨状とその後の苦悩を見れば言わずもがなであります。今ある基地を如何に事故なく運転して、あらゆる障害に対して防御体制を敷くかにかかってきました。
    被災地を外から見ている私たちは、被災地の人たちのことを百パーセント理解することは出来てもその苦しみの実感は実際にしておりません。援助、救済をするといっても限度があり被災地の人たちの悲しみや苦しみを解消することは出来ません。私たちはここで大いに反省してせめてもの償いとしてこれからの世代の人たちにいかにあるべきかを教えとして残していくことではないでしょうか。いままでの考え方や価値観を変えていくことでしょう。そのことのために大きな犠牲を払ってきたことになりますが、同時に毎日の節電奨励によって今までの節操のない滅茶苦茶な生活から、普通の意識を以て、正しい生活に戻ったのではないでしょうか。世の中が大きく変化していって、そこから新たな発見をしている人はたくさんいます。前進的発想の転換であり、新たな分野の開拓であり、新たな喜びの発見であります。
   原発の安全性を確保するといっても、それを保証する手立てはありません。むしろ一発事故を起こせば、万事休すであります。その一発の是非にかけて一か八かで臨むほど、それ程原発が決定的な価値があるとも、説得力があるとも思えません。他に努力して為すべき方策が沢山あります。それにかけていくべきでしょう。発展する経済社会にとって電気の消費は不可欠な問題ですが、そのための原発は麻薬みたいな魅惑に映るのかもしれません。麻薬依存症の経済社会から脱却して、投機的、堕落的体質から、経済の健全な仕組みを打ち立てていかなければ、将来の展望はなきに等しいといわなければなりません。何時までも試行錯誤は許されません。 それはわが国だけの問題ではありません。国際的な状況の展開でもあります。世界の人たちがそのことに気が付くことが大事であります。大きな勇気と決断が必要でしょう。 5月31日   

平成23年5月2日

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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