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社団法人昭和経済会

理事長室より
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理事長室より

Vol.11-03 ニュージーランドの地震. 巨大地震、巨大津波東北三陸沿岸に発生

              

                 ニュージーランドの地震

     二月二十二日、マグニチュード8の地震に襲われたニュージーランドで、渡航滞在で勉強中の日本人学生二十八名が生き埋めとなって、悲惨な状況を体験しています。発生後七十二時間をすぎてしまった今も、クライスト・チャーチの崩壊現場では、昼夜敢行の必死の救出作業が続けられています。瓦礫の下では、二十八名の学生諸君が生き埋めのまま、救出の手を待っています。悲しい哉、生存の有無が確認できないままですが、救出活動を通じて一人でも多く学生諸君が救出されることを祈る毎日であります。    
     震源地の浅い直下型地震は、市街の多くの建物を倒壊し、がれきの下に多くの人たちが生存しているはずです。一刻も早く、一人でも多くの人たちを救おうと、救出隊が夜を徹しての救出活動を行っていますが、その後の余震もあり、周囲には倒壊の危険の建物も多く、二次災害の発生が捜索活動をはばんでもいます。
     被災に遭っている多くの人たちの救済はもちろんのことであります。緊急事態の発生に、政府は緊急対策室を内閣に設置して素早く対応し、現地に国際緊急援助隊を派遣し、被災者の救済と、被災地に緊急物資を届けています。
     人の命は何よりもまして大切であります。夢と希望に燃えて、将来を担う学生諸君の命こそ国の宝であり、全力を挙げて救出しなければなりません。勉学に励んで、若き学生時代を充実して努力してきた学生諸君の前途をとざしてはなりません。救出すべき時間は刻一刻と迫ってきております。救出に奮闘されている人たちの安全を願い、最大の成果を上げていただくよう切にお願いいたします。苛立ちを隠しえませんが、目下は神に祈るばかりの毎日であります。   3月1日


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      三月三日の報道によると、クライストチャーチのビル倒壊で生き埋めになって安否が気遣かれている日本人学生の生存が絶望的になったとして、懸命の救出活動が中止されることになリました。まことに悲しむべき残念な結果となってしまいました。現地に赴いた家族たちは、その悲報に憔悴しきって帰国する人もあって、悲惨な情景が目に浮かんできます。懸命の救出活動と、助かって欲しいと云う心からの祈りも虚しく終ってしまった今、亡くなってしまった若い学生諸君の冥福をひたすら祈るばかりです。
      震度の浅い強烈な地震だったとはいえ、こうした惨状をもたらしてしまった原因についてはこれから詳しく調査が行われることでしょう。問題は建物の耐震性です。昨年九月にも襲った地震のときに、この建物について色々な欠陥が指摘されていたようであります。にもかかわらず、こうした惨状を招いたことは、人為的なものとして、責任を怠ったものとして、行政もそうでしょうが,建物の管理責任者、建物の所有者に対しても法的追求の対象にもなるのではないでしょうか。各面からの慎重な調査が待たれてきます。  
      同時に、今回の語学留学とか、研修留学を斡旋した旅行業者に対しても、滞在先の調査が万全を期していたかといった問題についても当然調査の関心が出てくるはずです。 いずれにしてもこれからは、色々なときに色々な形で海外に出かける機会がどんどん増してくる時代です。こうした問題が起きて、外国に滞在する人たちが、貴重な生命財産に甚大な犠牲をもたらすことがないように、各面からの安全対策に心がけなければなりません。 三月四日。 


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中国の全人代の開催

三寒四温の激しさが続いています。今朝は拙宅の庭の梅の花に雪が降り積もって、昨日の暖かい陽気とは打って変わった景色になっております。陽気の変化と同じように、このところ世の中の動きも慌しく、目まぐるしい変化にさらされていますが、内外共に不測の事態に備えて万端怠ることのないように日頃の注意が大いに必要なことと感じます。又、取りようによっては、こうした時こそ心身の鍛錬が試されるのと同じように、経済の動きに対処して攻撃を仕掛けて出動する絶好のチャンスと受け止めることが出来るのではないでしょうか。
政治の世界では一寸先は闇とはよく言われる言葉ですが、見通しの難しさは、政治の世界に限ったことではありません。私たちは不測の事態に備えておく必要が、何時のときにも、何処に居るときにも必要なことであります。そして己れ自身の足もとを堅個なものとしておくべきでしょう。同時に変化と混乱のときこそチャンス到来と志向し、決断して実行する好機かもしれません。シュンペターの創造的破壊ではありませんが、運だめし、度胸だめしで、破壊されたあとの創造の世界に挑戦することの期待とよろこびこそ進歩、発展の道が切り拓かれていくのではないでしょうか。
チュニジアで発生したジャスミンの改革では民衆の蜂起が長年の王制政治を切り崩して自由と民主主義を持って国の建設に立ち上がりましたが、中東の各地でで吹き荒れている独裁政治、王制政権に対して、今、民衆の反体制運動が鎖状的に広がっていますが、早晩正しい状態に収斂していくのではないでしょうか。リビアでは、特異な性格と体制維持を以て、カダフィがデモ隊を、自国民を無差別に攻撃していますが、あの面相は今世紀に生存する強権、恐怖政治の象徴的なもので、かってのナチスのヒットラーに脇座して憚らぬ様相と貫禄であります。三文役者としては興味尽きませんが、その下で幾千、幾万の民衆が悪魔の手にかかって虐殺の犠牲になっていることを思えば、一刻も早くこの気狂い爺をこの世から追放しなければ、更なる地獄絵図を見せ付けられることになります。気狂いに刃物、気狂いに大砲、気狂いに爆弾であります。弾圧のためには手段を選ばない無法者であります。国連の安全保障理事会で拒否権を持つ五大国が、一致してその挙に出れば、世界は平和を維持することが出来るのですが、中・ロが足並みを揃えようとせずに居ます。中国が良識ある態度に出ることが、のちに云う全人大のコメントの期待に繋がっていく気が致します。五大国が一致してカダフィの暴挙に立ち向えば、朝飯前の解決になってしまうでしょう。五大国が合意して無人偵察機でカダフィを捕まえ、狙い撃ちすればいいのです。さすれば、政府側も、反政府側もありません。カダフィの暴虐振りが、無数の市民を死に追い込んでいる実態を、私はインターネットの寸時の情報で捉え憤怒を覚えているのです。


注目の中国の第十一期の全人代が、昨日五日、北京の人民大会堂で開かれました。全国人民代表会議は、日本の国会に相当する謂わば国の最高意志の決議機関です。中国全土から約三〇〇〇人の代表者が一堂に会し十日間にわたって検討審議されます。
大会では冒頭、温家宝首相の政府活動報告が行われました。そして中国政府が二〇一一年からの第十二次五ヶ年計画を実施することとしました。その中で経済成長率の目標を、年率七%前後を目標とし、前年度の七・五%から〇・五%引き下げました。成長優先の経済政策から、安定成長路線への転換を表明したものです。
大きく経済発展を遂げて進んでいる今の中国にとって重要な課題は、蔓延する国民の所得格差をいかに解消していくかであります。適正な所得分配を円滑に行っていくことは、多くの国民の不満解消に繋がって、中国の持続的な経済発展の要件でもあります。報告では同時進行的に社会保障の充実に配慮したものとなっていることは、専ら低所得者救済の第一歩であり、画期的であります。
通常思考されるところですが、中国の経済発展は驚異的で、目を見張るばかりであります。市場の競争原理が猛烈に働いていて、地域隔差、所得隔差が顕著になってきています。大都市に抬頭する富裕層に支えられた市場原理が、これ程大きく作用している例は、近来にありません。不動産バブルが潜在化していますが、当局の巧みな金融政策で崩れる気配はありません。
同時にバブル経済の様相が収斂しようとすると、そこで弾けることなく、その余力を一方で奥深い経済が吸収していくというダイナミズムが大胆に働いていく工程を内在しています。十三億とも言われている中国の人たちの生活水準と、雇用をまかなって行くには、それをささえる経済の更なる創造性が発揮されていくことでしょう。国の外に向けてきた経済から、国内に向けた経済政策に矛先を変えて、国内の経済構造の改革を更に進めていく舵取りをとったことは賢明な選択であります。市場拡大が持続的に担保されていることにもなります。それが一方で世界経済を索引する良好な兆候とみるべきであります。
     そのためにも経済の安定的成長と、民主化への努力を払った安定的社会構造を望むところです。温家宝の冒頭の政治活動報告は、自信に満ちた内容となって、これからの中国経済の更なる発展と民主化への大きな足がかりとなっていくことを期待して止みません。中国も例外ではなく、基本精神は国内外の状況を直視して、自由主義と、民主主義、平和主義が、繁栄と発展の原動力でならなければならないことは申すまでもありません。        三月七日。

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  東北 三陸沖の巨大地震の発生
    
      昨日3月11日午後2時47分三陸沖を震源地とする震度8.8の巨大地震が発生、本邦東日本を襲いました。あとに続いて発生した巨大津波は高さ10メートルにも及ぶもので、多くの犠牲者を出して被災地は恐怖と戦慄の状況となっています。犠牲者を最小限度に留めるべく国を挙げて懸命の救出、救助作戦を展開すべきであります。一説によると犠牲者は1000名以上とも言われておりますが、死者、行方不明者は2000、3000人以上にも及ぶのではないかと、自然災害の非情、残酷さを目の当たりにして慄然たる思いであります。状況を見る限り、更に悲惨な凄惨な数字になるのではいかと心配であります。地震発生後17時間を経過していますが、その間も余震が絶えず、さらに予期せぬ深刻な事態に備えて十分な警戒と注意が必要であります。
       私は昨日、多忙のため遅い昼食を取るべく銀座の外濠通りを渡って、有楽町のインズ・ONEの喫茶店で軽くトーストを注文して食べながら、商用先のA君と携帯電話をしていたときに大きなゆれに遭遇しました。「これは大きいねと」会話を交わしていましたが、次第にゆれが増幅して、一向に止みそうもありません。「携帯をきりましょう」と云ってあたりを見回すと、あわてて外に出て行く人たちで、広い外濠通りは、またたく間に群集で埋め尽くされて、大地のゆれと、高いビル群の揺れ動いているさまを、どうしようもないといった困惑と恐怖の表情で見つめています。私も街路の植え込みのなかに立つ一本の街灯のポールを掴みながら、群集の動きに合わせているしかありませんでした。向き合った「実業の日本」の本社の十一階建てのビルがゆっくりと左右に揺れ動いており、隣りのビルと合わせて今にも倒れてくるような圧迫と恐怖の念に襲われていました。
     外濠通りには東映本社、プランタン、実業之日本、わが会のある城辺橋ビル、商工中金本店、富士屋ホテル等の建物が並び建ち、銀座界隈の中心地です。こうした大都会が大きく揺れているさまは、何ともいえない不気味さであります。収まったかと思うと余震が続いてきて再び動き始めます。このままいつまでも続きっぱなしで収まることがなく、この世が破滅してしまうのではないかといった不安と恐怖に襲われながら、なす術もなく呆然と立ちすくむばかりであります。つい先ごろまで長蛇の列だった客待ちのタクシーが、いつの間にか姿を消しました。交通機関は一切動かず、電話も一切通じず、正に孤立状態であります。直ぐ近くに、城辺橋ビルに近ずくと、職員がビルの外に出ていて、「中は危険だから入らないほうがいいです」、と言うので再びもとにいた喫茶店に行って事態が落ち着くまで待つことにしました。
      全く動きの取れなくなってしまった私は、この夜は富士屋ホテルで夜を明かすことになりましたが、同様の人たちも沢山詰め掛けており、ホテル側は一階、二階、三階のスペースを避難してきた人たちに開放してくれました。およそ三、四百人ほどの人たちに席を設けたりしてくれましたが、皆静粛に、秩序を以て、ホールに入れない人は、階段に寝る人、フロアにじかに寝転ぶ人などで、お互いに助け合いながら、一時の避難場所として使わせてもらっていました。私は夕食を二階のレストラン、ウィステリアで済ませながら閉店まで居坐って、あとは皆に合流して夜を明かしました。休みなく報道されるテレビ・スクリーンの地震、津波情報に釘付けになっていましたが、その惨劇の状況に愕然として、胸が締め付けられる思いでした。仮眠もそこそこにして漸くあたりが明るくなってきたことで一応の安堵にしたっていました。被災地の惨状は言語に絶し、なお暗澹たる気持ちです。一刻も早く救援の手をさしのべなければと思うと、気持ちはあせり、昂ぶるばかりです。一夜の孤立から解放されたのは、翌朝の6時でした。携帯電話が通じてようやく妻と連絡が取れました。何事もなく無事でいたことを知り、私はそのままオフィスに向いました。
    各地に、特に震源地に近い東北の三陸地方に多くの犠牲者が出たのではないか、テレビで見た厳しい被災地の事を案じながら、部屋のがたつきを整え掃除をして机に向かい、こうして私のブログを打っているところです。時折建物が揺れて気味の悪さを感じています。自然現象と災害の恐ろしさを身に感じながら、この先の更なる災害の起こらぬことを祈るばかりです。幸い地下鉄も徐々に動き始めた由です。支度をして正午には帰宅できるかと思っているところです。このビルは老朽化が進んでいるので、7階、9階のゆれは他よりも激しいようです。
    願わくば、この最悪、悲惨な被害が、恐るべき犠牲者の数がこの先増えることのないよう祈るばかりです。さらに、二次災害や三次災害と、連鎖の起きないこと、そして、この国難を克服すべく、国民が今や一致団結して戦っていかねばなりません。神よ、悲劇に直面する我々が民を救ひ給え。               3月12日  午前11時30分

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原発事故深刻な事態に

      更なる緊急事態の発生であります 本日15日正午あたりのニュースによると、東京電力福島原発基地の原子炉から破損によって放射性物質が周辺に飛散し、横浜上空に通常の10倍の放射能が感知されたとの事であります。巨大地震発生後、私が最初に危惧した事態が、現実のものとなってしまいました。つまり、大きな自然災害は人知、人力ではではどうすることも出来ない無力なことをまざまざと見せ付けられたことですが、不運にも日本は危機的状況に遭遇してしました。原発事故の修復に手間取れば、この先如何なる事態が発生しないとも限りません。横浜上空で放射性物質が測定されたという事態は、更なる地上での拡散が想定されます。既に相当の地域に拡散されているかもしれません。人体に及ぶことは勿論ですが、地上のすべてが汚染されることになればことは重大であります。
      大自然の力の前では、どうしようもないとは言いながら、原発事故の対応については人災としか思えない点が多々あります。断定してもいいくらいであります。例えば炉内の燃料棒の冷却装置のために設置してあるポンプ七台のうち、稼動したのがたった一台と言う話であります。これは一例にすぎません。すべては後手後手に廻って、日頃の訓練の成果を発揮するどころではありません。情報開示の遅れもあって国民は不安の極ですが、職責を忘れた関係者を初め、経営陣、職員の、普段の怠慢が露呈された、最低の管理、経営振りであります。
     一瞥しても、多大な国力を喪失した国民は、不幸にして、長期に及ぶ慎重な観察と行動の状態に入ってきました。こうしたときは、狼狽せず、できる限り冷静な思索と態度と行動が肝要であります。多くの我々の友人を失った今回の大災難で、悲しみの上になお、原発事故で甚大な不安と恐怖をこの先さらされないとも限りません。しかし、未曾有の国難に対処していかねばなりません。
私は職務上、巨大地震発生以来、会員各位に連絡を試みておりますが、通信が不能で困惑しております。さらには又、電力不足から計画停電が実施されております。地域によって格差がありますが、こうしたところから早く復帰して,秩序回復に努力して貰いたいと思います。産業経済に及ぼす影響は甚大で、災害は今や国の存亡をかけたものであります。目に見えずに襲ってきて原子炉の炉心破壊によって飛散する放射性物質の恐怖は、更なるものがあります。直接、国民の健康と人命に及ぶ危険なものです。
    今日は市場の立会い二日目ですが、日本経済の長期的観点から状況を不安視、悲観視する多くの投資家の、絶望的処分売りが株式市場に殺到し、昨日に引き続き急落して、全銘柄にわたりストップ安を演じる始末です。 超激震が日本列島を走り、暫くは暗中模索の、暗澹たる様相は避けられません。我々はこの試練に耐えて、先の秩序回復に心してゆかねばなりません。
     国民一人ひとりの安全と、懸命な活躍、そして政府、行政の適切な判断と行動を切に要望します。
   当会では、各地におられる会員諸兄の連絡を密に対処しております。                                      3月15日


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        会員 各位殿
会員各位の安全と安泰を祈って止みません。  理事長  佐々木誠吾  事務局
 
  東北関東を襲った巨大地震と、巨大津波の被害は甚大であります。
当会は、地震発生後、情報収集に努め、会員各位の安全確認に努力傾注しましたが、通信手段の不通と混乱によって、思うような活動が出来ませんでしたが、時間を追って回復、平静を取り戻し、及ばずながら懸命の活動を続けることができました。その後の各位からのご連絡にもよって安全を確認することも出来、まことに有難う御座いました。
東電の原発事故の発生は、最大の懸案事項であります。余震もあります。
尚、引き続き各位のご注意をお願いし、安全確保に努めてくださるようお願申します。
               三月十六日


アメリカ、中国、EUを始め、世界各国から支援の手が差し伸べられています。感謝のきわみであります。
  
事件発生後六日がすぎようとしております。幸い平静のうちに、世の中は秩序を取り戻しつつあります。東電では、電力不足に対応して関東地方を中心にして各地に適宜、計画停電を実施しております。国民は大所高所から冷静に、秩序を以てこれを守り協力し、全体的に混乱することなく円滑に行われています。
  今朝、自由が丘駅にいた私は、東急東横線がほぼ九十パーセントまでに回復して平常の運転を行っていることに驚き、感動しました。不安と危惧のまま、事件発生後の五日間を過ごしてきました。一時は電車の運行も止まり、間引き運転をし、この先こうした事態が何時まで続くのかと心配し、諦めと覚悟を決めていた矢先早くも正常に戻ってくれました。
  問題の解決は全て、東電とその関係者にかかっています。福島原発事故の解決に全力を傾注して、職責を全うして貰いたいと切望します。 
       三月十六日 


三月十一日午后二時四十七分、三陸沖に起きた世界最大のマグニチュード九・〇の巨大地震と発生した巨大津波は、東日本沿岸を襲い、未曾有の甚大な被害を齎らし、凄惨な被害状況は、日を追って増加しております。犠牲者の正確な把握も進まず、死者は数万人に及ぶのではないかと危惧しながら震撼とする心境です。人命の救済も困難を極めて苛立ちを覚えています。
インフラは壊滅的打撃を受け、通信、交通機関はまひ状態であります。国力をあげて救助、救援活動に専念し、一人でも多くの人命救助に、そして一致団結してこの困難を切り抜けていかねばなりません。東北地方に在住する当会の会員で未だ連絡のとれていない人たちがいます。目下は懸命の努力を払って消息を追っているところです。懸命の努力もむなしさを覚えてきます。巨大地震、巨大津波に火災の発生が追い討ちをかけています。
又、東京電力の原発基地が深刻な打撃を受け、電力供給に不足を来たす事態です。計画停電が実施されることになりました。加えて微量ながら放射線物質の飛散も検知されて、事態は深刻であります。一刻も早く改修されることを祈るばかりです。
目先、経済社会の混乱が予想されますが、困難に処し冷静沈着な行動が望まれます。
三月十七日

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リビア情勢 カダフィの暴虐

 国連安全保障理事会は三月十七日、リビアに対し飛行禁止区域を盛り込んだ決議案を賛成多数で可決しました。これを以て国際社会はリビアへの軍事力の行使を事実上容認したことになります。
 いち早く英仏政府は、リビアの反対制派に対する支援を決めています。
 リビア政府の一般市民への過酷な攻撃によって、これ以上の犠牲者を出さないためにとった人道的な支援であります。
 カダフィ政府に対して、反政府側の攻撃力はぜい弱であり、カダフィ大佐の圧倒的軍事力の行使で、窮地に立たされています。独裁強権政治に対して蜂起した市民の反政府の陣営です。その劣勢によって万が一にも降服するような事態になれば、復讐に向けてカダフィ側の大量虐殺に及ぶのは目に見えています。デモに立ち上った市民と反政府側は、その時の虐殺にあうことを覚悟の上、身を賭して戦っています。
 イラク、アフガニスタンで手が一杯のアメリカが、理事会の決議案にやっと重い腰をあげました。しかし、軍事介入はしないと明言しています。今オバマ政権にとって、リビアに軍事介入を積極的に行うには、あまりにも負担が加重になって、ただでさえ困窮の財政赤字に拍車をかける結果ともありかねません。アフガニスタンの二の舞は避けたいところです。しかし人道的見地に立てば、カダフィの暴虐振りを看過しているわけにもいかず、ジレンマに立っているところです。
親衛隊をそばに置き、外国人の傭兵を使い、圧倒的な武器を使って、反政府側はもとより、一般市民までを無差別に手当たり次第粛清せよと命令する狂犬カダフィを許せば、悲惨な大虐殺は火を見るよりも明らかです。暴言を吐いて憚らず、暴行の限りをつくすチンピラやくざ同様、全く手が付けらない輩ですが、暴虐のカダフィ、これを許すようなことがあっては、国連の権威は地に落ちたも同然の結果になってしまいます。賢明な国連の意志と行動が、世界の安全と正義と平和を約束してくれる唯一の手立てであることを我々は知っております。行動に対して、常に希望と期待を以て心から支持しています。
三月十八日

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大震災と東電の原発事故

東北関東大震災の被害が甚大です。
巨大地震はマグニチュード九・〇に訂正されて、地震の大きさを改めて浮き彫りにしています。テレビに映る凄惨な状況を見ながら、恐怖に襲われる思いで幾度も、その後に発生した巨大津波が陸地を襲って来る恐怖の光景が目に焼きついて離れません。多くの犠牲者を出してしまった悲劇に胸が裂かれています。被災者の救援に今、国民が一体となって当っています。被災地では多くの犠牲者を出し、行方不明者を合わせると悲しむべき数字にのぼってきています。
又、東電の原発基地に重大事故が発生し、憂慮すべき事態に私たちは直面しています。爆発と燃料棒の燃焼による高熱で、放射性物質の飛散が測定され、新たな恐怖に国民は脅えています。原発事故の修復に作業員はじめ勇敢な自衛隊、消防隊らが危険地域に入り身を賭して日夜懸命な作業を行っています。果敢な修復作業の結果、事故発生後十二日にして燃料棒を始め、原子炉の冷却装置を稼動させる電源の設置と接合に成功し、中央管制室に電燈が灯りました。制御不能だった原発基地に、希望の光があたり、恐怖の日本の救出がともされました。
冷静に考えると、この東電の原発事故は、予想外でなく想定内の自然災害であり、思うに人災であります。原発基地の万が一の危険性は、熟知されていることであり、現場の状況と修復の推移を見ても後手後手に回っていて、焦燥感にさいなまれていたのは、私だけではないと思います。
後遺症は長く大きく及ぶものです。被爆している茨城産ほうれん草が出荷停止に追い込まれました。放射線被害の初歩的段階の報告ですが、こうした実害が広範囲に及んでくる事態は深刻であります。風評被害が加わって加速されてくると、経済的打撃は計り知れません。
原子力発電の運行が進路を断たれた現在、計画停電は避けられませんが、それが及ぼす影響が全産業に及んで、日本の経済活動に大きく支障をきたし、国内経済の停滞はもとより国際経済における 日本の地位にも大きく影響を及ぼしてくる事態にもなります。壊滅的な打撃を受けて原発基地については廃炉は避けられず、東電の原発の復活は絶望的と見て、更には原発の見直しも視野に入れた産業構造の転換に注目していかなければなりません。
     そして東電の杜撰な管理と統治能力は拙劣であり、情報開示もいい加減のそしりを免れません。発表の信憑性すら疑ってしまいます。強力な強権を以て事態の解決に臨まないととんだことになりかねません。基地の壊滅状態を見るとき、そして周辺住民の被害甚大さを考えると、これらに対応する能力なしと見なければなりません。もはや一企業として問題を解決して行くには余りにも荷が重過ぎます。混乱を回避するためにも国の管理において、国民の税金を以て迅速に対応、解決していかなければならないでしょう。国の管理下において経済的な解決を図っていくことが懸命な措置であります。
     原発にたよったエネルギー政策は大幅な見直しが必要であります。これからは新たな視野に立って、産業の根幹をなすエネルギー政策の大幅な見直しを図って新路の開拓をはかり、技術立国にふさわしいエネルギーの新産業の構築をくまなく広く行き渡らせて行くことが必要であります。国の改造計画を念頭に置いた新経済政策の起爆剤として、これを絶好の経済社会の転換として活用し以て国民の意識改革を図ることが急務であります。
世界が、日本の行く方を固唾を呑んで見守っています。
三月二十四日。

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大震災とその後の東電福島第一原子炉の事故により、ただならぬ被災状況が刻一刻と伝えられて影響の重大さが国運を左右する事態に遭遇していますが、こうした時こそ沈思黙考、冷静に対処すべきものと痛感し、各位に促す次第であります。第一原子炉から放射線物質が漏れ出してこれが周辺の土壌汚染と海水汚染に拡大されていくことは最も憂慮すべき事態でありますが、とりわけ空中飛散がの動向に最大の注意を払うべきであります。
     緊急避難区域が30キロに制定され、避難民の多くが周辺の安全地帯に移動すると云う緊迫した状況です。放射能飛散で東電の原発基地の改善も遅々として進まず、こう着状態が続いています。懸命な作業員の安全と活躍を祈っております。自衛隊、警察、消防隊の懸命の救出活動が日夜兼行でなされています。各位の安全を祈っております。
    死者、行方不明者が次第に明らかになってきておりますが、むなしいかな、多くの人の安否が心配なところであります。国民が一丸となって被災地での救済、救援活動に心をいたし、危機に備えた日本の底力と意気を示してがんばっていかねばなりません。
     長期的な戦いであります。忍耐辛抱の上にも、なお艱難辛苦に耐えて再建再興に向って邁進していきましょう。無益な戦争の爆撃と原爆の洗礼を受けて、敗戦の一面焦土と化した祖国を振り返り、貧乏のどん底から這い上がってきた我々であります。贅に慣れている今の人たちに敢えてそれを強いるわけではありませんが、経済状況も生活状況も、当時と今とでは天と地との差があります。仕切りなおしと極論される人もいますが、終戦直後のように何もかもゼロから出直すわけではありません。インフラと、資本と、産業構造の蓄積があります。これらを総動員して英知をつくして対処していけば、国難に充分打ち勝っていくことが出来ます。自信を以て臨み、再生に向けて邁進して参りましょう。    犠牲者のご冥福を祈り、御霊の安きを祈ります。

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     こうした混乱のなかですが、当会の平成22年度の決算報告を骨子とした社員総会が開かれました。昭和経済会の将来を展望した躍進の指針が盛られた総会を、全会一致で決議されました。
     注目すべき点は、若い青年諸君の活躍と成果でありました。歴史と人脈と知的蓄積は、他の追随を許さぬものであります。先達と会員各位の弛まぬ努力によって得た磐石の基礎にたって、若い諸君たちの参加によるエネルギーの発揚は、これからの日本の発展にとって重要且つ不可欠の要素と確信するものです。
     総会の模様については別紙お届けにいみじく報告されておりますが、次第についてもモームページに発表されております。ちなみに役員の改選に伴い新たに強靭な布陣を以て将来の活動に向けたところであります。創立の理念を掲げ時代の先便をうち、時代の潮流に向って国威発揚と、更には世界の平和と、秩序と、発展を期して活動していく所存であります。     3月25日


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「田舎暮らし」の拠点を被災者の移転先に提供  そして義援金の募集

巨大地震、巨大津波、そして原発事故に見舞われて、日本は今、最も憂慮すべき最大の危機に直面しています。原発基地の損壊により、懸命の復旧作業にも関わらず、原子炉周辺の機器にも損壊が及んで修復はままならず、事故発生後n二週間を経過しました。人知をつくしあらゆる努力が傾注されていますが、依然として憂慮すべき状況にあります。その間にも、放射性物質が周辺に拡散し、汚染状態を引き起こしています。解決が遅れると、放置状態と変わらない状況となって、原子炉の燃料の溶融にも繋がってくる可能性もあります。深刻です。既にプルトニウムの検出が、原発内の敷地で確認されました。圧力容器が解けたりすると、底が溶けて抜けたりすると、地中に浸透して土壌汚染に繋がっていきます。それこそ恐怖のチェルノブイリのメルトダウンの再来であります。
     安全でないものに、安全を確保するなど出来ようはずがありません。リスクを覚悟の計画であり事業だとすれば、失敗したときのせきにんは限定的であるべきです。ところがこの種の災害は、被害の人命に及ぼすことであり、しかもその拡散する範囲はほぼ無限であります。規模が大きいほど全地球に及んで、地球上の生命体をほぼ絶滅する力を持っています。それ程の危険を冒してまで我々は目先の胆略的な欲望を満たそうとする無能な、理性にかけた存在なのでしょうか。
     時代の最先端を行く科学技術としてもてはやされ、自然に対する畏敬の念を抱かず、自然の力をないがしろにした人間のおごりと昂ぶりらきた因果報応のことわりで、事故発生の当初から申し上げている通り、すべては人災から来たものであります。ことの原理をわきまえず、ことの失敗は小学生でもわかる事柄であります。
     更なる予期せぬ原子炉の破壊、爆発など引き起こす事態となれば重大な結果をもたらしかねません。あらゆる専門家を登用して、事ここに至れば、運を天に任せて決死の作業を厭わずに、核の、放射線物質の拡散を食い止め、国土と人間を放射能の汚染から食い止めなければなりません。政、官、民一体となって国の存亡かけて国難に対処しなければなりません。

     汚染を逃れて福島県からは住民が大挙して県外に避難してきています。町ぐるみ移動を図る自治体もあります。村の村長は、村民の人命の安全確保のために村全体の県外避難を決心しました.
人命を奪いながら目に見えぬ外敵だけに、恐怖は募るばかりです。避難先の生活状態も安全、安心を担保しているわけではないでしょう・。しかしながら降りかかる恐怖に動かずにじっとして、死の脅迫と宣告に甘んじているわけにはいきません。村長の決死の決断に敬意を抱きました。
      受け入れ態勢も大変な仕事に関わってくることになります。私はたまたま那須塩原市の木綿畑に縁あって、昨年800坪の敷地と延べ260坪の家屋、居宅の三棟を購入しました。新幹線の那須塩原駅を下車し、優美な那須連山に向って一直線の街道を七キロほど走っていったところの、のどかな風光明媚な場所であり、昔からあった集落のある優雅な雰囲気のところであります。そうです。緑豊かなひろびろとした那須高原のど真ん中といった感じのところでしょう。都会と変らぬ公共施設、商業施設もあり、生活するには何不自由なく、勝れた環境の魅力溢れるところであります。目的は「田舎暮らし」として、都会と農村をつないで生活の一体感を多くの人たちに体験してもらうことがその目的であります。それは当会が活動の一端として進めている地方経済活性化の一部の計画であります。計画途上でありますが、地元の測量・土地家屋調査士を通じて急遽、那須塩原市に避難してくる人たちのために無償でその活用を申し出たところであります。五十人は有効に収容できると思います。「田舎暮らし」が有益に活用されることは偶然とは云いながら、本懐に思っています。

      同時に当会では、被災者、並びに被災地に少しでも役立つよう会員各位に義援金の募集をお願いしたところであります。義援金募集の委員長に会員の鈴木亮氏にお願いし、各位から芳志を募っていただくことに理事会で決定しました。依って事務局は直ちにお願い状を作成し、各位にご通知してお願いしたところであります。あなた様におかれては、義援金のお願いは日本赤十字を始め、各方面から声がかかっているに違いありません。重複することは、とてもいいことだと思っています。振込先は当会が通常使用している銀行名の口座であります。お問い合わせは当会の事務局の中村までお寄せください。 TEL 03-6820-6000です。何卒宜しくお願い申します。

3月28日

平成23年3月1日

社団法人 昭和経済会
理事長 佐々木誠吾


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